こんにちは、スパイスボックスのアナリスト兼採用広報担当の松原です。
今回は2019年春に入社した、スパイスボックス新入社員の石黒を紹介します。
【名 前】石黒竣介(いしぐろしゅんすけ)
【年 齢】23歳(1995年10月8日生まれ)
【出身地】新潟県新潟市
【現住所】東京都世田谷区
個性が無いことにコンプレックスを感じた就活生時代
こんにちは、2019年4月にスパイスボックスに入社した石黒竣介です。まずはついこの前のことのように思える、就活について振り返ってみたいと思います。
「あなたの個性はなんですか?」「学生時代に頑張ったことはなんですか?」
就活生のみなさんが、企業のESや面接で一番よく聞かれる質問ではないでしょうか?
僕も学生の頃、みなさんと同様に、この問いと嫌というほど向き合うことになりました。大半の人は、就職活動を機にこれまでの自分の人生を振り返り、自分の個性や大事にしている価値観、夢中になって頑張れることは何か? という質問に、答えられるようになっていくのではないでしょうか。
しかし僕は違いました。
自分自身の人生を思い返してみると、小さな頃から何か一つのことに熱中して、たくさんの時間を費やしてのめり込んだ経験が無く、「あ、自分には周りに誇れるような個性が無いな。」と気づかされてしまったんです。
途方も無い気づきを得たところで、就活は待ってはくれません。面接で周りの学生が輝かしい自分の個性を、実績や体験談を交えながら面接官と話している姿に強いコンプレックスを感じていました。
悶々とした日々を過ごす中で、お気に入りのテレビ番組を見ていた時に、ある出演者が発していた「個性は無くても良しとする」という言葉に心が救われました。その方は漫画雑誌の編集者で、僕と同じように個性が無いことにコンプレックスを抱いた過去を持ちながら、「個性がなくても周りの人たちの個性を受け止める受容体のような存在でありたい」という自分のスタンスを語っていました。
その言葉を聞いた時、それまで張り詰めていた自分の心がスッと楽になり、自分も周りのみんなの個性を受け止めるような受容体になりたい、周りの個性が発揮できるような環境を作る存在を目指そう、と自分の価値を見いだすことができるようになりました。
そんな個性のない僕が唯一心から好きだと思えたもの
個性が無いことに悩んでいた僕にも、一つだけ心から好きと言えるものがあります。それが、地元(新潟)のプロサッカークラブです。
出会いはさかのぼること17年前。当時小学2年生だった僕は、2002年に開催された日韓W杯で高まる、サッカー熱に強い衝撃を受けました。地元でもグループリーグの試合が数試合行われ、近所の繁華街にいろんな国のサポーターが。初めてみる外国人、彼らは国籍も肌の色も関係なく、サッカーを通じてコミュニケーションしている姿がとにかく衝撃的でした。国も言葉も違う人たちが一緒になって楽しめるサッカーってすごいな、と子ども心に思ったのを覚えています。その後、地元にも国内リーグを戦うサッカークラブがあることを知り、母親に頼み込んで連れて行ってもらいました。
その時に目にした光景は、今でも衝撃と共に鮮明に心の中に焼き付いています。
チームカラーのオレンジ色で埋め尽くされたスタジアムと、地響きのような声援。
年齢も性別も育ってきた環境もまったく異なる4万人のサポーターが、チームの勝利のために、選手を鼓舞するために、想いを共有して大きな声援を送り続ける姿。
チームの勝利を共に喜び、たとえ敗北したとしても暖かい声援で向かい入れるサポーターの愛。
こんなにも人々を熱狂させるサッカーというスポーツと、サポーターの持つクラブへの想いの強さに魅了され、今でも心の中に大事にしまっています。この経験から、一人ひとりは小さいかもしれないけれど、その熱量が集まった時に生まれる、他に例えようのないあの瞬間をつくる仕事に、携わりたいと考えるようになっていきました。
僕がスパイスボックスを選んだ理由
興味が強かったのはサッカー、スポーツ業界でしたが、一つの業界に絞ることは、自身のアプトプットを狭めてしまうような気がしていました。そこで興味を持ったのが、広告業界。
広告であれば、世に出ているアウトプットの裏側にある、作り手や関係者の想いに携われると考えました。いくつかの広告会社を受ける中で出会ったのがスパイスボックスでした。
スパイスボックスのミッションは“Storytelling Update”
人が人に想いや考えを伝えるストーリーテリングは、ソーシャルメディアの出現によって、 かつてない影響力を持つようになりました。 ソーシャルコミュニケーションの時代に、何を、どう語るべきか。 先史から続く人間のコミュニケーションの本質を追求し、 今この瞬間に合わせてアップデートする。 それが、スパイスボックスの使命です。
「ストーリーテーリングをアップデートする」というキーワードに非常に共感し、この会社なら自分がやってみたい「熱狂する人たちの想いを世の中に届ける仕事」ができるかもしれない、とワクワクしたことを覚えています。
僕は今、ビジネスデベロップメントチームに配属が決まり、新規営業で新しいクライアントの開拓に挑んでいます。模索の末にたどり着いた「個性」を生かして、クライアントの想いが詰まった製品やサービスを、“語られる形”で届けていくことができるように、頑張っていきたいと思います。