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2年目にして異例の3部門受賞! かけがえのない人間になるために「自分の価値」を模索するプロデューサー

デジタル・コミュニケーション・カンパニー(デジタルを使った広告コミュニケーション事業を行う)スパイスボックスでは、若手からベテランまで、半期で最も活躍した社員を表彰するアワードを実施しています。

過去には、年間売上20億円の契約をまとめた社員や、先端テクノロジーを活用したイベント施策でクライアントから大きな評価を得た新人とベテランのコンビなど、さまざまな人がリーダーミーティングを経て選ばれ、受賞しています。

今回は2022年上半期で、3部門を受賞した2年目の営業プロデューサー折笠真優に、学生時代の経験から、今の仕事に向き合う上で大切にしていることなどを話してもらいました。どのようにして3部門を獲得できたのかがわかるかもしれません。

目次

  1. 大学時代の話
  2. 賞を逃して悔しい思いをした前回
  3. プロデューサー職の魅力とは
  4. 「プレッシャーはない!」と言える理由
  5. 引き出しの多いプロデューサーになりたい
  6. 「かけがえのない人間」になるために

大学時代の話

少し遡って話すと、私は学生時代からやってみたいと思ったことはすべて実際にやってみる!という人間でした。年5回は海外旅行をすると決めた年もあれば、バイトに関しても飲食やアパレルなどを経験しています。人生は1度しかないから勿体無い! とシンプルに考えていたことも大きいのですが、実は入学した建築学科に対して不安や悩みが芽生えていたことがきっかけでした。そこまで強い意志があって入学したわけではなかったので、こんなに必死に勉強して将来どうなるのか、本当に自分は建築がやりたいのか……とりあえず就活中も多くの業界を体験して自分の気持ちを確かめてみようと考えていました。

中学生くらいの時から動画編集が趣味だったので、将来は映像に携わる仕事を絶対にするんだ! と思っていましたが、最初は幅広く、IT企業や出版社のインターンにも参加しました。インターンを経験していく中で、映像を作っている過程や完成した瞬間よりも、自分の企画が通ったときに嬉しさを感じている自分に気づきました。そこで、自分が考えたアイデアに価値がつくような人間になりたいと思い、プロデューサーができる広告業界に最終的には絞りました。

実際に受けた数社の中でも、スパイスボックスからは最も自由さを感じたことと、選考過程でお会いした全ての方がビジョンやなりたい姿を持っていることに惹かれました。スパイスボックスにいる理由が目標からの逆算になっている方もいて、入社をすることがゴールではないと考えていた私にとっては、ビジョンを持って働ける環境に魅力を感じ、入社を決めました。

就活が終わってからは、自分たちでスペースを借りてカフェも開きました。大学生活最後の年は時間があって1番楽しい時期のはずなのに、コロナ真っ只中で思い出を作りにくいもどかしさを感じていました。そこで、日常を思い出にできる場所をつくりたいと思い、一緒に協力してくれる仲間を集めて自分たちで1から場所を借りて期間限定で“なんでもない日を記念日に”をテーマにしたカフェも開きました。

賞を逃して悔しい思いをした前回

3部門も獲れると思っていなかったのでびっくりしました。ただ、自分がこうしていきたい!と思うことを自由に挑戦させてもらえる環境だった分、打ち込むことができて、結果として「自分がなりたい姿」の途中でもこの評価をもらえたのかなと思っています。本当にたまたま運が良く、自分に向いているやり方で自由に型にはまらず仕事をできたことが、結果につながったのかなと。

受賞のときに先輩が泣いてくれたことが1番の驚きであり嬉しかったです(笑)。一緒にいろいろ考えてくれた先輩やスタッフのためにも絶対に獲りたいなと思っていたので、皆さんに恩返しができた感じがして本当に嬉しかったです。

実は、1年目の最後にもらえる「新人賞」の獲得を目標に、前年度は奮闘していました。入社当初の私は、自分がどうなりたいのか、強みは何で、どんな風に仕事をできると楽しくて、満足できるのかなどがわかっていませんでした。「これなら1人でできます!任せてください!」と言えるものもなかったため、貢献できる範囲が少なく、みんなが忙しそうなのに力になれないもどかしさや、同期と比べて焦る気持ちもありました。どうやったら「新人賞」を獲れるのか考え、とにかく(良くも悪くも)たくさん働いて、多くのことを学ぶようにしました。つく先輩によって案件の内容や進め方も全く異なるので、視野を広げるためにも色々な先輩のもとにつきたいとお願いをして様々な案件に入れてもらいました。自分はどういう案件が好きでやりがいに感じるか見つけていきました。

ただ、ひたすらに結果だけを追い求めてしまうことで「こんだけ頑張っているから」「こんなに頑張ってるのに」と独りよがりに、本質的ではない頑張り方になってしまい、疲れを感じていた時期もありました。結果としても、新人賞は獲れず、かなり落ち込みました……。大きなゴールがなくなった感じでこの一年の頑張りが自分にどんなスキルとして残っているのか分からなくなった時もありました。だからこそ今回、賞を取れてやっとお世話になった先輩方に恩返しができたことが嬉しかったです!

