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世界は今、評価軸が逆転し始めている。
11月2日の日経「米国でブルーカラービリオネア現象、AI発展で潤う肉体労働者
」を読んで、思わずページを閉じた。
米国では「ブルーカラービリオネア」という言葉が生まれているという。
大卒ホワイトカラーが職を得られず苦しむ一方、配管工・空調整備士・電気技工士の年収は1,600万円を超えている。
マンハッタンの音響設備の修理は数千ドル。
水漏れ修理は2時間で800ドル。
もはや「ホワイトカラーが報われ、ブルーカラーは安い労働」という価値観は壊れた。
AIが代替できない仕事が“価値”になった
なぜこの逆転現象が起きるのか。
AIは弁護士のリサーチを代替する。
AIはプログラマーのコード生成を代替する。
しかしAIは、真夏40℃の屋根裏に潜り、配管を直せるだろうか?
床下に潜って、手作業で修繕できるだろうか?
できない。
AIは「机上の知識仕事」を劇的に置き換えていく一方で、
人間が身体を使い、五感を使い、手を動かす仕事は本質的に希少なまま残る。
フォードCEOはこう言い切っている。
「AIは米国のホワイトカラー労働者の半分を置き換える」
そして彼らを対比して、AIにできない職人を「エッセンシャルワーカー」と呼んだ。
世界は、価値の重心が変わり始めている。
政策も変わり始めた
アメリカでは職業訓練校の人気が急上昇している。
授業料は私大の10分の1。2年で修了。
政府奨学金・ペルグラントも、大学だけでなく短期職業訓練に拡大された。
結果
- 経営学専攻の学生:2000社出しても内定がない
- CS専攻の学生:AIがコードを書いてしまいチャンスが減っている
- エレベーター・エスカレーター整備士:年収1,600万(多くが高卒)
常識がひっくり返った。
高学歴=高所得は、もはや保証ではない。
日本はこの変化を「まだ遠い国の話」として扱っていいのか?
私はそうは思わない。
日本のIT産業はこれまで
「高学歴→ホワイトカラー→価値創出」という前提の上に設計されてきた。
しかしAIが本格的に普及しはじめた今
この構造は崩壊前夜にある。
ホワイトカラーは「知識作業の最適化・自動化」の波に最も晒される領域だ。
逆に「自分の体験」「現場」「手と目と足の判断」が必要な仕事が、再評価され始めている。
日本も、教育モデル/キャリアモデル/採用評価基準を、根本から見直すタイミングに来た。
SMHCの立場と宣言
SMHCは「AIによって価値が増幅される仕事」にコミットする。
AIは敵ではなく、能力を伸ばす相棒だ。
AI×現場力(Human Intelligence)こそ、21世紀の“究極の価値創造”になる。
SMHCは、テクノロジーと人間の力を対立させるのではなく、AIで“人間の強み”を拡張する会社である。
テクノロジー×医療×現場課題の解決を通じて、
世界中の人々の「不安」を最短で「安心」に変える医療体験をつくる。
デジタルと医療の力で「笑顔をつくり、心をつなぐ」。
患者一人ひとりと、医師・家族・社会をつなぎ、
安心できる医療体験を、日本発の新しい標準にする。
「笑顔をつくる、心をつなぐ」MVVの実装こそ、SMHCの存在意義である。
ブルーカラー/ホワイトカラーという古い区分ではなく、
AI時代に価値をつくる“新しいプロフェッショナル”の定義を、日本から示していきたい。
今、世界は大転換の真ん中にある。
そしてこの変化は、日本にも必ず波及する。
未来を“待つ側”ではなく、未来を“つくる側”へ。
SMHCは、今からその未来を動かす会社でありたい。
私たちは、この未来を一緒に創る仲間を探しています。
「AIで人の価値を拡張する社会をつくる側に立ちたい」と思ったら、ぜひ一度話しましょう。
あなたのキャリアの次の一歩が、世界の未来を変える一歩になるかもしれません。
Stand Alone, Stay Connected.
(SMHC Recruiting)