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ーー寒暖の差が激しい季節となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、スーツのマーケティング部のトップで、CMOを担当する麻生俊幸さんにインタビューをおこなってきました。弊社のマーケターを志してくださる方に望むもの、また、こちらから提供できるもの等について話を聞いてまいりましたので、どうぞお目通しください!
ーーそれでは早速ですが、これまでのご経歴を教えてください。
麻生:私は、代表の小松と同じ大学で先輩後輩の関係だったのですが、学校を卒業した後、国内大手の化粧品メーカーに就職しました。
漫画の「島耕作」が好きで、漠然とキラキラしたイメージの宣伝の仕事がしたいと思い、中でも技術力とブランド力が共に必要とされる化粧品業界を選択しました。
ありがたいことに初配属で宣伝部に所属することもでき、順風満帆な雰囲気を感じておりましたが、現実は甘くはなく、就職氷河期ということもあり、想像していたバブルのような雰囲気は微塵もなかったです。宣伝部の仕事の大半は数字とにらめっこすることでして、島耕作のような世界は、当たり前ですが存在しませんでした(笑)
ーーそれは残念でした。。(笑) 続きをお願いします。
麻生:その後、多くの時間携わったのが、EC事業になります。
事業立案という最初の段階から15年ほど携わらせていただき、事業構築や、PL管理、プラットフォーム構築や決済まで、事業運営に関わる幅広い業務を担当しました。
ちょうどEC化率のような言葉が出てきたり、Web2.0といった言葉が注目されていた時代であり、IT化の黎明期に、現場で深く業務に関与できた経験は、今でもビジネスの現場で自分を支えてくれる力になったと感じています。
その後、40歳になるタイミングで新たなフェーズの仕事にチャレンジしたいと思いまして、マーケティング部門の立ち上げのタイミングにあった上場会社(コンタクトレンズメーカー)に部門責任者として入社し、組織構築や、部門業務の定義づくりから、マーケティング戦略の企画と実行をリードしておりました。
ーースーツにはどのようなきっかけで参加することになったのでしょうか?
麻生:代表の小松は、同じ大学のサークルの後輩、という関係でしたが、実は大学卒業後は全くと言っていいほど、連絡をとっておりませんでした。
ところが、フェイスブックでのつながりの中で、久しぶりに近況報告として2021年末に再会しました。
その際に彼が、現在のビジネスに関する新たな構想について高い熱量と強い意志とで話をしておりまして、その内容にも強い興味を抱いたため、機会があれば一緒に仕事をさせてほしい、と話をしておりました。
その後、こうして実際に参加することになりました(笑)
ーー麻生さんの考える「Suit UP」の可能性
麻生:「Suit UP」は単なるタスク管理ツールの枠を超え、組織、コミュニケーション、タスクの管理を可能とする幅の広さが魅力です。
組織課題として、多くの経営者から出てくるキーワードの中に、「社内の連携、コミュニケーション不足」といったものがあります。
私は、「連携」「コミュニケーション」という単語の裏には、整備しなくてはならない課題がいくつか存在していると思っておりまして、中でも最大の要素は、「組織、コミュニケーション、タスク」の可視化による管理と共有、ではないかと考えています。
つまり、「Suit UP」は漠然とした組織課題を紐解いて、会社全体の事業運営サイクルを良化し、結果として経営改善できる唯一のツールだと思っています。
ただし、ツールはあくまで目的ではなく手段です。
その手段は使い方によって、有効にも、無効にもなりえます。
つまり使い手の利用ハードルを下げることで、サービスの機能を最大限享受していただける、別の言い方をすれば、複雑で難解なプロダクトのせいで利用ハードルが高くなってしまった場合、使い手の方に、それを十分に活用していただけない、ということになります。
よくある例として見受けられるのが、部署や会社単位で有名なツールを入れてはみたものの、組織に根付かず一部の個人だけが活用している、といったケースです。
このような現状を踏まえ、「Suit UP」は、複雑な機能をできるだけ削ぎ落とし、どんな使い手にもかんたんでやさしいユーザー体験を提供している点が最大のポイントです。
難易度の高い経営課題、マネージメント課題に取り組むにあたって、さらに加えて、難易度の高いツールに労力は割きたくないですよね。
その労力を本来の課題に向けていただくことで、クライアント企業様の、ひいては日本経済の生産性の向上につながると確信しています。
ーースーツにおけるマーケティングの仕事のやりがいを教えてください
麻生:大きく3点が当社のマーケティング業務の醍醐味だと思います。
①マーケット規模
②クライアント企業様との距離感
③スピード感
当社はSMB(Small and Medium Business, 中小企業)マーケットをコアターゲットに据えていますが、国内にある中小企業は全企業の99.7%、社数として約420万社と言われています。
世の中によく出てくるニュースはやはりエンタープライズに関するものが多いものの、それは世間で起きているほんのひとつまみの事例でしかありません。
