今回は、新卒3年目の私が、「THE CREATIVE ACADEMY」というThe Breakthrough Company GO主催のクリエイティブディレクター養成学校の法人向けスタンダートコースの受講費補助を会社に提案して、承認された話をしたいと思います。
このプロジェクトは、「私」個人にだけではなく、会社にとっても想像以上の学びがありました。
プロジェクトへの個人的な想いと共に、具体的にどんなことを実施しているのかをご紹介できればと思います。
会社にどうしたら承認してもらえるか
THE CREATIVE ACADEMYとは、The Breakthrough Company GOが主催しており、講師にGOの三浦さんやarcaの辻さんなどを講師として迎えている、クリエイティブディレクター養成学校です。
私はテテマーチでSNSディレクターのお仕事をしているのですが、SNSの運用だけではなく、SNSをどのように活用すれば施策の効果が出るかどうかを考案して実行する、戦略部分から任せていただけることも増えてきました。
そのため、今後クリエイティブディレクターの知識はこれからもっと必要になると考えていたし、セミナー自体が魅力的だったので、すぐに「参加したい!!」と思いました。
しかし、そこに金銭的な壁が立ちはだかりました。セミナーの受講価格は適切、むしろ豪華講師陣を考えたら安すぎるとは思いつつ、私にとっては簡単に決められる値段ではありませんでした。
「とても興味はあるけど、どうしようかな...」
そこで見つけたのが法人向けスタンダードコースです。
「もしかしたら、私と同じように金銭面で受講を諦めている社内メンバーがいるかもしれない!人数さえ集まれば、法人向けスタンダードコースへの金銭的補助が通るかもしれない!」
早速、社内で希望者を募ったところ、普段から向上心の高いメンバーが多いこともあり、なんと定員の10名はあっという間に埋まりました。
「これはいける!!」
そう確信した私は、企画書を作り始めました。まずは、このセミナーを社内メンバーと受講するべき理由として、「"良いコンテンツ"の共通認識を作りたい」というのが思い浮かびました。
▼実際の企画書から抜粋
近頃、テテマーチのメンバーが増えるに伴い、社員一人一人の知見はあるものの、クリエイティブ面での共通認識を作る難しさを感じていました。
「テテマーチさんなら信頼しているから。」と個人の指名なしで仕事を任せてくださるクライアントさんが多いなか、クリエイティブの成果が属人化されるのは避けなければなりません。そのため、"良いコンテンツ"の共通認識を作るために、このセミナーは良い機会だと考えました。
ただ、会社から補助をしてもらうには、学んだことを会社に還元する必要があると考えました。
そこで私は、
・講義後のレポート提出
・メンバーとの同時視聴、討論タイム
・全講習参加
・1回の講義につき、1名が学びを社内でLT
などとルールを設けて、少しでも受講メンバーの吸収率をあげ、更に会社へ知識を還元するようにプロジェクトを考案しました。
また、本人たちの能動的な姿勢を作るために、私はあえて申請金額を減らし、社内メンバーが半額負担でセミナーを受けるようにしました。(50万を10人で受けるため、25万が会社から補助となり、一人当たり25,000円で受けることができる)
自分がセミナーに参加したときのことを思い出すとわかりやすいですが、無料セミナーよりも有料セミナーの方がたくさん吸収しようとがんばりますよね。また、この企画に補助が出つつもお金を払って参加したいと思う、積極的なメンバーで構築すべきだと考えたからです。
一連の内容を企画書にし、申請を通すことができました。
社内メンバーと受講する、想像以上の学びと手応え
※写真は2020年10月に撮影したもので、出社メンバーは検温が義務付けられています。
実際に社内メンバーとTHE CREATIVE ACADEMYのセミナーを受けてみて、当初想像していたより多くの学びと、手応えのある会社への還元を感じています。
例えば、社内メンバーとのコミュニケーションを深める場として、セミナーの時間が最適ということに気付きました。
世間一般と比較するとまだまだ社員数が少ないテテマーチですが、ここ最近急激に仲間が増えたことや新型コロナウイルスの影響もあって、以前ほど一対一で密なコミュニケーションを取る機会が減っていました。
しかし、セミナー中の雑談やセミナー後のアウトプットを通じて社内メンバーの考え方を知ることができるため、お互いを深く知ることに繋がり、仕事も円滑になりました。
また、だれかとディスカッションをしながら聴講すると、一人のときよりも格段に理解が深まります。「こういう考え方もあるんだ!」「この人も同じことを考えていたんだ!」などと、お互いに新たな発見や刺激し合うことで、理解が深まりました。
▼メンバーの感想を全員が閲覧できる状態にしている
会社への還元も実感できています。
例えば、セミナーを聞いて「明日出す提案資料、イケてないな!」と気付き、セミナー直後に資料修正をする爆速アウトプットをしたこともありました。
また、社内LTをして、受講メンバー以外の社員へも知見をシェア・浸透しています。セミナー内容をそのままLTするのではなく、自分の気付きや学びをアウトプットすることで、受講メンバー自身のより深い理解にも繋がるからです。
▼オンラインにて実施した社内LTより抜粋
SNSマーケの先のテテマーチになる、キッカケに。
最後に、プロジェクトへの想いとして、このセミナーが「SNSマーケの先のテテマーチになる」キッカケになればいいなと思っています。
2018年はInstagramキャンペーンのテテマーチ
2019年はInstagramマーケティングのテテマーチ
2020年はSNSマーケティングのテテマーチ
2021年以降は・・・?
テテマーチでは、「サキダチ、ヤクダツ」というスローガン通り、SNSマーケティングの先にある、「サキダチ、ヤクダツ」施策を行っていかなければなりません。
近年、SNS止まりになってしまうCMや企画が多いなか、一般の人(広告代理店の人など以外)にも広く認知されるコンテンツもありますよね。
そのコンテンツのように、テテマーチも「サキダチ、ヤクダツ」というスローガン通り、SNSの枠を越え、本当の意味で多くの人に届くコンテンツを作りたいと考えています。
そのためには、まだまだ学ぶこともたくさんありますし、会社としてもまだまだこれからなフェーズだと考えています。
そのきっかけに、このプロジェクトは大きく寄与したと考えています。
スローガンはいつでも意識
今回のプロジェクト提案を通じて、私はつくづく周囲の環境に恵まれていると感じました。意欲的な社内メンバーがすぐに集まってくれたこと、会社が柔軟に申請を通してくれたことなど、自分一人ではできないことが周囲のサポートによって実現できたことに感謝しています。
事業だけではなく、社内に向けてもスローガンを常に意識していることで、市場に対しても、「サキダチ、ヤクダツ」を実現することができるのではないかと考えています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。なっぴでした!
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