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壁にぶつかりまくる新卒1年目……でも“メンター”がいれば大丈夫!?

エスプールは入社後の人材開発に非常に力を入れています。そのなかでも特徴的なのが「メンター制度」。異なる部署の新卒1年目と若手社員がペアとなり業務外で関わりを持ち、それぞれが切磋琢磨し合う……そんな制度で出会った若手ふたりの冒険譚を覗いてみましょう!

内定取り消し!?求めた成長、味わった挫折

                ▲成長環境を求めた就職活動時代の桂本昌輝

桂本 「自分にとって申し分のない成長環境があると感じていました」

就職活動中、桂本昌輝は自分が成長できる環境を探していました。彼にとって成長の定義とは、若いうちから多くのことを経験でき、また広い裁量権を持ってビジネスができること。その環境がエスプールにあることを知った桂本は、この会社への入社を決めました。

そうして求めていた環境との出会いを果たした桂本でしたが、落とし穴が待っていました。意気揚々と参加した内定者インターンで、挫折を味わうのです。

桂本 「こんなにもアポイントが取れないのか……と落ち込む日々でした」

着実にアポイントを積み重ねる先輩を見て、焦りが募っていくばかり。ついには体調不良も相まって、無断でインターンを辞めてしまいます。その後、悶々とした日々を過ごしていた桂本。やがて意を決して会社に連絡をしてみたところ、突きつけられた現実は“内定取り消し”でした。

桂本 「当たり前だと思いました。ただ、せっかく求めていた環境を自らの過ちで失ってしまうことに、諦めきれない想いがありました。なので、なんとかならないかと必死にかけ合いました」

そのかいもあってか、なんとか1次面接からやり直すことに。マイナスからのスタート。必死で想いを伝える桂本に面接官も次々と合格を出していき、ついには2度目の内定を獲得することに成功します。内定取り消しの決断をした人事部長の米川幸次は当時をこう振り返ります。

米川 「彼が当時体調を崩していることは知っていました。だから内定の取り消しまでする必要はなかったんです。ただ桂本への期待価値が高かったからこそ、このまま入社させてしまってはいけないと思ったんです。逃げ癖を桂本に植えつけさせないことと、せっかく面接で評価してくれた役員陣への、弁解の場をつくってあげたかったんです」

紆余曲折はありながらも、この会社なら自分が求める成長が実現できる。入社前から不安は多かったけれど、こんな自分でも採用してくれたエスプールには成果で返したい。そんな想いを持ちながら、桂本は入社の決意を固めたのでした。

そして桂本は、入社後にとある人物と再会します。内定者インターンのときに出会ったひとつ上の先輩、榎本貴仁です。

人の“働く”を変えたい!地方就労の現実に抱いた違和感

      ▲“働く”を変える!高い視座の同期たちと榎本貴仁。(上段左から5番目・右から4番目)

榎本は桂本より1年早い2016年に新卒で入社した、2019年で4年目の若手です。秋田出身の榎本は就職活動をするなかでエスプールに出会い、数社から内定をもらったのちにエスプールへの入社を決めました。

女手ひとつで育った榎本にとって、女性の働く環境を変えたいという強い想いが、就職活動を通して醸成されていました。また、地方就労の現実を目の当たりにしていた榎本は、人の“働く”を変えたいと強く思っていました。

榎本 「就職活動を期に周りの友人を見渡してみると、“働くことに後ろ向き”な人しかいなかったんです」

周りの友人たちはキャリアに対する知識がほぼないといってもいい状態なのに、仕事選びにあたっては、高校から提示された求人票を見るしかないような状況。そんな現状で“働くことに前向きになる”ことがどれほど難しいか。榎本は就職活動を通して初めて知るのでした。

榎本 「エスプールが標榜する“ユニバーサル就労”という考え方と、若手にもどんどん責任を持たせるという風土に惹かれました。人材サービスを経験して、人の“働く”ということをより理解する。そして自分が秋田で抱いた違和感を、自分が事業をつくって解決していく。そんなことが『エスプール』でなら実現できると、強く感じました」

