The Chain Museumの募集・採用・求人情報 - Wantedly
The Chain Museumの新卒・中途・インターンの募集が23件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を軸にアートビジネスを展開するスタートアップ「The Chain Museum」に、2025年5月から新たなメンバー「佐藤 妙(さとう・たえ)さん」がジョインしました。
これまでのキャリア、The Chain Museumへの入社の決め手や、今後チャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。ぜひご覧ください!
多摩美術大学芸術学科出身。都内のギャラリー勤務を経て、カイカイキキにて所属アーティストのマネジメント業務に従事。2021年よりREADYFORにて文化・芸術部門のクラウドファンディングを伴走サポートするキュレーターとして所属した後、2025年4月よりThe Chain Museumに参画。主にアーティストリレーションを担当。
両親の影響で、幼少期から美術や音楽が当たり前に生活にある環境で育ちました。高校の中頃までは音大を目指していましたが、「大学では特定の技術を磨くよりも、幅広い芸術に触れて思考したい」と考えるようになり、多摩美術大学の芸術学科に進学しました。
卒業後は、アルバイトとして入った都内のギャラリーに就職し、少人数での運営を通してギャラリー業務の基礎を学びました。同世代の若手から画壇の大御所まで、多様なアーティストの方々と接する中で、「高く評価される作家でも、日本ではアートだけで食べていくのは難しい」という実情を知り、次第に「アーティストの資金面の課題を解決したい」と考えるようになりました。その後も別のギャラリーに移り、二次流通や国際市場などへ視野を広げる中で、より一層「アーティストの自由度を上げたい」という思いを強く持つようになりました。
2020年には有限会社カイカイキキに入社し、アーティストのマネジメント業務に従事。この経験を通して、アート業界に閉じた知見だけではなく、もっと幅広いビジネスの素養が必要だと感じ、2021年にクラウドファンディングサービスのREADYFOR株式会社に転職しました。
READYFORでは、クラウドファンディングのコンサルティングやサポート業務を担当。美術館や博物館、個人のアーティスト、楽団、神社仏閣など幅広いプロジェクトを担当する中で、より柔軟かつロジカルに戦略を練る術を身に着けました。一歩距離を置いて、以前よりも俯瞰してアートを取り巻く環境を眺められたことも、とてもいい経験になりました。
ArtStickerの存在は以前から知っていました。「再びアートに関わる仕事がしたい」と考え始めた頃、募集記事でTCM(The Chain Museum)を見つけ、興味を持ちました。
気軽に「話しを聞きに行きたい」と応募。面談を重ねるうち、TCMが描く未来に強く惹かれました。「これほどミッションが合う企業は他にない」と感じたのです。
特に魅力を感じたのは、TCMの事業方針とビジネス展開の考え方です。ビジネス感覚を持ちながら、既存の枠にとらわれず、柔軟に最適な課題解決を目指す姿勢があると感じました。
「アートと社会を滑らかに繋ぐプラットフォームが必要」と常々考えていました。オンライン販売、アーティスト支援、ギャラリー運営など幅広く手掛けるTCMなら、それが実現できると確信。これが一番の入社理由です。
働きやすい環境作りを大切にしている点も決め手でした。TCMにはアート、ビジネス、テクノロジーと多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。年齢や雇用形態も様々です。
この多様性のある組織では、一人ひとりの自律的な思考が尊重され、積極的な提案が歓迎されます。そしてそれが施策改善に反映される。このような企業は非常に貴重だと感じています。
学生時代、何気なく訪れた美術館で、毎日絵を描き続けることで自らの精神的な疾患を乗り越えたアーティストと出会い、衝撃を受けたことがあります。その時から、「人間のイマジネーションは、命をも支えるほどの力を持っている」と思うようになりました。
私はTCMでの仕事を通じて、いつか才能あふれるアーティストが、金銭・物質・距離など様々な制約から開放されて、自由に制作に没頭できるような仕組みをつくっていきたいです。そうすることで、アーティストとその作品に出会う人々の人生を、イマジネーションの力で少しでも明るく照らすことができると信じています。
試行錯誤を繰り返しながら、常にアーティストに寄り添いつつ、他方で視野を広く持ち客観的な視点を失わない、そんな人材でありたいと願っています。