東日本大震災の被災地での経験をきっかけに、「防災に携わりたい」と決めた深井さん。その想いは社会人になっても変わらず、現在はスマテンで新たな挑戦に取り組んでいます。
仲間と共に切磋琢磨しながら成長を続ける深井さんに、これまでの歩みや今後の思いを伺いました。

PTQAとは

「パートナー・クオリティ・アシュアランス（Partner Quality Assurance）」の略です。
現場作業を担う新規点検者様の獲得や業務ルールの説明、新規点検に関する原価算出、新規点検者様の
現場アサインなどを担当しています。

■挑戦の原点は被災地に―復興支援で芽生えた防災への想い

ーこれまでの経歴を教えてください。

大学時代は復興支援団体に所属し、東日本大震災の被災地で活動していました。復興支援というと瓦礫の片づけを思い浮かべるかもしれませんが、震災から5年が経っていたこともあり、現地では人々とお話ししたり、心に寄り添う活動を行い、このような経験を通じて「防災に関わる仕事がしたい」という思いが芽生えました。

その後、防災関連のインフラ製品を手がける大手メーカーに新卒入社。約5年間、部材の確保や取引先との交渉を担い、コロナ禍や為替変動といった厳しい状況を乗り越える中で、迅速な対応力や交渉力を培いました。

ー現在はどのような業務を担当されていますか？

現在はPTQAチームに所属しており、点検者様への改修工事の依頼対応や見積取得、金額調整などが主な業務です。
その他にも、営業と連携して点検がスムーズかつ確実に進むよう戦略を考えたり、「スマテンBPサミット」を企画・開催して点検者様と直接コミュニケーションを取ったりと、幅広い業務に携わっています。

■「ありがとう」が飛び交う職場―挑戦を後押しする社内文化

ー転職の際に、なぜスマテンを選んだのですか？

自分の中で一番重視していたのは「防災分野に携わり続けたい」という思いです。前職で培った調達や交渉の経験を活かしながら、新しい挑戦ができる環境を探していました。
スマテンは「建物の安心と安全を守る」というビジョンを掲げ、災害を未然に防ぐ“防災”に直結する事業を展開しています。

ー日々の業務で、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか？

プロフェッショナルな点検者様と力を合わせ、業務を進められることに大きなやりがいを感じます。点検や工事の現場に同行すると、寒い日も暑い日も真剣に取り組まれている姿に触れ、スマテンの仕事が多くの方々に支えられていることを実感します。そうした技術や姿勢から学べることも多く、自分自身の成長につながっていると感じます。

ースマテンの社内の雰囲気を教えてください。

社内のコミュニケーションツールでは感謝のメッセージが飛び交い、温かい雰囲気があります。新しいアイデアや取り組みを気軽に発言できる環境が整っており、上司や先輩も「やってみよう」と背中を押してくれるため、安心して挑戦できます。こうした風土が働きやすさにつながっていると感じます。

■自ら仕掛けたBPサミット―信頼とつながりを広げる挑戦

―今回、新たに「スマテンBPサミット」が東京と名古屋で開催されました。発案者である深井さんに、企画された背景や想いについてお聞かせください。

点検者様と直接お会いし、皆さまの思いやスマテンの考えを共有できる場が必要だと感じ、自分から思い切って提案しました。その後、上司の後押しやメンバーのサポートに支えられ、開催を実現できたのだと思います。

BPサミットでは、実際に顔を合わせて話すことで、日頃からご協力いただいている皆さまとの信頼関係が一層深まりました。普段はメールや電話での連絡が中心ですが、直接会うことで互いの考えや状況を理解しやすくなり、開催後のやりとりもスムーズになったように感じます。第一回目の東京開催は少人数での実施でしたが、今後も継続して開催し、ゆくゆくはより多くの方々にご参加いただきたいと考えています。スマテンとのつながりだけでなく、参加者同士の交流の輪も広げていけたら嬉しいです。

■プレイヤーとして未来を切り拓く―これからの挑戦とキャリア像

ー今後挑戦したいこと、目指すキャリア像を教えてください。

部署を横断してプロジェクトを推進できる存在となり、点検者様との信頼関係をさらに深めることです。そのために、まずはスマテンBPサミットを広げ、多くの点検者様と一緒に業界の未来について考えていきたいと思います。
また、点検者様に「スマテンと仕事ができてよかった」と感じていただける施策を実施し、「法令点検未実施のない世界を創る」というミッションに向けて着実に前進していきたいです。

ー最後に、スマテンに関心を持つ方へメッセージをお願いします！

建物の法令点検というニッチな業界ではありますが、この業界には熱い想いを持ち、日々真剣に仕事に向き合う人がたくさんいることを知りました。また、チャレンジすることに背中を押してくれる会社なので、自分自身の成長を実感できる環境でもあります。良く知られていない業界だと敷居が高く感じられるかもしれませんが、未知の世界に飛び込むことで、新しい発見や学びが必ず得られるはずです。ぜひ、恐れずにチャレンジしてみてください。