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SaaSスタートアップによるリモートワーク術 vol.2

こんにちは!株式会社スペースリーで人事をしている養安(@ayoan_0121)です。
前回の記事からあっという間に1か月空いてしまいました…^^;

VRのSaaSスタートアップ企業であるスペースリーが、全社員リモートワークになり試行錯誤していくリアルな現場を人事の目線から綴るシリーズ。
vol.2は、リモートワーク伴う制度作りについてがテーマです!

vol.1は社内コミュニケーションについて書いているので、興味ある人はぜひ読んでください!

目次
▼リモートワークで起こるデメリットは?
▼導入したサポート制度3選
▼まとめ

▼リモートワークで起こるデメリットは?

制度の詳細についてお伝えする前に、そもそも制度を新しく作ることになった理由はリモートワークによるデメリットの解消とスペースリー社員の働きやすさの維持のためです。

リモートワークは家族との時間の調和がとれる、通勤ストレスの軽減など、社員にとってメリットは大きいです。会社としても交通費や経費などの削減という観点でのメリットもあります。

その一方で、デメリットもあると言われています。それらのデメリットをどう解消していったのか、解消しきれなかった分をどのように制度で補ったのかをお伝えします!

一般的に言われているリモートワークのデメリット
1) 仕事のメリハリがつきにくく生産性が落ちる懸念
2) 働きすぎになる
3) セキュリティ面の懸念
4) 子供の世話をしながらの業務は困難
5) 自宅の環境整備が必要となる
6) コミュニケーションの難しさ
7) 出勤管理や業務管理がしにくくなる管理面の問題

リモートワークのデメリットとしてはこのあたりが挙げられますが、スペースリーではこれらのデメリットをそれぞれのこのように解消していきました。

「1) 仕事のメリハリがつきにくく生産性が落ちる懸念」と、「2) 働きすぎになる」については、スペースリーメンバー各々の責任感、工夫、コミュニケーションにより、現時点でデメリットは顕在化せず進められているのではと感じています。

万が一のことがあるとリスクの高い 「3)のセキュリティ面の懸念」は、担当エンジニアが社員が遵守するべきセキュリティチェックシートを作ってくれ、皆で徹底することになりました。

他の会社さんも頭を悩ませている「6)のコミュニケーションの難しさ」は前回の記事でお伝えした通りで、これからも随時改善していく予定です!

「7)の管理面の問題」は、まずは出勤管理について社労士さんとも相談の上、勤怠システム導入やリモート時の労務管理を考え直すことで進めることになりました。業務については日々のslackやチームMTGで共有できています。

その中で、「4)子供の世話をしながらの業務」と「5)自宅の環境整備」は、どうしても制度などの会社からのサポートが必要では、ということで制度導入に至ります。

         快適な仕事環境を作るには必要なものが多いですよね…

▼導入したサポート制度3選

今回は異常事態だったこともあり今までの環境が単純に「会社から家に代わっただけ」ではありません。子供と一緒に過ごしながらだったり、自宅の環境が整っていない中で仕事せざるを得なかったり…

そこで、上記デメリットの解消とスペースリー社員の働きやすさやパフォーマンス維持のためにいくつか制度を作りました。その中で抜粋してご紹介します!

①保育園等自粛で子供の世話が必要なパパママ社員への有給

スペースリー社員の3割はパパママなのですが、小学校が休校、保育園幼稚園も自粛要請となり家で子供の世話をしつつ仕事をしなければいけない社員は、本当に本当に、大変そうでした…

そこで通常の有給休暇とは別に、子供の世話で仕事ができない時間は特別有給休暇を取得できるようにしました(給与がでます)。正社員は半日ごとに、契約社員は1時間ごとに取得できます。

また、働く時間についても柔軟に、元々の就業時間通りでなくても働けるときに働く形にしてもらいました。例えば、子供がお昼寝したら仕事、散歩の時間は特別有給休暇を使って退勤…など、柔軟に、できる範囲で最大限働いてもらっています。(でも成果は維持するところがさすがスペースリー社員!)

子供との時間を取りつつ、柔軟性高くも働いてもらえたことで、パパママ社員からは助かったとの声をもらえ、会社としてもコロナで緊急事態の中でも継続して成果を出してもらえたのでよかったと感じます^^

②ITツールお試し導入サポート

リモートワークで必須になるのが、ITツールやクラウドサービスですよね。スペースリーでは既に導入しているものも多かったのですが、他にも仕事の効率が上がりそうなものがあれば、試験的に導入できるようにしました。

月額上限の範囲内のサービスに使えて、お試し期間は3か月、成果が見られた場合には会社経費で継続することにしています。他メンバーにとっても生産的なものだと評価されれば部署or会社全体での導入もありえますよ。

便利なサービスが増えてますし、新しいものも気軽に試してみて仕事の効率が上がれば良いなと考えています!

➂自宅を働きやすい環境に整備するためのサポート

そもそも家に快適な仕事環境が整ってた人って少ないと思うんです。それまでは仕事はオフィスでするのが当たり前な働き方が大多数でしたからね。私も仕事用のデスクもチェアもなかったので、しばらくはダイニングテーブルで仕事してました。(仕事も食事も1日中ずっと同じ場所…笑)

職種によってはモニターがないと不便だったり、セミナー登壇者はウェブカメラが必要だったりもしますよね。そういった職種や元々の自宅環境によるニーズもまちまちでした。

● 急なリモートワーク移行で自宅が整備しきれていない中、働きづらさを軽減してパフォーマンスを保ってほしい
● 職種や自宅環境によって異なるニーズに応えたい

そのために「リモート業務環境整備支援」を作りました。リモートでも変わらず仕事ができる環境を整えてもらうため、【モニター / ルーター / デスク / チェア / ホワイトボード / 照明 / ウェブカメラ】等の購入には2万円まで会社が補助を出すことになっています!

今のところ人気なのがこの照明です。スペースリーのデザイナー小太刀さんがセミナー開催した時に使ってコスパ良かったので、商談の多いビジネスサイドメンバーがこぞって購入してます^^

▼まとめ

さて、今回はリモートワークでのデメリットと今回のコロナという特殊な状況のなかで、会社として新設した制度についての話でした。今ある制度も変わっていくかもしれませんし、必要に応じて新しく作られる可能性もあります!

今回は制度をメインに書きましたが、次回はリモートでの教育体制についてお届けする予定ですのでぜひまたご覧ください。最後までお読みいただきありがとうございました!

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