テレイグジスタンス(TX)の社員紹介企画第6弾は、
Customer Experienceをリードする村木茂大さんです。
村木 茂大 Shigehiro Muraki
- 2008-2010:三菱商事(金属グループで資源投資)
- 2010-2018:リヴァンプ(企業再生・経営支援)
- 2018-2023:世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(事務局長)
- 2023-現在:Telexistence(Retail Robotics SVP)
はじめまして。Telexistenceの村木と申します。
Telexistenceは常に新たな挑戦を続ける「ドベンチャー」企業です。
これまでは拡大フェーズを全力で駆け抜けてまいりましたが、今回いよいよ新卒採用を開始する運びとなり、僭越ながら私のこれまでの歩みを皆さまにご紹介させていただくことにいたしました。
私自身、人前で自分のことを話すのがあまり得意ではなく、SNSもやっていない状況です。そのため、周囲の方からは「村木が何をしているのか、そもそも生存しているのかすらわからない」と言われることもしばしばでしたが、より多くの仲間とともに、より大きな仕事を成し遂げるため、今回意を決して筆を取った次第です。
多少「自慢話かな?」と思われる部分や、事実以上に誇張しているように見える箇所があるかもしれませんが、すべてTelexistenceへの興味を持っていただくためとご容赦いただければ幸いです。また、私をよくご存じの方は、どうぞこのブログを読まずにそっと閉じてください(笑)。
それでは、ここからは気持ちを切り替えて、私のキャリアについてご紹介いたします。
簡単な自己紹介
- 帰国子女(幼少期をNYで過ごし、小学校4年生で帰国)
- 一人っ子、AB型
- 中高は開成学園、大学は東京大学法学部、TOEIC990点、サークルはストリートダンス
いわゆる「エリート」コースを歩んできました。
ここからは各ステージでの学びやエピソードを少しずつ振り返ります。
三菱商事への入社
中学生の卒業文集で「総理大臣になって日本を変えたい」と書いていたほど、「国に貢献したい」という思いが強かった学生時代。就職活動では総合商社や省庁、政府系金融機関を志望し、外資は「国益に反するのではないか」などと、極端なことを言ってしまうほどの偏った考えを持っていました。
そのような中、
- 国レベルの仕事ができる
- 英語を活かして海外とビジネスができる
- 新規資源の獲得など挑戦要素がある
という点に惹かれ、三菱商事の資源投資部門を第一志望として選びました。
ありがたいことに希望通りに合格し、新卒としては初めてその部署に配属されることに。
資源バブルの追い風を受け、華やかでスマートな先輩方の中で、新入社員としての毎日は大いに刺激的でした。
しかし、若さゆえの勢いだけが空回りしがちで、「焦らなくていい」と諭されることもしばしば。
研修や先輩方の丁寧な指導により成長させていただきましたが、「もっと自分の力で動かしてみたい」という欲求が徐々に高まっていったのも事実です。
(なお、ここで出会った同期とのご縁は、後にTelexistence入社にもつながることになります。)
リヴァンプへの挑戦
漠然としたモヤモヤを抱えながらも三菱商事で働いていたころ、リヴァンプ在籍の大尊敬している友人のご厚意で創業メンバーの皆さんとお会いする機会を頂きました。
リヴァンプは、ユニクロ元社長・副社長が起業した会社で、前身の社名は”キアコン”、気合と根性からつけた社名です。とにかく、気合と根性、企業を芯から元気にする、ということが目的の経営支援・再生ファームです。
当時の代表が、オトコ及び経営者としてとにかくカッコよく、後に経営を担う先輩や友人がとんでもない責任の仕事を若いうちから楽しく面白くやっている点に触れて、「ここだ!」と転職を決意しました。
ただ、正式な内定をいただいてないのに勘違いして三菱商事を退職してしまい、「押しかけ入社」でリヴァンプの門を叩きました。スキルも実績もない生意気な若手にとっては、厳しい洗礼を受ける日々でした。それでも、同僚や上司が支えてくださり、企業を「芯から元気にする」というバリューを体感しながら成長を重ねることができました。
前半はマーケティングやITのコンサルで個別のスキルを磨き、後半はファンド投資先や外資系ブランド日本法人の経営支援など、まさに総合格闘技のような業務に携わりました。ときには三菱商事時代の同期が社長を務める企業再生案件にも関わることができ、偶然の縁と責任感を感じながら業績改善に努めたことも非常に印象深いです。
リヴァンプは「結果にこだわる」「自責で行動する」というマインドが徹底されており、私のビジネスパーソンとしての土台を築いた場所だと思っています。死地を一緒に潜り抜けたリヴァンプの先輩や同僚とは一生の仲間だと思ってます。
世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター
リヴァンプで8年以上を過ごし、組織拡大にともなってマネジメント業務が増える中、経済産業省の大先輩から「世界経済フォーラム(WEF)が日本政府、シンクタンクと共同で組織を立ち上げる。そこで1号社員をやってみないか?」と声をかけていただきました。
もともとの「国に貢献したい」という想いが再燃し、詳しい内容を把握する前に飛び込んだのが、**世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター(C4IRJ)**です。
サンフランシスコを拠点に誕生したC4IRは、新技術に合わせた政策のグローバルな策定を目指す組織。
日本センターでは、事務局長として交渉や調整、プロジェクト運営、法人設立管理などを手掛けました。リヴァンプ時代のスピード感を活かしつつも、官僚の方々の緻密さに合わせるのは最初こそ苦労しましたが、G20やダボス会議級の国際イベント運営に携わるなど、ここでしか得られない貴重な経験を積ませていただきました。
C4IRJは5年間の時限組織だったため最終的には解散となりましたが、「日本や世界のために貢献したい」という同じ志を持つメンバーとの出会いは、大きな財産となりましたし、いつかまた日本のために仕事をすることになると感じてます。
次回予告:Telexistenceジョインと現在
いよいよここからが現在につながるストーリーとなります。どのような経緯でTelexistenceに参加し、何を目指しているのか。そのあたりを次回詳しくご紹介いたします。
もし、このブログを読んでいただき興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、ぜひTelexistenceの扉を叩いてみてください。私たちと一緒に、誰も見たことのない新しい未来を切り拓いていきましょう。
お読みいただき、有難うございました。