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【ミッションを見直しました】見直しの背景と新しいミッション「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」にかける思い

こんにちは、SocialDogの代表、小西です。

SocialDogでは、社内ワークショップなどを経て、新しいミッションを作りました。

この記事では、ミッションの見直しの背景や経緯、新しいミッションに対する思いをご紹介します。


ミッションとは

ミッションについては様々な考え方がありますが、SocialDogでは次のように考えています。

ミッションとは、平たく言うと「会社の存在意義」です。会社は社会に対して何らかの貢献をする存在であり、どのような貢献をするかを定義するものだと考えています。

開発もマーケティングもカスタマーサクセスも、会社の全ての活動はこのミッションの実現のためであり、ミッションはそれらの活動が正しく行われているかの拠り所となる大切なものです。

なぜミッションを見直すのか

社会に対してどのような貢献ができるかは、社会や業界の状況、会社の状況によって変わるので、合わなくなったら見直しが必要です。

これまでのミッションは「テクノロジーで世界をスマートに」でした。代表の私がエンジニア出身であり、「技術者として、世界にスマートにしていくために何かを作りたい」という創業時の思いをそのまま言葉にしたものです。

SocialDogでは創業時からずっとSNSに関する事業を運営しており、SNS管理ツール「SocialDog」は順調に伸び、「X管理ツール」の第一想起率1位(※1)、アカウント数は100万を突破、国内シェアNo.1(※2)となりました。昨年はInstagramやFacebookにも対応するなどして、「SNS管理ツール国内圧倒的No.1」を目指しています。会社の事業領域は創業から今までもこれからもずっとSNSです。

それであれば、ミッションもSNSにフォーカスしたものである方がわかりやすく、日々の業務でも役立ちそうであることから、ミッションを見直すことにしました。

ミッションの見直し

オフサイトミーティングでのレゴシリアスプレイのワークショップ

まずは今のメンバーが「何を大切にしているか」ということから考えるため、オフサイトミーティングでワークショップを開催しました。ちなみにSocialDogはフルリモートワークの会社なので基本的に直接会うことはないのですが、オフラインでしかできないコミュニケーションをするためにオフサイトミーティングを定期的に開催しています。

ワークショップは、「レゴシリアスプレイ」という方法で、レゴを使って行いました。「レゴシリアスプレイ」は、レゴブロックを利用して、存在するが表現できないことを言語化、共有するための方法論で、NASAやGoogleでも導入されているそうです。ミッションのように物理的には見えないものを可視化して言語化した上でチームで共有することに適しています。

4-5人のグループに分かれて、SocialDogの強み、価値観、提供価値、そしてミッションをレゴで表現して、それぞれについて説明しあいました。強みや価値観という抽象的なことを限られたレゴで表現するのは難しく、ただ言うよりも言葉をひねり出せていた気がします。会話の中で出てきたキーワードをふせんに書き、それぞれのグループでミッションの案をいくつか作ってワークショップは終了しました。

見直しミーティング

その後、マネージャー陣でミーティングを開き、オフサイトミーティングで出た案やキーワードを見ながら、再度ミッションのテキストを出し合い、80近くも案が出ました。それぞれの案を確認し、各自で良いと思ったもの3つずつに投票し、上位8個まで絞りました。

そして、下記の3つの観点でそれぞれ点数をつけてみて、高かったもの1つに絞り込みました。

  • (自分が)エネルギーが湧くか
    • 自分が(可能なら「社内のメンバーが」と考えても良い)「取り組みたくなるか」「エネルギーが湧くか」「大義があるか」
  • (採用候補者が)このミッションの会社に入社したいか
    • 採用候補者が、「社会にとって良いインパクトがある」「取り組みたい」と感じるか
    • ミッションと事業や会社の強みに一貫性があるか
  • (顧客が)このミッションの会社のサービスを使いたいと思うか
    • 顧客が「自分のビジネスの役に立つ」「共感できる」「応援したい」と感じるか(ジョブ理論でいうと「プロダクトを雇用したい」と思うか)
    • 事業内容と一致しているか

▲Notionでの案文検討の様子

その後、単語の順番、助詞、漢字かひらがなかなどの微妙に異なる4パターンを作成し、言いやすさ、覚えやすさ、わくわく感といった観点から、ここで全メンバーに投票してもらいました。4案のそれぞれにほぼ同数票が入りましたが、僅差で多かったものに決定しました。この結果、新しいミッションが「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」に決まりました。

実際は票数にかかわらず、僕が代表として最終決定することにはしていたのですが、結果的には票数の多いものになりました。僕としてもSocialDogを通じて社会に貢献したい内容と一致しているので、いいミッションに決まったなと思いました。

ちなみに投票や議論にはNotionのデータベースをフル活用しました。複数の案に簡単に投票したり意見を書き込んだりとても便利でした。

新ミッション「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」にかける思い

僕が代表として、このミッションにかける思いを紹介します。

SNSによる情報流通の革命

はじめてSNSが登場してから20年が経ち、X(Twitter)、Facebook、InstagramとさまざまなSNSが使われるようになり、スマホの普及もあって、誰もがいつでも気軽に情報を発信できるようになり、情報は投稿した瞬間から文字通り瞬く間に拡散され、秒単位のリアルタイムなやりとりができ、アルゴリズムによって大量の情報から興味のある情報を受け取ることができるようになり、ニッチなことでも興味の近い人と繋がれるようになるなど、情報流通のスピード、量、質がそれまでとは圧倒的に変わりました。