プロデューサー職の魅力とは

私は、クライアントが何を求めているのかを常に考え、前向きに取り組めるようコミュニケーションの仕方を相手によって変えています。そのおかげかは分からないのですが……クライアントから「折笠さんご指名で!」って言われたときの嬉しさは今でも覚えています。実は入社時に「折笠だからという理由で仕事を頼んでもらえるプロデューサーになる!」という目標を立てました。クライアントと密にコミュニケーションを取りながら一緒に案件を進められるプロデューサーに、改めてやりがいを感じました。

他にも、プロデューサーは対応領域が広く、ある種「何でも屋さん」になれるところが魅力。複数案件を同時に動かすため、マルチタスクが基本にはなりますが、常に新鮮な気持ちで、飽きを感じる時間がないほど様々な領域の仕事に取り組めるのが楽しいです。新しいことにも挑戦しやすいのも素敵ですし、いろんなことを見たり経験したりすることで、それが仕事に生きる場面もたくさんあると思っています。

「プレッシャーはない!」と言える理由

少し苦戦したことはインナーとのやりとり。例えば、フロントでの対応が得意でない方もいれば、細かい作業が苦手な方もいます。こちらのコミュニケーションの取り方でストレスに感じることも人によって違うからこそ、任せ方や伝え方を変えていく必要があると学びました。みんなが納得した状態で案件を進めるために、今は「この方にはこういうお願いの仕方をしたほうがモチベーションを保ちながらやってくれるだろうな」とか「この人はこういう作業が得意だろうな」と、人間観察をすることで一人ひとりの強みをちゃんと見るようにしました。なるべくそのメンバーが目指したいことや目標を事前に聞いて、コミットできるようなかたちで業務をお願いしたり進行したりするよう意識することで変わりました。

2年目になると、プレッシャーなどもあるのかな? と身構えていたのですが、業務面でも精神面でも自由度が高くなった分、個人的にはかえって楽になりました。スパイスボックスでは、若いうちからでも自分の裁量を持って働けるので、自分にとってはありがたい環境です。自分の意思と向き合って、自分の価値を高めるために「やってみたいことかどうか」の軸でも判断をできるようになったので、1年目の時のように何でもがむしゃらに稼働をかけて頑張ることは減り、自分なりの軸を持って仕事をできるようになりました。また、業務の中では「これは本当に必要なのか?」を常に問うことで、効率よく無駄を削ぎ落とせています。自分の意思を大切にしながら、効率よく働いて結果を出すことが大事だと思っています。

プレッシャーがないか聞かれたこともありますが、私の場合は失敗することは、ある種当たり前でもあると思っていますし、やらないことによる後悔のほうが勝ってしまうので、あまり重く捉えずに挑戦しています!

引き出しの多いプロデューサーになりたい

現時点での自分の課題は「引き出しが少ない」こと。クライアントの悩みに対して、幅広く提案できるようになることで、クライアントの目標を達成していきたいです。他には、ブランディングの仕事にも挑戦してみたい。クライアントと長年ご一緒していると、新たな課題が出てくることもあるので、解決策を提示できるよう、私自身がプロジェクトをもっと俯瞰的に見たり、中長期的に見たりしながら大きく動かしていけたらなと。今は、中途社員の方からもたくさん教えてもらっているので、デジタル以外の広告施策など自分の頭の中になかった発想や手法を得られて楽しいです。常に本質的な施策を実施していくことで、クライアントや世の中に発見を与えられるようなプロデューサーになりたいです。

「かけがえのない人間」になるために

最後に、私が大切にしている座右の銘について話します。

「かけがえのない人間になるためには常に人と違っていなくてはならない」
ココ・シャネル

この言葉を日記の最初のページに毎回必ず書いて、自分を見つめ直すきっかけにしています。周囲と同じ量の行動しかしていなかったら、同じことしかできないというちょっとした怖さがあるからです。周囲があまり経験していないことや、経験しようとしていても先延ばしにしていることを、私は積極的に行うことで「自分にしかない価値」を作っていきたいと考えています。自分が経験したことから生まれた発見や気づきを、他者に与えられることこそ、私の価値だなと。そしてスパイスボックスの仕事にもつなげて、もっと色々な人の役に立てるよう頑張っていきたいです!


広報による編集後記
座右の銘の他にも、仕事をする上で大切にしていることは以下の3つと答えてくれた折笠さん。
①自分の意思と向き合い「やってみたいことかどうか」を判断軸にもつこと
②常に人を大切にすること
③笑顔で過ごすこと

自分の意志を強く持つとともに、周りの人のことも大切にし、いつも前向きな折笠さんの笑顔に多くのメンバーがパワーをもらっていると思います。さらに期待が大きくなる中でも、より自由なチャレンジで、スパイスボックスにとってさらにかけがえのない存在になっていくのが楽しみです。


折笠さんに関する過去の記事

1年目と先輩に聞く「リモートワーク」での新人育成について | 株式会社スパイスボックス
現在、出社率が約3割(※)となっているスパイスボックスですが、プロデューサーとして働く新卒1年目の社員にはどのような育成やサポートがあったのか、同じチームの先輩(育成担当)も交えて聞いてきました。 (※)出社率は33%。社員平均は月に7日出社。(2022年1月のデータより) ▲育成担当の先輩、河原林さん(写真左)と、新卒1年目の折笠さん(写真右) ...
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広告業界やスパイスボックスに入社した"決め手"とは? | 株式会社スパイスボックス
折笠 真優(入社2年目・アカウントプロデュース局・プロデューサー) スパイスボックスに新卒で入社し、プロデューサーとして勤務。美容系クライアントのインフルエンサー施策、住宅設備系クライアントのTikTokアカウント運用や、金融系クライアントのSNSアカウント立ち上げや広告運用を担当。趣味はゴルフや韓国ドラマを見ること(休日は大体外に出ています!) 竹松 真歩(入社1年目・アカウントセールス局)
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