今回は、株式会社テクノデジタルの代表・播田にインタビューを行いました!
寝ても覚めても開発三昧だった彼のこれまでのヒストリーや、テクノデジタルの今後、これからのエンジニアに求められることは何かに迫ります。
【播田のプロフィール】
中学生の頃から独学でプログラミングをはじめる。大学卒業後は実家のケーキ屋を継ぎ、ケーキづくりと同時にシステム開発事業も行う。
研究開発会社やフリーランスでの開発経験を経て、2006年11月にテクノモバイル(現:テクノデジタル)を創業。現在は200名を超える組織にまで成長し、右肩上がりで業績を上げている。
中学生の頃から独学でプログラミングを勉強
播田社長の学生時代について教えてください!
学生の頃は勉強は嫌いでしたが、体育の成績は良かったような子どもでした。
パソコンに興味を持つようになったのは、中学3年生の頃から。授業でパソコンを触ったのがきっかけです。
両親にパソコンを買ってもらったんですが、そのパソコンにはゲームが入っていなかったので、とにかくずっとプログラミングをして遊んでいました。
高校でも変わらずプログラミングの勉強を独学で続けていていましたね。
中学の頃からずっとプログラミングをされていたんですね。大学に進学してからはいかがでしたか?
大学3年生の頃にプログラミングに詳しい教授の研究室に入って、ずっと勉強したり開発したりしていました。
PC画面をネットワークでミラーリングするツールやチャットツール、コンピューターウイルスなど、いろんなものを作りましたね。
大学の研究室にある全部のパソコンに、自作したウイルスを感染させちゃって、めちゃくちゃ怒られたこともあります(笑)。
それは大惨事ですね(笑)。学生ながらそこまでの技術力があったのであれば、就活はよりどりみどりだったのではないでしょうか。
いえ、そもそも就活はしないと決めていたんですよ。
実は実家がケーキ屋を経営していて、実家を継ぐことを条件に大学に行かせてもらっていたんです。
なので、大学を卒業してからは実家のケーキ屋でパティシエとして働いていました。
ケーキ屋さんにシステム開発部を新設!?
工学部からパティシエって、かなり異色の経歴ですね!では、ご実家に就職してからは、どのような働き方をしていたのでしょうか。
ケーキづくりは真面目に学んでいたんですが、挑戦的なケーキを作っては怒られる、みたいなことを繰り返していました(笑)。
結構飽きっぽい性格なんですよね…。
なので、ケーキづくりの合間に顧客管理システムや請求書の発行システムなどを作って、店で動かしていました。
これらのシステムのライト版をダウンロードサイトで配布したところ、いろんな会社から「カスタム版がほしい」という依頼が届いたんです。
上場企業や政府の機関からも依頼があったので、ケーキ屋にシステム開発部を作って開発事業をやりはじめました。
そこからどんな経緯でIT業界へ転職されたのですか?
ケーキ屋で開発を続けるうちに、既存のシステムをカスタマイズするのではなく、新しい技術で世の中に認められるような開発がしたい、と思うようになって。
実家を継いで2年目の頃に、インターネットの研究開発会社に転職しました。
そこでの仕事もすごく楽しかったです。でも「もっと最新技術に触れられる環境にいきたい」と思っていたので、1年ほどで退職して。
それからは知り合いの社長からのお誘いで、地元の徳島を離れて上京しました。
さらなる最新技術を求め上京、テクノモバイル創業へ
上京後はどんな仕事をしていましたか?