桂本ほどの紆余曲折はないものの、東京という大都会でどう身を立てて秋田に貢献していくのか、強い決意を持ってエスプールに入社を決めたのでした。そして1年後の入社2年目のとき、榎本は2017年に新卒で入社してきた桂本のメンターに任命されます。

影の存在が照らしてくれたゴールまでの道しるべ

               ▲メンターとメンティーとして、再会した二人

桂本 「最初はチャラそうな人がいるなーと思っていました」
榎本 「なんか、堅そうな子だなーと感じていました」

桂本と榎本が初めて出会ったのは、入社時ではありません。その初対面は2016年4月。桂本が内定者インターンに参加し、榎本がエスプールに入社したてのとき、ふたりは顔を合わせていました。

それから約1年、桂本は新入社員、榎本は2年目社員として再会を果たします。その再会の発端である、のちに入社経緯もビジョンも違うふたりが絆を紡いでいくきっかけとなったのが、エスプールの「メンター制度」です。

月に1回、業務外でコミュニケーションをとるというのがメンター制度のルール。新卒が配属される6月から、ふたりの関わりはスタートしていきました。

榎本 「2カ月目くらいまでは正直、どちらもぎこちない感じでした(笑)。ただ桂本がなにかを抱えていることは、なんとなく感じ取っていました」

桂本が配属された部署は、榎本がかつて所属していた部署でもありました。そのため、桂本が仕事に感じるであろうやりがいも、逆に苦労するであろうことも、榎本は把握しています。その部署は立ちあがったばかりでもあったため、手探りで解を見つけなければならず、たとえ新人であろうと創意工夫をし、壁を乗り越えなければなりません。

そして迎えた3カ月目、それまで聞く側に徹していた榎本は、自分の考え方やこれからのビジョンを話してみました。

桂本 「今まで感じていた榎本さんに対するイメージが180度変わりました。自分とは正反対のタイプかと思っていましたが、とても近い価値観や考え方を持っていると感じました」

そんな榎本に対し、桂本も職場ではなかなか打ち明けることのできない悩みや、業務で苦戦していることを伝えてみました。

桂本 「正直、慣れない環境で同じ業務をしている同期もいないなか、上司以外に頼れる存在がいることは、入社したての自分にとって非常にいい環境でした」

そこからは二人三脚の日々でした。桂本は必死に考え、工夫して、実践してみる。それでもうまくいかなければ、メンターの榎本に相談をする。メンターはその想いや考えを全力で受け止める。職場以外にも安心して相談ができる人がいる、そんな安心感が、新人の目を成果に向けさせることにつながっているのでしょう。

エスプールは若手にもどんどん仕事を任せるような風土があります。ただ、その分かかる責任感は軽くありません。だからこそ成長ができるし、学びが多くあるのです。その重みを支えられないときは、周りに頼ればいいと思います。そのひとつの選択肢としてメンターがいるのです。

乗り越えた壁の先に見えてきたコト

              ▲挫折を乗り越え、成果を出すべく邁進する桂本

エスプールが制度としてメンターを実施するのは約1年間ですが、今でもふたりのメンター・メンティーとしての交流は続いています。

桂本 「自分自身も先輩社員としてメンターになり、後輩とどんな関わり方がいいのか今でも相談しています」

異動した先で責任のある立場にもなっている桂本は、榎本との関わりのなかで教えられたことを今でも実践しているのです。

桂本 「榎本さんが照らしてくれた道しるべは、自分の後輩にも見せてあげなきゃと思っています。テレアポのスクリプトや、商談時のポイントなどは、全て自分の言葉で言語化して残しています」

今の部署でも成果を出し続ける桂本は、誰が来ても成果を出し続けられるような仕組みづくりに邁進しています。

榎本 「自分の未熟さから心が折れてしまう経験は、誰しもが通る道なんです。しかもそれは2年目以降であろうと起きることなので、継続的に支えてあげられたらいいなと思っています」

育った環境も、持っていたビジョンも異なるふたり。メンター制度を通して切磋琢磨し合った先に見据えるのは、どちらも“新規事業の立ちあげ”。共に力を合わせて新規事業に取り組む日を目指して、これからも高め合っていくことでしょう。

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