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「難波のことは、天才だと思っています」取締役 東出にインタビュー!

こんにちは。タビアン株式会社の広報・PR担当 古川です。

タビアンは、メンバー全員が副業メンバーで構成されている、異色のスタートアップ。中でも「最も忙しい」と噂の取締役をようやく確保!現在までの経緯をよく知る東出さんに話を聞きました。

「タビアンとはどんな会社なの?」と思っているあなたに、ぜひ読んでいただきたい記事です。

東出 忠昌
国内大手コンサルティング会社複数社経験の後、株式会社ベルテクスパートナーズ設立に参画。国内中堅〜大手企業に対し、IT戦略、プロジェクト企画からシステムリリースまでを幅広く経験。直近では、複数企業・NPO団体等の設立及び運営を実施。タビアン取締役以外にも、2つの企業のCEO、NPOの代表理事、社団法人のコアメンバーも兼ねる。その他、SEED期の起業家や、新規サービス開発担当者の壁打ち役として、複数法人に向けてサポートを実施。

■リーマンショックでもクビにならなかった2人

「大学卒業後にコンサルティングファームに入社しました。100人以上いた新卒の同期の中でも意気投合したうちの1人が、タビアン取締役の前田です。私は身長の高さで、彼はキャラの強さで目立っていました。

2008年入社でしたが、研修が終わったタイミングでリーマンショックが起き、同期のうち評価の低い下の約40人近くがクビになりました。シビアですが、コンサルという業界の特性から、やめる人もセーフだった人も『しょうがない』という空気でした。

前田も私もそのタイミングでクビになりませんでしたが、前田は1年、私は3年でそれぞれの理由で退職しました。」

■テッキーなクセのある面白い奴との出会い

「ITに強くなりたいと考え、第2新卒として転職をしました。そこでの同期がタビアンCEOの難波です。

彼はテッキーです。当時の彼は、技術力がものすごいのですが、言葉を選ばずに言うと『人間的にはクセのあるタイプ』でした。わかりやすく言うと『パソコンが友達、リアルの友達はいるの?』という雰囲気でしたよ。でも、それが逆に『面白い奴だな』と思っていました。」

「新卒研修の最後に、アプリを作る課題が出ました。私は難波と同じチームだったのですが、難波が1人で気付いたら社内Twitterのようなものを作ってしまって(笑)それを完成品として提出しました。大分楽させて貰いました。(笑)

このエピソードからもわかるように、難波は、昔はコミュニケーションにクセがありました。でも当時から『彼の持つ技術力はすごいな』と思っていました。」

■3年単位で仕事を変えるポリシー

「私は3年単位で仕事を変えることをポリシーにしていたので、第二新卒で入った会社でもものすごく働いて3年で転職、新卒で入社した会社の先輩が立ち上げていたコンサル会社へ行きました。

50人くらいのファームで、コンサルタントとしてだけでなく、経営の手伝いをさせてもらいました。

そこで1年半程勤務してから、先輩たちとコンサルティングファームを立ち上げました。当時は7人で立ち上げて、全員外資コンサル出身、私だけ国内コンサルでしたね。丸3年働き、その会社は現在では六本木ミッドタウンに入っています。

そこでは子会社を作り、私はそこの取締役としても働いていました。ソーシャルビジネス事業で、得られるものはとても多かったのですが、コンサルはすぐに収益を求めてしまうのが原則。

その時は事業としてうまくいかないと判断しました。」

「ここでは創業メンバーだったので、『好きにしていいよ』と自由に働かせてもらいました。コンサルタントとしてプロジェクトは推進しつつも、スタートアップの支援や、新しいアイデアがある人たちの壁打ち役もやらせてもらっていました。そのタイミングで、たまたま同期会で難波に再会しました。彼は会社を辞めてアプリを作ろうとしていたので、意見の壁打ち役になっていました。

当時難波が持っていたポ写のアイデアは面白かったのですが、収益を立てることができるか?という点で微妙なラインでした。

しかし話をしているうちに、ポ写の可能性や、私がビジネス開発の側面で協力できることに気づきました。」

■東出から見たCEO 難波の印象

「難波のことは、一言で言うと、天才だと思っています。彼の腕に惚れ込んでいます。私は、あんな天才のような人を見たことがありません。彼の技術力に惚れています。

あんなにまっすぐで不器用なやつも珍しいというか。彼は『技術屋』。言語化がそこまで得意ではありませんが、ベラベラ喋る技術屋よりも信頼できますよね?(笑)

難波はきっちりかっちりしたいタイプですが、ベンチャーはファジーなことも多いです。私は様々なベンチャー企業を見てきたので、そのあたりの塩梅を調整できればと思っています。」

「有名な放送作家の方の言葉に納得しています。『世の中には天才とプロデューサーの2通りの人間がいる。天才は実はたくさんいるけれど、天才は正しいプロデューサーに合わないと世に出ることができない』、『プロデューサーは「自分はプロデューサーである」と理解して、前に出ない役割としてプロデュースに徹底しないと齟齬が起きる』というものです。

難波が天才で、私がプロデュース役。難波はプロデュースされれば必ず伸びる人です。」

「そして私は前に出たくないタイプ。全力で、前に出たくないんです(笑)もともと背が高くて端にいるだけで目立つので。

呼んでいただいて研修の講師や講演をすることはありますが、仕事じゃなければ前には出たくない(笑)」

■なぜ「前に出たくない」「プロデューザーに徹したい」のか?〜有名無力、無名有力~

「『有名無力、無名有力』という言葉があります。これは『前に出れば出るほど注目されるため品行方正でなければならない。ぶっ飛んだことをしてはいけないわけではないけれど、しづらくなる。しかし無名であれば、力を発揮することができる』というような意味です。」