東京に誘ってくれた社長から案件をいただいて、システム開発をしていました。
それからおよそ1年後に仲間と一緒に会社を立ち上げて、着うたサイトや占いサイトなど、さまざまな自社コンテンツを運営しましたね。
サービス開始からとんとん拍子に成長していったんですが、資金力はそこまで大きくなかったので、開発できるものは限られていました。
資金力に左右されない、自分がやりたいと思える開発がしたい。
そう思って会社を退職して、2006年11月にテクノモバイル(現:テクノデジタル)を創業しました。
会社創業から、右肩上がりで成長できていると伺いました。
ありがたいことに、現在は社内のメンバーも増えていて、2024年5月現在は200名を超える組織に成長できています。
「テクノデジタルに相談すれば、必ず成功する」と確約できる会社にしたい
今後のテクノデジタルは、どのように事業展開をしていくのでしょうか。
今後は既存の受託開発はもちろん、新たに自社サービスなどで事業を多角化していく予定です。
自社サービスを展開しようと思った理由は、広い視野と強い企画力をもつエンジニアを育てていきたいから。
受託開発だけでシステムを作っていると、どうしても視野が狭くなったり、企画力が弱くなったりしてしまいます。
「お客さまから言われたものが100%正解」という考え方でいては、さらなる成長を見込むことはできません。
その点、自社サービス開発なら、そのサービスのユーザーからダイレクトにフィードバックをいただくことができます。
ユーザーの声を拾いつつ、あらゆる角度からサービスを開発できるような、感度の高いエンジニアリングができるようになるのが理想です。
会社の成長だけでなく、社員の成長のためにも自社サービスを展開していくんですね。では、播田社長が目指す会社の理想形を教えてください!
「テクノデジタルに相談すれば、事業が必ず成功する」と確約できるような、強い会社にしていきたいです。
そのためには、現場のメンバーだけで自走できる組織にしていくことが大事だと思っています。
それこそ、私がいなくても問題なく機能するくらいになるのが理想ですね。
▲代表と副代表
テクノデジタルの社風はいい意味でバラバラ
テクノデジタルの雰囲気や社風はいかがですか?
部門によってカラーが全然違うので、いい意味でバラバラなんですよね。
個人的にも、会社全体を一つの社風でまとめていくより、いろんな個性をもつ人たちがたくさんいる方が面白いなと思っていますし。
たとえばエンジニア部門の中でも、担当するプロジェクトやユニットによってもカラーが違いますよ。
たしかに、職種やチームによって全然雰囲気が違いますよね。異職種のメンバーが直接交流することは少ないと思いますが、社内コミュニケーションはいかがでしょうか。
社内サークル制度があるので、社内コミュニケーションは上手くいってると思います。
この制度は、メンバーを最低3名集めれば、会社からの活動費を使っていろんな活動ができる、というものなんです。
野球サークルやポケモンカードサークル、脱出ゲームサークルなどなど、個性あふれる趣味をみんなで共有し合ってますね。
<野球サークル>
<ポケモンカードサークル>
<脱出ゲームサークル>
職種の垣根を超えて交流できてるので、この制度は導入してよかったと思います。
これからのエンジニアに求められること
播田社長が思う、エンジニアになる前に知っておくべきことは何でしょうか。
プログラミングしかできないエンジニアは、淘汰されていく可能性がある、ということですね。
私が若いときは、インターネット技術はまだまだ発展途上だったため、「プログラミングに特化したエンジニア」でも食べていくことができました。
しかし現在は、学校の授業の一環としてプログラミングを学ぶことが多くなっています。
将来的には「プログラミングはできて当たり前」の社会が来るでしょう。
つまり、プログラミングスキルしか持っていないエンジニアは、活躍の場が少なくなってしまうかもしれないのです。
プログラミング技術を使えば何ができるのか。今はどんなシステムがビジネスのトレンドなのか。
技術面だけでなく、幅広い視点からサービス開発について考えることができれば、きっとこれからの時代も活躍できるはずです。
では最後に、テクノデジタルへの入社を考えている皆さんに一言お願いします!
テクノデジタルは「お客さまのデジタルビジネスを成功に導く」というミッションを掲げています。
「システム開発を介してどんなビジネスができるのか」を一緒に考え、実行していける方はぜひ、私たちと一緒に働きましょう!