我々のプロダクトは日本を支える大部分の企業をマーケットとするため、マーケティング業務を実行するにあたって必要となる、市場規模のダイナミズムや、検証改善余地の幅の広さ、というところが魅力だと感じています。
また、マーケティング業務の中で私が最も重要だと思う点が、「人間理解」です。
ターゲットという言葉がありますが、同じターゲットに属する人でも、何か行動を移すタイミングは違いますよね。
その裏側には行動を起こす動機やトリガーが必ず存在しており、内面の心理を理解することが最重要であると思っています。
SMBの場合、決済者との接点も作りやすく、密なコミュニケーションもとりやすいという特徴があり、このため、「人間理解」にとって貴重な示唆を与えてくれます。
経営者視点で、課題の本質をキャッチアップしやすくなると同時に、しっかりとその課題に寄り添うコミュニケーションを実現できる、という点が2つ目の魅力ポイントです。
最後に、スピード感です。
これは、ベンチャーですので、社内のスピード感はもちろんのこと、コアターゲットがSMBということもあり、エンタープライズに比べ、キーマンや決済者にアプローチがしやすく、アポから商談、契約までのフローがシンプルかつ、短いリードタイムで成約出来る可能性が高いため、スピーディーなPDCAサイクルが実現可能な点です。
ーースーツの仕事によって得られるキャリアや経験について教えてください
麻生:これは、マーケティング業務のやりがいに通じますが、日本を支える大部分の中小企業が抱える経営課題に接し、キャッチアップできる環境のため、自らの視座を高め、視野を広げられるチャンスが多い点だと思います。
一般的な企業においては、所属する業界や部門の業務の範疇によって、どうしても制限が出てきてしまい、スキルや経験を身につけるための時間が必要となりがちです。
スーツでは、前述のようなクライアント企業様との距離感もあり、非常に重要なスキルや経験を素早く身につけることが出来ると思います。
ーー麻生さんの今後の人生の目標を教えてください。また、そこに至るロードマップと、スーツにおけるお仕事がどのように関係しているのかについても教えてください。
麻生:私は、マーケターとして関わる全ての人の幸せが人生の最大テーマなんです。
キャリアの前半はtoCだったこともあり、所属業界の範疇の中で、顧客という個人単位の幸せの実現を目指していました。
キャリアの後半は、スーツにおける業務を介して、企業という単位で、そこに所属する全ての人の幸せの実現をお手伝いさせていただきたいと思っていますし、その実現を介して日本経済の底上げに必ずつなげていきたいと思っています。
ーー麻生さんがお仕事をされるにあたり、大事にしていることを教えてください
麻生:多面的にバランス感を持って物事を見ることです。
過去と将来、社内と社外、テクノロジーと手触り感などなど、どちらかに偏重した考えによってバランスが崩れます。
そのバランスは、収益、評判、組織、人間関係、体調など様々な面で影響が出てきます。
多面的な視点で物事を見ることで、マーケターとしての懐をさらに広いものにしていきたいと思ってます。
ーー応募者に期待していることを教えてください
麻生:ユーザー視点で自分の意見を発信できることです。
マーケティング手法は、本やネットを介していくらでもインプット可能ですし、一方でその手法が10年先も使えるわけではありません。そのため、「手法」をたくさん知っている、という意味でのスキルセットよりも、ユーザー視点に立てること、及び意見を発信できること、を期待したいと思います。
「人間理解」の話をしましたが、ユーザー視点は人間が介在する業務であれば、いつの時代でも必要なスキルです。
また、チームで仕事をすすめるにあたっては、せっかくの意見を自分の中で温めているだけでももったいないですし、スピード感は出ません。
例えば、鉄は打つことによって、不純物が取り除かれて強くなるといいますよね。
チーム内での意見の発信も同じことです。
多様な意見によって強い組織へと磨かれていきますので、そんなみなさんと仕事をしていきたいと考えています。
ーーありがとうございます! ちょっと話題を変えまして、せっかくの機会ですので、麻生さんの趣味やすきなこと(もの)についても教えてください!
麻生:お酒と筋トレです笑
おじさんの仲間入りをする年齢になって、マリアージュというものがわかってしまい、料理によってお酒を変えて楽しんでいます。
ただ、その反動がすぐに体型に出るお年頃でもあるので、筋トレで体作りをしています。
その非効率性も含め楽しんでいます笑
ーー本日はありがとうございました。最後に、未来のメンバーに向けて一言お願いします!
麻生:「スーツ」という社名から、ドレスコードがあるようなイメージを持たれるかもしれませんが、全くそんなことはなく、参画しているメンバー同士の壁がなく、フラットかつ自由闊達な組織風土が魅力です。
一緒に日本のビジネスの底上げをしていきましょう!
* * *
以上、麻生さんへのインタビューをお送りしました!
社内でも指折りの穏やかな方でらっしゃる麻生さんですが、話し方も柔らかく、内容もこちらに合わせてわかりやすい言葉を選んでらっしゃったのが印象的でした。
スーツや「Suit UP」、さらに麻生さんの率いるマーケティング部にご興味を持っていただけた方は、ぜひ面談にご応募頂けましたら幸いです!