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「イシュー」からスタートすることで未経験職種をキャッチアップ。「自分が事業に貢献できることなら何でもしたい」

「未経験のスタートアップへの不安はなく、ただ事業のおもしろさと、そこに自分がどう貢献できるかの2軸で、スタイルポートへの入社を決めました」──そう話すのは、経営管理グループ 遠藤絢子です。新しい環境で未経験職種にチャレンジしてきた遠藤が、どんなマインドで業務をキャッチアップしてきたか、スタイルポートで今後実現したいことは何か、じっくり話を聞きました。

目次

  1. 「魅力ある事業に貢献したい」との思いからスタイルポートに入社
  2. 総務のつもりが広報へ。「自分にできることは何でもやりたい」と果敢に挑戦
  3. 未経験職種のキャッチアップは「WHY」や「イシュー」から考えることを意識
  4. スタイルポートの「強み」を伝えることが自分の使命
  5. \仲間を大募集中です/
  6. スタイルポートについて

「魅力ある事業に貢献したい」との思いからスタイルポートに入社

——はじめに、スタイルポートに入社するまでの経歴を教えてください。
 
子どもの頃から病院にかかる機会が多かったことと、親の勧めで読んだ黒柳徹子さんの「トットちゃんとトットちゃんたち」の影響で、誰かを助ける仕事がしたいと使命感を持つようになり、子供の頃の将来の夢は医療関係者や国連職員でした。

大学卒業後は、SPD(Supply Processing and Distribution)という病院の院内物流管理のシステムを開発したり、そのシステムのオペレーションを専門で行う会社に就職し、現場マネージャーなどを経験したんですが、コンサルタント会社だとどうしても外部の立場としてしか業務に入っていけず、だんだんとそれがもどかしくなったんですね。
 
そんな思いから医療法人に転職し、今度は経営に近いところで医療関係者をサポートするお仕事をすることになりました。そこでは総務として採用されたのですが、入社してみると現場を知るために訪問医療の現場に出てくれと言われて、理事長先生の車に乗って患者さんのところに出かけるようになったんです。半年ほど、スーツの上に白衣を羽織って現場に赴き、現場のことを本社にフィードバックしていました。当初の想定とは違う業務から始まりましたが、現場のことを知った上で本社機能としてどのような課題を解消すべきかが把握できたので、良い経験になったと思っています。
 
3年ほど勤めた頃、家族がタイ企業に就職することになり、私も同行することになりました。子供の頃、海外で働きたいという思いもあったことから、自分も現地の会社で働こうと就労ビザを取得して、バンコク銀行の関連会社で工業団地を開発して販売する会社に営業職として入社しました。
 
その後帰国が決まり、帰国と同時に日本での仕事を開始したいと思っていたので、タイからオンラインで転職活動をしました。
 
——そこからスタイルポートに入社したキッカケは何だったんですか?
 
スタイルポートを知ったのは、エージェントからの紹介がキッカケです。面接の案内が来て会社情報を見たら、「この会社、すごくおもしろそう」と思って。コロナ禍前でしたが、最終面接までオンラインで実施していただけるというのもありがたかったです。
 
私はこれまで10回以上引越を経験しているんですが、そのたびに自分でExcelで間取り図を作って、家具の配置をシミュレーションしていたんですよ。こういうサービスがあったらいいなとずっと思っていたので、スタイルポートのサイトを見たときに「まさにこれだ!」と。このサービスのためにできることがあるなら、ぜひやりたいと思い転職を決めました。タイから帰国し、実際にスタイルポートに入社したのが2019年1月です。
 
——未経験のスタートアップ業界に飛び込むことへの不安はなかったんですか?
 
当時はスタートアップだなんて、意識もしていなかったですね。純粋に事業がおもしろいかどうか。あとは自分がその会社のために貢献できるのか。この2軸でしか見ていませんでした。
 

総務のつもりが広報へ。「自分にできることは何でもやりたい」と果敢に挑戦

 

——スタイルポート入社後はどんなキャリアをたどってきましたか?
 
そもそもスタイルポートには総務のIPO担当として入社したはずだったんですが、初日に言われたのは「広報をやってほしい」と(笑)。ですが、自分にできることなら何でもやりたいと思っていたので、拒否する選択肢はまったく頭にありませんでした。
 
ただ、広報の知見はまったくなかったので、「それでもいいですか?」と確認はしました。そうすると、「自分たちも知見がないから、一緒にチャレンジしよう!」と言ってくれたんです。そこから広報としての仕事が始まりました。
 
広報は現場のことを知るためにセールスの勉強をしたほうがいいということで、最初の3カ月間はマーケティンググループ(セールスチームが所属しているグループ)で経験を積みました。商談にも同行して、セールスのメンバーがお客様にどんな説明をしているのかなど、商談の雰囲気をつかむことができて、すごく勉強になりましたね。
 
