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第二の柱を造る、物流事業責任者の覚悟。

Telexistence(TX)の社員紹介企画第5弾は
物流業向けロボットサービスの事業開発責任者の立花匠さんです。


立花 匠 Takumi Tachibana

慶應義塾大学卒業。2016年にKDDIグループのSupership(株)に入社。人事部門及び経営戦略部門にて、組織開発、企業買収、買収後統合プロセス、合弁会社立ち上げなどを推進。2020年にTXへ入社。

ー TXに入社する前のキャリアについて教えてください

2016年に、新卒でKDDIグループのSupership(株)に入社し、人事部門で組織開発、経営戦略部門で企業買収(M&A)や買収後統合プロセス(PMI)、合弁会社立ち上げなどを担当していました。

Supershipへの入社理由は、新卒でも手触り感を持って、組織人事とM&Aに関われそうだ、と思えたからです。大学の卒業論文でも「PMIにおける組織・人事戦略の役割」を研究テーマにするほど、その領域に興味を持っていました。当時のSupershipは、M&Aなどのアライアンスを事業戦略の1つに掲げ、スタートアップ企業の買収や大企業との業務提携などを積極的に実行し、かつその一連のプロセスを自社で行っていました。この上ない環境だと思い、半年間のインターンシップを経て、新卒0期生として入社しました。

M&Aは総合格闘技とも称されるように、事業領域に関する理解は当然のことながら、会計・法務・労務などコーポレートに関する知識や社内外の様々な利害関係者をまとめるプロジェクトマネジメントスキルも求められます。元々、新しいことや知らないことを知ることは好きな方でしたが、日々インプットすべきことが多く、相当苦労したことを覚えています。(TXの社外取締役でもあり、経営戦略部門で当時の直属の上司だった、グロービス・キャピタル・パートナーズの野本さんにはとても感謝しています。)

「信用に足る者になるため」



ー TXへの入社を決めた理由を教えてください。

その前に、まずは私が大切にしている言葉を紹介させてください。

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If I can stop one heart from breaking,
I shall not live in vain;
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これは、アメリカの詩人 Emily Elizabeth Dickinson(エミリー・エリザベス・ディキンソン)が残した詩の一節です。
「たった1人の人でも救うことができたのなら、自分が生きたことは無駄ではなかった。」
80億人もいるこの世界でなぜ生きるのか、その問いに答える1つの方向を示していると解釈しています。
高校生時代にこの詩に触れて以来、「1人でも多くの人の志の実現や課題の解決に、自分の時間を使い続けること」を私自身のミッションにしています。

さて、私がTelexistenceに入社した理由ですが、端的に言うと、「“信頼”を得るための実績づくり」です。

1人でも多くの人の志を実現し、課題を解決するには、まずはその人にとって私が信用するに足る者かどうかが最初の第一歩であり、その判断は、私が、どれだけのことに向き合い、本気で取り組み、どんな結果を残したのか、その積み重ねにより、分かれるものと考えています。だからこそ、ロボットの社会実装という最高難度のミッションを担うTXで、事業を確たるものにし、そのミッションを完遂する一員となることに決めました。

「物流事業を第1の柱にする気概で取り組む第2の柱造り」



ー 現在の役割、今後成し遂げたいことを教えてください。

Head of Business Development, Logistics として、物流業向けロボティクスサービスの事業開発責任者を担当しています。2021年の事業立ち上げ当初から1人責任者として、ありとあらゆる業務を行ってきました。

マーケット調査から始まり、事業コンセプト策定、商用化を見据えた初期顧客の探索、PoCの実施に伴う顧客との期待値調整、ビジネス/オペレーション観点でのサービスUI/UXの策定、商用導入後の安定運用までの伴走(「伴走」という生やさしいものでは到底ないですが...)、さらには、サービスに必要な製品の調達や交渉、研究開発のための助成金獲得など。エンジニアにしか出来ないモノづくり以外のことは、必要なら何でもやっているイメージです。

現在進行形のものが多いため、ここで具体的に話すことは控えますが、前向きなことばかりではなく、時には、文字通りの「絶望」に直面したこともあります。

また、TXにおいて物流事業は第2の柱(コンビニエンスストア向け飲料補充ロボットの小売事業が、第1の柱)であるものの、私自身は、「万が一小売事業が成功しなかった場合にも、物流事業がその代わりとして第1の柱となれるレベルのものを造る」という気概を持って取り組んでいます。

コンビニエンスストアとは異なり、物流現場の作業は現場単位で個別最適化され、フラグメンテッドなマーケットです。そのため、ロボット事業において最も重要な「量産」は、相当チャレンジングなものではありますが、だからこそ、その実現に向け邁進していきます。

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