ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートし、社内ITサポートからコーポレートシステムを担う立場へ。さらに今は「AI戦略室」で、クライアントの業務改善を“0から形にする”仕事に向き合っている小島 太壱さん。
等身大の不安と、前に進むための感覚的な一歩。その背景を前編では深掘りしていきます。
1.仕事と役割
「ITサポートから始まったキャリア。気づけば“AIの現場”にいた」
Q.まず、これまでのキャリアの歩みを教えてください。
A. 最初はネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、社内のITサポート業務に携わり、PCの発注やライセンス管理、問い合わせ対応など“会社を支える裏側”の仕事を担当していました。
その中で、AI戦略室の立ち上げが始まり、興味があって関わり始めたのが転機でした。最初は触ったことのない領域でしたが、調べながら動いていく中で「自分はこういう0→1の仕事が好きなんだな」と気づいたんです。そこからはずっとAIに関わっています。
2.転機・挑戦の始まり
「このままでいいのか。迷いが“前に出る勇気”に変わった瞬間」
Q. ネットワークからAIへと大きく役割が変わっていますよね。何か迷いはありましたか?
A.ありました。「とにかく食べていくために」ネットワークの仕事を選んだ面もあって、ずっとこのままでいいのか、という気持ちはずっとありました。
だからこそ、新しい技術に触れられる環境は自分にとって大きかったです。「不安だけど興味がある」状態で飛び込んでみたら、思った以上に楽しくて。自分から手を挙げる場面が増えたのは、このAI戦略室に入ってからだと思います。今までは“来た仕事をこなす”ことが多かったので、かなり大きな変化でしたね。
3.カルチャー・人との関係
「仲間がいるから挑戦できる。等身大で進める環境」
Q. 新しい挑戦に向かう時、周りの支えはありましたか?
A.ありましたね。AI戦略室でもコーポレートシステムでもそうでしたが、周囲に“嫌な人はいない”んです(笑)。個性的な人は多いけど、嫌な人はいない。
だからこそ「まず相談してみよう」が自然とできる環境です。クライアントとの関係も近いので、途中段階でも率直に状況を共有しながら進められます。これはこの会社ならではの働き方だと感じています。
迷いから始まったキャリアの転換。
後編では、実際のAI業務のリアルや、クライアントと共に形にしていく面白さ、そして未来への想いをお届けします。