その後はウェビナーを開催したり、メルマガを打ったり、Web広告を出稿したりとプロモーションに近いことを担当していました。当時はスタイルポートとしてマーケティングの手法が確立されていなかったこともあり、認知やリード獲得につながる手段は何か、ネットで情報を見たり本を読んだり、他社の手法を研究したりして、手探りでコツコツ作り上げていきました。
 

未経験職種のキャッチアップは「WHY」や「イシュー」から考えることを意識

全社総会でOur Valuesを体現した人に贈られるOur Value賞を受賞した際の1枚

——現在の仕事内容について教えてください。
 
現在は経営管理グループでマネージャーとして人事と総務、広報を担っています。広報は現在も自らプレスリリースやメディアプロモートを担当していますが、イベントやメルマガに関する業務はマーケティング担当者に移行しています。
 
人事は、まず採用を任されました。候補者1人をアトラクトして、スタイルポートを好きになってもらう、最終的に入社して、活躍してもらう──そんな一連の流れが広報に似ているから、やってくれないかと言われたんです。
 
そう言われたらやるしかないなと。人事も未経験でしたが、これもまた拒否しようという考えはまったくありませんでした。会社の成長に伴い経営管理グループのメンバーも増え、私の業務範囲もいつの間にかどんどん拡がっていました(笑)。
今でも、スタイルポートに貢献できるなら何でもやろうと思っています。
 
——スタイルポートでの広報や人事、タイでの営業職と、未経験の職種にいろいろとチャレンジしていますが、キャッチアップはどのようにしてきたんですか?
 
いずれもとにかく、「いろは」から学びました。あとは、自分がそのとき所属している業態に応じて、必要なテクニックを身につけたり、分からないことはとにかく調べたり、人に聞いたりします。
 
中でもマーケティングや広報の仕事のノウハウは、世の中にすごくたくさんの情報があふれていますよね。私の場合、スタイルポートの会社と同じくらいのステージにある他社さんや、スタイルポートの少し先を走っている会社さんがどんな手法を取り入れているかを参考にすることが多いです。大企業のスタイルは現時点の当社には合わないので、主にスタートアップ企業をベンチマークすることが多いです。
 
タイで営業職にチャレンジしたときもそうだったんですが、新しい職種にチャレンジする際は、どんな目的や課題があるのかを最初に把握して、その課題を解決できそうな手段を探すという順番で取り組んでいます。
 
この思考はスタイルポートに入社してからより強くなりましたね。中條さん小野田さんという経営管理グループの役員やグループマネージャーが、「WHY」や「イシュー」から考えることを日頃から実践しているんですよ。
 
医療法人に勤めていた頃は目の前にあるタスクを解消するためにはどうすればいいかという仕事の仕方をしていたんですが、スタイルポートでは「ROOVを成功させるためにはどうしたらいいか」を考え、無限にある手段の中から優先順位をつけて取り組むようにしています。
 

スタイルポートの「強み」を伝えることが自分の使命

経営管理グループの皆と

——現在の仕事で一番ワクワクしたり、やりがいを感じたりするのはどんな瞬間ですか?
 
スタイルポートのミッションや、ROOV事業が不動産業界に対してどんな意義を持っているかをメディアの方にご理解いただき、それを世に広めるために手をつないでいただけた瞬間は、「やった!」と思います。
 
一方で、最近は競合サービスが増えていることもあり、業界No.1のスタイルポートとしては引き続き開発を進め、お客様に選んでいただけるサービスでなくてはならないと思っています。
 
CGを駆使して空間イメージを訴求できる技術と、商談をサポートするシステムを一気通貫で提供している会社は当社だけです。CG技術もプラットフォーム開発も、他社が追随できないよう拡張し、当社だからこそ提供できる価値を磨いていきたいですね。
 
スタイルポートには、住宅販売のペインを理解しているBizDevがいて、建築についての知見をもとにそれを解決できるエンジニアがいます。また、大手マンションデベロッパーとの商談を可能にするだけの人脈もあります。こうしたスタイルポートの強みやサービスについて伝えるのが私の役目です。
 
広報としての使命を感じる一方で、競合サービスが登場した現状を見て、「スタイルポートがやってきたことは正しかったんだな」とも感じています。競合の増加は市場の活性化につながるという意味で、いいことだと思いますね。
 
スタイルポートとしては現在の地位に甘んじるのではなく、全社一丸となって、各ポジションでやるべきことを果たし、業界をリードし続けていきたいですね。
 
——スタイルポートとして、また遠藤さんとして実現したいことを教えてください。
 
今後は住宅販売の領域にとどまらず、街づくりのような広い領域にも当社の事業を展開できればと考えています。

スタイルポートの新サービス『ROOV.space』が大規模複合開発プロジェクト「BLUE FRONT SHIBAURA」で初採用

 室内だけでなく、室外にも拡張して、建物の外観や街区の表現ができるようになれば、街づくりの企画全体に携わっていけますし、その街にある建物を利用するユーザーに対してもサービスを広げることができます。
 
より広い領域で「デジタルツインのROOV」と呼ばれるように、バックオフィスの一員として会社を支えていきたいです。

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