SNSはビジネスも変えました。自社の情報を低コストで発信でき、自社の商品やサービスへの生の声をリアルタイムに見られ、顧客と直接コミュニケーションできりようになりました。SNS以前では考えられなかった変化です。これにより、無料で誰でも気軽にインターネット上で顧客と繋がれるようになり、予算や知名度がない個人や中小の事業者であっても、うまくいけば大きな成果を上げられるようになりました。

SNSが当たり前のものになった今はあまり意識することはないですが、SNSの登場は、世界の情報流通を大きく変える革命でした。

SNSを老若男女が使い、情報流通インフラになっていく

総務省の調査(※3)では、X(Twitter)やInstagramの利用率は、20代では約7割ありますが、40代〜60代では約2〜4割となっており、まだ大きな伸びしろがあります。この数字は毎年伸びており、近い将来、どの世代でもさらに多くの人がSNSを使うようになり、いよいよ老若男女がみんなSNSから情報を得るようになり、SNSが情報流通のインフラとなっていきます。

SNSを使う人が増えることでネットワーク効果が働くので、今よりもさらにSNSが欠かせないものとなっていきます。

SNS運用の難しさ

SNSは気軽に始められる一方で、成果を出すのは難しいです。経験やノウハウがなく何をしていいかわからなかったり、必要な作業が多く時間が足りなかったりして、思うように活用できないことも少なくありません。

「Twitterの運用を始めて1年くらいやってみたけど、フォロワーが100くらいまでしか増えなくて、やめちゃった」といったこともよく聞きます。SNSの良さは「気軽にはじめられる」「中小企業でも個人でも、予算や知名度がなくても成果を出せる」というところなのに、とてももったいないです。

私達はこのSNSによる情報流通革命の利益を誰もが享受できるようにしていきたいと思っています。これを表現したのが新しいミッションである「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」です。

SocialDogとは

SocialDogでは、「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」というミッションの実現に向けて、SNSを活用できるようにするための機能をオールインワンで提供するプロダクトを提供しています。

これまで130万以上のSNSアカウントの運用にご活用いただき、シェアNo.1となりました。2023年にはXだけでなくInstagramとFacebookにも対応し、今後その他のSNSにも対応していきます。

SNSを運用するならまずSocialDogをいれる。SocialDogを入れるとSNS運用がうまく活用できる」というプロダクトを目指していきます。

目指す未来

まだまだ我々のやるべきこと、やれていないことがたくさんあります。

例えば「炎上」をさせない運用を支援して行きたいと考えています。自動車の安全運転支援機能が安心して運転できるようにしているのと同じように、炎上防止機能によりSNSの安心な運用を実現したいと思います。SocialDogでは過去の炎上事例をAIに学習させ、投稿時に警告する機能を今後開発予定です。

対応するSNSを増やす、ということもあります。昨年はThreadsが登場するなど、SNSも多様化しています。効率的に情報発信していくために複数のSNSを使うことが必須になりつつあります。複数のSNSを一箇所から活用できるようにすることも、我々のようなサードパーティのツールの大切な役割だと思っています。今はまだInstagram、X(Twitter)、Facebookに対応しているだけですが、Threadsなどの短文SNS、TikTokやYouTubeなどの動画SNS、LinkedInなどのビジネスSNS、Google ビジネスプロフィールなど、多様なSNSに対応していく予定です。

うちの近所には、数十年前からあるような近所の美味しい飲食店があるのですが、10分くらい歩いて行ったのに「臨時休業」と張り紙があり、がっかりしたことがあります。

張り紙を見るしか臨時休業であることを知る方法がないのです。

あらゆる人や組織がSNSを活用できる世界になると、こういうお店が張り紙だけではなくSNS上でお知らせを出すことも気軽に選べるようになり、情報流通がなめらかになっていきます。


ぜひカジュアル面談をしましょう!

SocialDogでは、「あらゆる人がSNSを活用できる世界を創る」というミッションの実現に向けて、採用活動を強化しております。

働きがいのある会社を目指して、制度や仕組みを整えています。エンジニア出身の代表である私は「エンジニア天国」を目指して制度を設計しています。

ご興味を持っていただけたらお気軽にカジュアル面談しましょう!

テックブログや代表ブログなど会社からのすべての発信はこちらからご覧ください。

オフサイトミーティングの様子は下記もご覧ください:

【SocialDog社内イベント】2024年1月にオフサイトミーティングを実施しました! | 株式会社SocialDog
こんにちは!株式会社SocialDogのカスタマーサクセスチームの熊崎です。SocialDogメンバーは全国各地で働いており、オフライン(対面)でしかできないコミュニケーションをするために、年に...
https://www.wantedly.com/companies/socialdog/post_articles/902521


※1 社内での調査による
※2 2023年1月期_指定領域における市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構
※3 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)

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