「私は、好きな人と好きなことをやりたいだけです。この働き方や生き方は、わかってくれる人はわかってくれますが、ほとんどの人にはわかりません。

そのようなこともあり、前に出ないようにしています。もちろん、出ないといけない時は出ますよ!」

■東出から見た取締役 前田の印象

(ソファの後ろに立っている2人が取締役です。左が前田さん、右が東出さん。)

「彼は昨日も一昨日も私の会社に来て、ソファでビール飲んでましたよ(笑)

1社目の同期は100人以上いましたが、中でもかなり仲良くさせていただいている同期は数十人います。しかし『サシで飲もう』という相手は少なくなります。前田は、サシで飲みたい相手。純粋に仲がいいです。

最近、話していて仲がいい理由がわかってきましたが、彼はちゃんと『プロ』なんです。何を振っても話ができる。こんな人は私の周りには前田くらいしかいないです。

酒を飲みながらさっきまで芸能人やモデルの話をしていたのに、急にARやら技術の話を振っても話せる。彼は話の幅が広く、どんな話のボールでも拾えるんです。そして、何よりも物腰がとても柔らかい。

『前田なら、少しクセのある、ピーキーな難波でも仲良くできるだろう』と思いました。2人はうまくいっていると思います。」

「前田はふわふわしているようで、きちんとリスクを取れる。難波も、ブレーキは踏みたがりますが、変なところがロジカルではありません。難波と前田は、今も今後も議論は多いはずです。それでも彼らはちゃんと、お互いがプロなので、同じ目標に向かえると考えています。」

■プロってどんな人ですか?

「私の考える『プロ』は、自分の感情を正しく説明できて、なおかつ自分の意見だけを押し通そうとせず、『最終的に、いいものが作れるのであれば』という視点で動くことができることです。

その点において、タビアンのCEO難波と、取締役の前田、この2人は素晴らしいです。」

■「わたしはオタクです。」

(なんだかんだ全員がそれぞれ何かにこだわりを持つ、オタク集団タビアンです。)

「今、仲間たちとネイルビジネスの立ち上げを進めていますが、コンサルファーム出身の男の私がネイルサロンの経営って少々うさん臭いですよね(笑)

私自身が女性のネイルに対する偏見も持っていました。最初は『男にモテるためにやってるんでしょ?』という感覚が強かったです。でも、私はオタクなのですが、好きなキャラクターの絵を自分の爪に乗せた時に、思ったより外したくなかった。『いいね、これ!』と感動しました。

また、自分がつけてみて『ネイルは自分のためにするものなんだ』とわかりました。

この感動を知ってほしいと思って、ネイルビジネスのプロジェクトにも関わっています。自分が感じたワクワク感を信じて動いています。」

「基準は『楽しいか、楽しくないか』。もちろん、働いている人が好きということも、そして世の中に出すプロダクトがどれだけ影響を与えるのかも考えています。

使う人が『これがあって、いい人生だった』『これ楽しい』と素直に思えるものを、タビアンや他の会社を通じて、世の中に出していければと考えています。」

■これからこんな人とタビアンで働きたい

「あくまでもこれは私が考える『これから来てほしい方』です。

まずプロであること。自分で動ける、自分で考えられる、感情にあまり左右されない方がいいなと思っています。あとは、エンジニアのパラダイスを作りたいです。どういうことかというと、技術ドリブンの会社です。

私は『社会の人が面白いものを提供することが、面白い』と思っています。エンジニアさんは自分の心が躍る技術があると思いますが、それを突き詰められる人たちに来てほしいです。

『この技術を突き詰めたい』とか、『こんな技術があるんだよ』とキラキラしながら話せる方、狂気に満ちているくらい何かを突き詰められる方、なおかつ自分を俯瞰して見ることができる方は素敵だと思います。」

「タビアンで働くと、ベンチャーで働くダイナミズムは得られます。エンジニアとして、技術力がある人から学ぶこともできます。

落語の世界には『下手に習うな』という言葉がありますが、師匠が下手だと変な癖を受け継ぎます。難波は天才です、彼から学ぶことに価値があります。」

「また、私や前田など、コンサルファーム出身の人間もいるので、ビジネスについて教えられることはあると思います。

「ベンチャー企業だけで勤務して来た人の中には、勢いはあるが、物凄く適当な人もいます。『こんなのプロとして当たり前』みたいなことも当たり前にできなかったりします。

(※もちろん「全員が」ということではないです。念のため…)

厳しいことを言うようですが、プロとして当たり前にできることを学ぶと、本当の意味で1人で生きる力がつきます。」

「タビアンはみんな別の仕事も抱えています。タビアンでは、自分で仕事を見つけ出して自分で動けるようになる、自立するためのいい影響をもらうことができると思います。」

今回はビジネス開発担当 東出のインタビューでした。

東出さんの語りは、ライターにとっては話題の宝庫、編集を困らせる情報量の多さ!実際にはこの倍くらいのお話を伺いました。そしてどの話も面白いため、泣く泣く削った箇所は1つ2つではありません。

面白い話が聞きたい、タビアンの人たちに興味がある、何かを得たい。そう思う方は是非タビアンにエントリーしませんか?

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