社内のあちこちに散らばる膨大なデータ。それを集め、整え、意思決定に使える「意味のある情報」に変えていく──。
スタイルエッジのデータインサイトセクションは、まさに組織の“縁の下”を支える存在です。
今回話を聞いたのは、新卒3年目でアナリティクスエンジニアとして活躍する
システム事業部 山本英介さん。
未経験からITの世界に飛び込み、2年目にはチーム立ち上げフェーズでPO(プロダクトオーナー)を経験。現在は社内外のメンバーと連携しながら業務を前に進めています。「人のために動く力が、組織を前に進める」というスタイルエッジのカルチャーを、データの現場でどう体現しているのか。
支え合いながら挑戦してきた3年間を振り返りながら、等身大の成長実感を語ってもらいました。
1.未経験から飛び込んだ、データの世界
―アプリづくりが教えてくれた“ものづくりの楽しさ”
Q.入社のきっかけについて教えてください
A.大学時代はIT未経験でしたが、コロナ禍で自宅にいる時間が増えたことをきっかけに、スマホアプリを独学で作ってみたんです。研究成果を自分で管理できるアプリを作ったのが最初で、「プログラムを組み立てて形にするのって楽しいな」と感じました。
スタイルエッジを選んだ理由は2つあります。
1つ目は、新卒からバックエンドやインフラなど幅広く触れられる環境だったこと。
2つ目は、ミッション・ビジョンへの共感です。就職活動で社員の方の話を聞く機会があり、雰囲気の良さや、誠実に向き合う姿勢に惹かれました。
2.散らばったデータを、意思決定の“武器”に
―データを集めて整える、地道だけど大切な仕事
Q.現在の業務内容について教えてください
A.社内に散らばっている膨大なデータを集約し、経営や現場の意思決定に使える状態に整える仕事をしています。
様々なシステムのデータを*データウェアハウスに集めて、電話番号の表記など細かな違いを整え、ビジネスロジックをSQLで定義していきます。
華やかに見える分析よりも、その前の“地ならし”がとても重要なんです。
ここが整ってこそ、現場が安心してデータを使えるようになります。
2年目には立ち上げフェーズでPO(プロダクトオーナー)を経験しました。
人が少なかったこともありますが、「やってみない?」と声をかけてもらえたのは大きな経験です。
今は一時的にセクションのリーダーも担いながら、チーム内外と調整し業務を進めています。
3.部門を越えて支え合う、“人のために動く”カルチャー
―データを介して広がる、横断的な連携
Q.チーム内外での連携は多いですか?
A.すごく多いです。
データエンジニアは基盤づくり、データアナリストは分析・レポート作成という分業がありますが、他部署とのやり取りも頻繁にあります。
現場から「こういう集計が欲しい」と依頼をいただいたり、マーケティング事業部やコンサルティング事業部の方と情報共有したり。
現場の方が分析しやすいよう、私たちが*データウェアハウスを整えることもあります。
誰かが困っていたら手を貸す、部門をまたいで支え合う。
データという共通言語があるからこそ、つながりながら仕事が進んでいきます。
POを任されたときも、先輩方が間に入って関係者との調整をサポートしてくれたり、「ここは一緒に考えよう」と寄り添ってくれました。
“背中を押してもらえる環境”があるからこそ、安心して新しい役割に挑戦できたのだと思います。
4.仕事のやりがいと、等身大の成長
―カオスだったデータが整った瞬間の達成感
Q.やりがいを感じる瞬間を教えてください
A.自分たちの作ったレポートや集計が「使いやすい」「助かっている」と聞いたときは本当に嬉しいです。
また、バラバラだったデータをPythonやSQLで整え、実用的なダッシュボードとして動き出した瞬間も大きな達成感があります。
Q.今後の目指していきたい姿は?
今はまだ依頼ベースの仕事が多く、単なる「データの抽出屋」になってしまっている場面もあります。
ただ、本来はデータから気づきを見つけ、改善策を提案できる ブレーン役のようなチームに進化していきたいと考えています。
整えたデータ基盤を活かして、事業を前に進める提案をこちらから発信できるようになりたい──。
そんな思いをチーム全体で共有しているところです。
Q.入社前と入社後で変化はありますか?
入社前は、新しい技術を触ること自体が目的になりがちでした。しかし今は、「この技術を使えば、現場のこの非効率を解消できる」「この分析手法なら、事業の判断を加速できる」というように、技術を「課題解決の手段」として捉えるようになりました。学ぶ楽しさは変わりませんが、その先に常に「使う人」がいる点が大きな変化です。
また、「調整力」も身につきました。 現場からの依頼は時に「売上の推移が見たい」といった曖昧なものもありますが、それをそのまま集計するのではなく、「見るべき指標は契約ベースなのか、予約ベースなのか?」といった具体的な要件に落とし込み、ビジネスの言葉をデータ定義に翻訳して合意形成する力がついたと実感しています。
5.これから一緒に働く仲間へ
ー手を挙げれば、ちゃんと応えてくれる会社
スタイルエッジは、本当に選択肢が多い会社だと思います。
経験年数に関係なく、手を挙げれば挑戦の機会を与えてくれる。
もちろん、周りのサポートも手厚く、「一緒に進めていこう」という空気感があります。
データインサイトセクションとしては、ビジネス課題の解決に深く関わりながら、事業をもっと前に進めていきたい。
人のために動くことに喜びを感じられる方と、一緒に成長していけたら嬉しいです。
ー人のために動くチームで見つけた、3年目の等身大の成長実感
「人のために動く力が、組織を前に進める」というカルチャーを体現する山本さん。
支え合いながら挑戦し、自身の成長を積み重ねてきた3年間の言葉には、等身大のリアルさと前向きな姿勢がありました。
スタイルエッジのデータインサイトセクションは、まだ進化の途中にあります。
一緒に“ブレーン役”として、組織全体を支えるデータ基盤づくりに挑んでみませんか?
*データウェアハウス:企業内のさまざまなシステムから集めたデータを一元的に蓄積し、分析や意思決定に利用するためのデータ基盤のこと。