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《最強のエンジニアは“努力”しない》スマレジエンジニアと“最強のエンジニア”の要件を考えてみた。

「最強のエンジニアって、どんなエンジニア?」

そう聞いて、あなたはどんなエンジニアを想像しますか?

今回は、そんな答えのない漠然としたテーマを《7つの質問》とともにスマレジ最強エンジニアのお二人と考えてみました。

自分だったらどう考えるかな?という視点で、ぜひ楽しみながらご覧ください ^^

お話を伺ったのはこの2人!

Oさん(開発本部 CTO室)

中学生の頃からプログラミングに興味を持ち独学で勉強を始める。
2017年4月にスマレジ入社し、未経験であったiOSアプリを担当。わずか1年でメインアプリのリードエンジニアに就任し、現在はチームを横断し高難易度ミッション専門の課題解決チーム・CTO室のトップエンジニアとして活躍している。

Hさん(開発本部 開発部 第1チーム)

医薬系ソフトウェアハウスを経て、2018年にスマレジに入社。スマレジではPOSや様々なプロダクトを経験し、現在では数々のPJのメインプログラマーとして活躍している。
作ることがとても大好き。高速開発。高速リリース。プライベートでも絶えず作りまくっている。
趣味はツーリング。

《今回のお題》

「最強のエンジニアを目指すなら・・・」

①最初に経験するべきは、自社開発or受託開発?
②新卒で就職するべきは、大手orベンチャー?
③会社員として働くor 独立して働く?
④重視するのは、サービス志向 or 技術志向?
⑤少数の言語を極める or トレンドを追う?
⑥勉強するなら、読書やネットを通じた独学 or コミュニティやイベントを通じた他者との交流?
⑦休日も勉強する or しない?

もちろん、突き詰めて考えれば「必ずしも二項対立にはならない!」というツッコミは避けられませんが、今回は構成が分かりやすいように、上記の質問を設定しました。どうぞお手柔らかに…!

それでは、早速見ていきましょう!

✔お題①:最初に経験するのは、自社開発 or 受託開発?

―最強のエンジニアを目指すために、最初にどちらを経験しておくべきのが良いと思いますか?

◆O:
自社開発か受託開発かという選択は、確かに就職する際に気になるポイントですが、実際はその後のキャリアにおいてそこまで重要ではないと思います。純粋に「どちらがやりたいのか?」で決めるべきですね。一般的には、自社開発の方が求められるレベルが高い印象がありますが、技術を磨けるという点や開発に集中できるといった点は受託開発の魅力です。とは言え、“受託開発でどこまでできるようになれば、自社開発で働けるのか”といった判断は難しい。それなら、最終的に自社開発がやりたいのであれば最初から自社開発を選ぶのが良いのではないでしょうか。

◆H:
同感です。あとは適性の観点もありますね。指示されたことに対してパフォーマンス発揮できるなら人なら受託開発、自分で考えてバリバリやりたいなら自社開発、とか。どんなに有名なエンジニアが「こっちの方が良い!」と言ったとしても、それは万人に当てはまるものではないので、やりたいことや適性を大事にするのが良いと思います。

✔お題②:新卒で就職するのは、大手 or ベンチャー?

―こちらも新卒の会社選びで結構迷うポイントだと思いますが、いかがでしょうか?

◆O:
「(戦略的に)大手企業で経験を積んでからベンチャーに行く」という話をたまに聞きますが、それはただのタイムロスになってしまうと思うんですよね。であれば、最初から行きたい方に行くのが良いと思います。お題①と同様に、キャリア的にどちらが有利か、というのはないんじゃないかなと。

◆H:
大手かベンチャーかで迷っているならという前提ですが、僕は大手が良いと思います。エンジニアに限った話ではないですが、大手企業に就職できる人は限られてますし、数年後同じ能力があったとしても転職できる保証はない。だったら、新卒切符が使える一度きりのチャンスを逃す手はないですよね。

✔お題③:会社員として働くor 独立して働く?

―最近、フリーランスで働くエンジニアも増えていますが、働き方についてのご意見はありますか?

◆O:
どちらにもメリットがあるので迷いますね。ただ、独立して働くとなると、会社だと他の方が担当してくれているような営業や経理などの仕事も自分でする必要があります。この辺りを上手くこなせないと、本来「最強のエンジニア」になるために必要なプログラムを書く時間を十分に確保できず、本末転倒……。なんてことにもなりかねませんし、フリーランスは労働時間の上限がないので、長時間労働にも繋がりやすいですよね。

◆H:
エンジニアに限った話ではないですが、経験はあればあるほどいいので、独立経験もあればより最強のエンジニアに近づけるのではないでしょうか。RPG風に例えると、「最強のエンジニア」は、魔法や格闘などの無数のスキルを扱えて、かつ人脈もある“勇者”なんですよね(笑)。魔法だけがめちゃくちゃ使える最強の“魔法使い”ではないんです。そういう意味で言うと、“技術力だけがあるエンジニア”や“サービスへのコミット力だけがあるエンジニア”では不十分。“フリーランスとして働けること”も「最強のエンジニア」を構成するステータスの1つになるはずです。

✔お題④:重視するのは、サービス志向 or 技術志向?

