テレイグジスタンス(TX)の社員紹介企画第7弾は、
Ghost Operation Quality Manager/VR Trainerの小山内いずみさんです。
小山内 いずみ Izumi Osanai
- 新卒で航空会社へ入社し、キャビンアテンダントとして勤務
- 現在は、テレイグジスタンスのGhost Operation Quality Manager/VR Trainerとして、ロボットのリモートオペレーションの品質管理及びトレーニング業務を担当
ー 前職ではどんな仕事をしていて、どんなきっかけでテレイグジスタンスに入社したのですか?
テレイグジスタンス(TX)に入社する前は、航空会社でキャビンアテンダントとして働いていました。
空を飛び、いろんな国を訪れるのが好きでした。しかし、そんな折にコロナウイルスの影響で航空業界は大打撃を受け、私の拠点も閉鎖となりました。当時私は、ペルーにいたのですが、ペルーで過ごす中で「日本で暮らしてみたい」という気持ちが再燃しました。
実は、私の父は日本人なのですが、日本で長期間暮らしたことはこれまでありませんでした。
しかし、いつかは日本で暮らしてみたい、日本文化を理解することを通じ、自分のルーツをより深く理解したいと思っていました。そんな中出会ったのが、TXのVRオペレーター職でした。
私は、飛行機があることで空を飛び色々な国を訪れることができる、「人の可能性を拡張する技術」という側面が好きでした。ロボットにも似た要素を感じたのです。
ー VR オペレーターというのはどのような役割なのですか?
TXでは、小売業向けの飲料補充ロボットを提供しています。このロボットは、殆どの時間、自動で動いているのですが、稀に工場外ならではの、例えばお客様が一度手に取った商品を売場に戻したことで、飲料が倒れてしまう、等の自動では対応し切れない問題が発生します。
この際に、遠隔で待機しているVRオペレーターが、VRのヘッドセットをつけて、店舗にあるロボットを遠隔で操作し、飲料の立て直し等を行う、という役割です。
最初にやった時は、とても苦労したのですが、徐々に慣れていき、初めて基準時間内で操作できたときは本当に嬉しく、今でも印象に残っています。
ー 今は、どんな役割を担われているのですか?
大きく分けて2つの役割があります。
1つ目はVRトレーナーとして、新しく入ったオペレーターへのトレーニングやサポートをしています。
TXは、VRのオペレーション拠点をフィリピンに設けているので、フィリピン出身のオペレーターに「日本ではこういう表現が丁寧に聞こえるよ」とか、「日本のお客様はこういう対応を期待しているよ」と伝える場面も多いです。文化が違うからこそ起こるすれ違いを防ぐために、言葉や態度の“翻訳者”のような役割をしているのですが、これは私自身のルーツや過去の経験が役に立っていると感じています。
2つ目は品質マネージャーとして、ロボットのオペレーション全般の品質を毎日チェックしています。
操作の正確性や、マニュアルの更新、現場からの改善要望の吸い上げなど、品質に関わることは全般担当しています。中でも、オペレーターが実業務の中で「困っていること/困ったこと」を全て拾い、エンジニアチームと連携し、オペレーターやエンジニアと一緒に「どうすればもっとよくできるか」を考えて、それが実際に改善につながったときには特にやりがいを感じます。
ー 今後の目標やチャレンジしたいことはありますか?
個人的には、2つのことに注力していきたいと考えています。
1つは、オペレーションの自動化率を高い水準で安定的に維持すること。これは私だけでなく、会社全体の取り組みとして大事だと思っています。
もう1つは、VRオペレーターのトレーニングのシステム化です。今はスライドで講義のような形でハンズオンのトレーニングを実施しているのですが、より持続的かつ拡大可能な仕組みとして、オンラインでも自己学習できるようにする、等トレーニングのシステム化を実行していきたいと思っています。
また、これらのことに限らず、「好奇心を持ち続ける」ということは大切にしていきたいと思います。
最初は何もわからず飛び込んだのですが、好奇心を持ち続けたことでここまで来ることができました。
好奇心を持って、110%の力で飛び込んできてくれる、そんな方をお待ちしています!