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「会社に期待されてない」と思い込んでいた私が、入社2年目で1億円の案件を任されるまで。

こんにちは。スパイスボックス広報の降旗です。

今回はスパイスボックス入社2年目、営業プロデューサーの佐藤萌花のストーリーです。今年のキックオフでは、入社1年目のメンバーの中で一番活躍した社員に送られる「ルーキー・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞した佐藤萌花。

ファッションと編集が好きな新入社員の「女の子」が、どんな人にも対等に仕事が出来るプロデューサーの「女性」へと成長した過程と、彼女自身が感じる今の想いを話してくれました。

客観的、そして冷静に。だけど可愛らしさも持つ、佐藤萌花の今の気持ちを、読んでみて下さい。

会社から期待されない「編集好きの女の子」だった新入社員時代

大学3年生の頃から、スパイスボックスにインターンで来ていたり、その後もアルバイトをさせてもらったり、スパイスボックスとの繋がりは入社前からありました。ただ、私は「編集がやりたい」って強く思っていたので正直、他の会社で内定を頂いてましたし、その時は今とは別の道で頑張るんだって、思っていました。でも、就活を終えて色々考えると、やっぱり進もうとしている自分の将来とか、行こうとしている会社は何か違うなっていう気持ちが大きくなってきて。で、4年生の秋くらいに、もう一度就活をやり直して、縁があってスパイスボックスに入社しました。入社してすぐは、今も担当している自社のファッションメディア「DiFa」で編集の仕事がやりたくて、周りの人にそればっかり言ってました。本当もう、毎日言ってて。自分がやりたいことを押し付けすぎて、社内からは「編集好きの女の子」と言う目線で見られていました。だから、会社から私はプロデューサーとして全く期待されていないな、と。そう感じて、すごくショックで、就職先、間違えた!とさえ思って(笑)でも見返してやろう、って強く思ったんです。


中途半端な自分が嫌で目覚めた、プロデューサーとしての自覚

期待されてないと感じつつも、なんとか希望の部署に入ることができました。半分、プロデューサー、半分、「DiFa(自社ファッションメディア)」の編集の仕事をすることになって。でも配属されてから半年間はまったく結果が出ませんでした。どっちも中途半端、会社に貢献出来ていない。そんな自分が嫌で、会社に居ることがずっと苦しかったのを覚えています。誰よりも提案出して、誰よりも営業先に多く訪問して、人より倍仕事しないと、って自分で自分を追い込んでいました。でも、なかなか結果が出なくて、このままじゃ本当にマズイな、と。結果も出せないのに、自分がやりたいこととか、編集がやりたいとか言っていられないし、もっとプロデューサーとしての仕事に集中して、「何があっても目標やり切って、会社に貢献しよう」と、気持ちを切り替えました。ただ追い込むだけじゃなく、自分自身の気持ちに折り合いを付けて、前向きに仕事を考えたら、少しずつ結果が出始めたんです。プロデューサーとして何が出来るのかを真剣に考えて、結果を残そうと仕事と向き合っていたら、その年の入社1年目で一番活躍した人に送られる「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。素直に、すごく嬉しかったです。とにかく会社のために仕事をしたこと、一人のプロデューサーとして認められたこと、それが本当に嬉しかったです。今考えると、これが中途半端な自分から抜け出す一歩であり、今の仕事のモチベーションにも繋がる経験だったと思っています。

私は人と働いてるし、結局は人で働く

当たり前ですが、仕事は人で進んでいて、それは自分1人だけじゃないし、色々な会社が絡んで成り立っているものじゃないですか。プロデューサーの仕事で実績が出始めた頃、仕事の環境で少し悩むことがあって。その頃はチームの人たちや一緒に仕事をしていた他の会社の方々にも色々迷惑をかけてしまい、本当に落ち込むことが多かったと思います。でも、その迷惑をかけてる人たちに私のほうが助けられて、励まされて、なんとか一歩ずつ前に進んでいけた時期でもありました。「あぁ、私は人と働いてるし、結局は人で働こうと思うんだ。」と当たり前のことが身に沁みてきて、人との関係やチームつくりについて考えるようになったんです。私は「0(ゼロ)」から仕事を生み出すことは出来ない人間だと自分で分かっています。だから、プランナーやクリエイティブの方々には本当、助けられていますし、尊敬しています。私の役割はきっと、周りから出たたくさんの意見やアイディアの「1」をまとめて「100」にする事。関係している人たちの個性を引き出して「100」以上にすることだと思っています。私は1人では何も出来ません。どんなに時間を使っても、仕事を完成させることは1人では無理だと分かりました。仕事、チーム、会社は、個人それぞれの得意分野があって成り立っていると実感した1年でした。


一緒に成長出来る環境をつくるために

今考えると色んなことがあった1年だな、って思います。今年から新入社員が入って、私もお姉さんになりました。前段でも話したように、自分1人じゃ何も出来ないので、後輩とも一緒に成長して、いい仕事が出来ればと思っています。自分としてはマネジメントや育成にも興味があるので、そういう意味でも自分の下に後輩が配属になったことはチャンスだと思っています。でも、正直なところ、人を育てるって難しい。目の前の仕事をやりつつ、後輩の意見も聞きつつ。教えると言うよりは本当に一緒に成長する感じです。私が持っていないものを、彼女はたくさん持っているから、そこをもっと引き出していければと思うし。マネジメントとかチームつくりって、誰かに教えるとか育てるよりは、「一緒に成長出来る環境」だと私は感じています。せっかくなら自分も周りも全員が楽しく、気持ちよく仕事したいじゃないですか。教える立場とか教えられる立場、だけじゃなく。そういう環境だからこそ成長出来ることもあると思うし、まだ見たことない景色が見えたら良いなって思っています。


これからもブレないこと

入社して1年半。何のために仕事してるかって聞かれたら、今は自己満足のため、です(笑)。仕事では、まだ出来ないことも多いし、成長しなければいけないこともいっぱいあると感じています。でも、振り切って全力で結果を出したからこその今があるし、これから挑戦したいなと思うことも出てきました。自分の得意分野を伸ばすとか、決められた範囲に留まらずチャレンジしたいとか。でもその根底にあるは、誰かに何かを「伝える」とか「届ける」っていう事をしたい気持ちがあって、それはこれからも変わらないって感じています。私、小さい頃から自分で新聞とか本とか作ってて、今思うと笑えるんですけど、幼稚園の頃に赤ちゃん向けの絵本とか作ったりして(笑)。今はプロデューサーとして、人に想いを伝えたり、求めているものを届けたりっていう事が出来ているから、自分でも納得のいく仕事ができています。自分が成長することとか、チームや会社をどうつくるとか色々あるけど、仕事をする人間として、1人の「女性」として誰かのロールモデル的な存在になりたいと思うし、もう一段階上に行けるようになれば良いかなって。この先どんなことがあるか、自分でも分かりません。でも、一歩ずつ、ちゃんと、考えて進んでいければって思います。

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