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自分の仕事にどんな意味があるのか。いま、仕事の意味を感じながら働きたい人が増えています。それはエンジニアも同じではないでしょうか。
「顧客ニーズを反映したものづくりをしたい」「サービスの幅広い段階に関わりたい」そうした思いを持つエンジニアに知っていただきたいのが、Terra Droneという会社です。
Terra Droneは「空から、次の産業革命を起こす」というミッションを掲げるドローンサービスの会社として、2016年に創業しました。ソフトウェアだけでなく、ハードウェアの設計・開発までを一貫して行っています。
ベンチャーのTerra Droneだからできることは何か。大手メーカーからTerra Droneに転職し、国内最大級のシェアの製品の開発を牽引するエンジニアに、Terra Droneで働くおもしろさを聞きました。
【明比建 (あけひ・たけし)さん】
テラライダー開発部に所属。早稲田大学理工学部機械科学航空学科にて自律移動ロボットを学んだ。前職はキヤノン株式会社の生産技術部門で、生産工場の自動化(FA)に使用する機器の基板設計を担当。同じ研究室の出身でテラライダー開発部に所属する社員の紹介でTerra Droneに入社した。
Terra Droneでは、基板構想設計・組み込みソフト実装・クラウド側の点群処理エンジン実装を担当。TL1の構想試作から始め、量産体制を構築した。
−−Terra Droneでは何をしていますか?
ドローンを使った測量サービス「テラライダー」の開発部に所属しています。「Terra Lidar 1」の構想施策から始め、量産体制を構築しました。システムの構想段階から機体の製造まで関わっていきます。製造は外注しているので、仕様をメーカーに提示するのも仕事のひとつです。また、基盤構想設計や組み込みソフト実装、クラウド側の点群エンジン実装を担当しています。
−−Terra Droneで仕事をしてみて、会社のどんなところを魅力に感じますか?
Terra Droneでのやりがいは「ものが形になる」を実感できることです。世界のドローンベンチャーとして唯一、Terra Droneはソフトウェアだけでなく、ハードウェアの開発、サービス等全方位で事業に取り組んでいます。その分、一気通貫で形になり、市場に受け入れられる姿が見れることです。技術と営業が近いので、自分がしていることの意味を実感しながら仕事に取り組むことができていますね。
営業と技術が近いエピソードのひとつとして、ある顧客が購入する上で、植生下データが取れるか不安に思っていたため、それを払拭するようなデータがあれば販売の決め手になる!ということで植生下などのデータを取りに山に実験にいったことがあります。また、売上金額や困っていること、施策なども週次で共有があり、製品としてこんな機能があるともっと売れそう!などの情報が入ってくるため具体的に顧客のためになる開発ができていると感じています。
ドローンは変化が激しいため納品してからも市場要望に合わせて機能チェンジを行いますし、実際に営業やCSチームに届いた現場の声をキャッチアップして反映させて日々改良をして設計を組み込んでいます。
一方、組織が大きな前職では、技術部門と営業部門が別会社で、周りには僕と同じエンジニアしかいませんでした。技術的な成長は感じられましたが、顧客課題にエンジニアが触れる機会が少なかったので、何のために開発しているのかわからなくなることもありました。
テラライダーは測量だけでなく、ドローン操縦や結果解析までをサポートするサービスです。そのため、クライアントがドローンを使うと、どんどんデータが送信されてきます。自分が構想段階から関わった機体やサービスを、測量現場の方が使ってくれていると感じられるのは、大きな手応えです。
−−Terra Drone入社後、これまで携わってきた仕事の中で大変だったことはありますか?
ワークフローの構想段階で、開発中に他社も同様の構成の製品を出そうとしていることがわかったがわかったときは大きな手戻りがありました。新しいサービスとしてリリースしようとしているのに、既存のものと同じでは意味がありません。どうやって付加価値を出すかを最初から練り直しました。
−−大変だったとき、励みになったことや心の支えになったものはありましたか?
Terra Droneの部門のメンバーや関係先など、周囲の人たちが親身になってくれたことがとてもありがたかったです。そのとき、どうしてそこまでしてくれるんだろう?と考えてみたんですけど、期待してくれているんですよね。「これを作りたい」という気持ちがあれば、周囲の人たちも動いてくれるということがわかりました。
−−Terra Droneのエンジニアに必要なスキルセットは何だと思いますか?
ひとつのロボットを作るにはソフトウェアからハードウェアの設計まで、幅広い知識が必要です。「プログラミングができる」といっても、そのレベルはさまざまです。大学の研究室でプログラムを書いていたというレベルから、世界中で使われているサービスの設計や開発まで、本当にばらつきがあるんですね。
僕がいまの仕事で必要だと思うのは、「よいソフトとは何か」という定義づけがきちんとできていることです。
Terra Droneの仕事でソフトを「動けばいいや」としかとらえていないと、仕様変更の要望に対応できなくなってしまうのです。
僕の場合、ライダーというものが一般的にどのような機能を持っているかを抽象化して考えたり、コアな機能にテストコードを書くようにしています。具体から入るのではなく、全体から入るようにしています。
−−どんな人がTerra Droneに向いていると思いますか?
自分で何かを「形にしたい」という思いを持つ人なら楽しめると思います。僕はエンジニアのスペシャリストになりたいと考えているので、同僚なら同じように技術方面で切磋琢磨できる人がいいです。ベンチャーであるTerra Droneは、よい意味でも悪い意味でも決まった型がありません。
マネジメントされる側なら、技術を知っている人が理想です。僕が思うTerra Droneのよさは、技術と営業の距離が近いこと。エンジニアでなくても、技術のこともある程度は知っている人の方が僕たちも仕事しやすいですし、きっとサービスも売りやすいと思います。
−−いまチャレンジしていること、またはこれからやってみたいことを教えてください。
これまではハードウェアに近いところを中心にやってきました。クラウドサービスなどwebサービスの設計はやったことがないので、できたらいいですね。ここができたら、エンジニアとして「何でもできる」と胸を張って言えるんじゃないか、と考えています。
・空飛ぶクルマ/ドローンのシステムのバックエンド開発
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・自社製ドローンのリードエンジニア
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・「Terra Lidar Cloud」のバックエンド/フロントエンド開発
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