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こんにちは。SMHC和田です。
私は現在55歳。エンジニアとして長く働いてきましたが、ある時「何か学びを増やしたほうがいいのではないか」と自問するようになりました。過去の経験を整理し、次のステージに備える必要を感じたのです。
そんなとき出会ったのがCourseraという国際的なオンライン学習プラットフォーム。そして「マイクロ・クレデンシャル(Microcredential)」という新しい学びの考え方でした。
この記事では、特に20代・30代の若いエンジニアの方に向けて、私の実体験をもとに「学び直し」の可能性と、マイクロクレデンシャルの活用について紹介します。
Courseraとは?
Courseraは、スタンフォード大学発のオンライン学習プラットフォーム。世界中の大学や企業が提供する講座を、ネット経由で誰でも学べるサービスです。有料サブスクリプションがメインですが、無料でも受講可能なコースがあります。
講座は基本的に以下のような構成になっています:
- 動画教材(10分程度)が複数本
- リーディング教材(10分程度)が複数本
- 小テスト
- 講義の内容に基づくプロジェクト課題
- 修了認定と証明書(Certificate)※有料サブスクリプションのみ
私は「プロジェクト管理」「プログラム管理」という2つの講座を修了しました。どちらも1日1時間の学習ペースで、3か月程度で完了できました。
マイクロクレデンシャルとは?
「マイクロクレデンシャル」とは、小さな単位で専門知識やスキルを学び、その学習の証明を取得できる新しい学び方です。大きな資格や学位を一気に目指すのではなく、必要な知識をピンポイントで学び、段階的に身につけていくのが特徴です。
年齢を重ねると、集中力や記憶力が若い頃とは違ってきます。私自身、「数年かけて大きな試験に挑戦するのは現実的ではない」と感じました。
だからこそ、必要なことを必要なタイミングで、小さく、確実に学んでいくマイクロクレデンシャルという考え方は非常にしっくりきました。
若い頃にはなかった「整理」という学び
若い頃は、とにかく目の前の仕事をこなすことが最優先。勉強する時間も心の余裕もありませんでした。通勤の往復で教科書を開いても、疲れていて集中できず、イライラして閉じてしまう──そんな日々でした。
でも今は、動画学習という選択肢があります。電車の中やスキマ時間にスマホで学べる。自宅で構えて机に向かわなくても、知識が自然と入ってくる。これは本当に革命的な変化だと思いました。
失敗と挫折からの切り替え
最初は「帰宅後や週末に机で勉強しよう」と意気込んでいました。でも現実は、時間が確保できず、学習が進まないまま数週間が経過。
そこで思い切って、いま風に、通勤時間にスマホで学ぶスタイルに切り替えました。若い人ならば普通の勉強方法かもしれませんが、古い世代の私にとっては、違和感がありまくり。でも、6か月たった今では、乗り換えのために駅のホームを歩きながら認定試験を受けられるくらい、自然なルーティンになっています。
英語は「手段」──専門知識と一緒に学ぶ
私は英語に長いこと親しんできましたが、読み書きがなんとかなる程度。そのため、今年の目標として「英語力を高めたい」という思いがありました。そこで、Courseraでの学習を英語を学ぶ手段として活用することにしました。
初期はとにかく大変でした。聞いてもわからない。年間の有料サブスクリプションにしてしまい、後悔し切り。それにもめげずに、元だけは取ってやろうと、何度も何度も繰り返して視聴しました。そうしたら、3か月目には単語が聞き取れるようになり、5か月目には、その日の体調にもよりますが、疲れていなければほとんど内容を理解できるレベルまで到達しました。
専門知識と英語を同時に学ぶ──このスタイルは、時間が限られる私たちエンジニアにとって非常に効率的だと思いました。
なぜ今、あえて学び直すのか?
今はAIの時代。英語も自動翻訳で何とかなる時代です。だからこそ、**人間としての「学ぶ力」**が今後もっと大事になると感じています。
新しいことを学び、壁にぶつかり、何かを工夫し、それを乗り越える。これが本当の「学び」だと思います。この時に見つけた工夫が、人生を豊かにしてくれるというのが私の考えです。
まとめ:若い世代へ伝えたいこと
20代・30代の皆さんは、毎日が忙しく、勉強の時間を取るのも難しいかもしれません。でも、リスキリングは将来の自分の「武器」を静かに増やす作業です。
小さく始めて、確実に一歩ずつ。今の自分に合った学び方を見つければ、継続は決して難しくないと思います。
今から始めれば、あなたにはもっと多くの可能性が広がっている──そうお伝えしたいと思います。