―当社は自社サービス企業ではありますが、ポジショントークなしで1エンジニアとしての見解をお聞かせください!

◆O
サービス志向ですね。お客さんの課題解決ができないのなら、どんなに高い技術力を持っていても意味がないと思っています。厳密に言えば、技術も重要だけどサービスの方がより先行する、といったイメージでしょうか。結局良いサービス作るためには技術を極める必要はあるので…...。

◆H
僕も同じくサービス志向です。Oさんのおっしゃる通り、もちろん技術をないがしろにして良いという話ではないですよ。サービスと技術は切っても切れないですし、両方追っていくことも可能です。理想は「サービスを盛り上げたいから、そのためにこの技術を学びたい!」というモチベーションを持てることです。サービスもより良くなるし、自身の成長にもつながると思います。

✔お題⑤:少数の言語を極める or トレンドを追う?

―どの時代にも“流行りの言語”はあると思いますが、トレンドを追うことは大事なのでしょうか?

◆O
「最強のエンジニア」であれば、そもそもこの2択にはならないはずなので、より近道はどちらか?という観点で話しますね。要は学んだ言語を“活かせるか”が重要なので、トレンドを追って上辺だけ学んでもそれを活かせなかったら全く意味がないです。それなら、いくつかの言語を極めていく方が大事だと思います。もう1つ言えるのは、新しい言語自体が今ある言語の問題点を解決するために生まれたりするもの。1つの言語を極めると、他の言語を学ぶ際にその知識が役立って習得が早くなりますよ

◆H
トレンドを追うことは大事だと思います。ただ、“少数の言語を極める”ことは“トレンドを追う”ことを内包していて、極めるためにはもちろんトレンドも追ってるよね?という考え方です。またまたゲームで例えますが(笑)、炎の魔法使いなのに、弱点である水の魔法を知らない状態って、果たして“極めている”と言えるのか?と。あくまでもサービス志向に基づいて、言語を駆使してサービスの課題を解決することが重要なので、例えば「PHPだと動きが遅いから、より速い言語のGoを使ってみようかな」と考えられるエンジニアは最強だと思います。トレンドの背景には、その言語の使いやすさや性能の高さなど、何かしらの人気の理由があるはず。オーバースペックなことをする必要はないですが、ある程度トレンドを追って、課題解決のために使えるようにしておくのが良いのではないでしょうか。

✔お題⑥:勉強するなら、読書やネットを通じた独学 or コミュニティやイベントを通じた他者との交流?

―エンジニアにとって、自己研鑽としての勉強も重要だと思いますが、有効な方法はどちらなのでしょうか?

◆O
独学ですね。コミュニティやイベントは、興味のある分野の本当に入口の部分を知りに行くためのものなので、技術的な成長は少ないです。基本は独学で学ぶ姿勢でいた方が良いと思います。

◆H
同じくです。「最強のエンジニア」を目指すなら、好奇心旺盛であることが必要条件だと思います。コミュニティに所属しなければ勉強できないという方は、そもそもエンジニアに向いていないのかもしれないです。

✔お題⑦:休日も勉強する or しない?

―お題⑥とも関連しますが、休日の過ごし方についてはどう考えますか?

◆O
これはその人のタイプ次第なので、どちらでも良いです(笑)。そもそもプログラミングや勉強を自己研鑽や努力と思っていない人が「最強のエンジニア」だと思います。一番の理想は、プログラミングが趣味で、それが独学に繋がっていること。プログラミング自体が好きなエンジニアは多いと思うので、その気持ちを大切にするべきですね。

◆H
休日なので、自分の好きなことをするのが一番です。ただ、僕の周りの優秀な方は、土日も技術のことばっかり話しています(笑)。努力を努力と思っていない人こそ、「最強のエンジニア」ですね。僕自身は、休日もプログラミングをしていますが、本当に上には上がたくさんいるなと。「プログラミングをすることがリフレッシュになる」と言う人には、正直質でも量でも勝てないので、別の領域で勝てないといけないなと思います。

いかがでしたか?今回は、キャリア、志向性、業務外の時間の過ごし方など、さまざまな視点から「最強のエンジニア」について考えてみました。

これからエンジニア就職を考える方にとっても、既にエンジニアとして活躍している方にとっても、参考になる内容になっていたら嬉しいです!


☞【合わせてご覧ください!】YouTubeもやってます♪
現在、Oさん・Hさんをはじめとした開発部のメンバーで「スマレジDevelopers」のYouTubeチャンネルを運営中!エンジニアの対談動画なども公開してますよ ^^

▽YouTubeチャンネルはこちら!

スマレジ Developers
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▽対談の内容はnoteでも公開中!

[Tech]スマレジのエンジニア同士で スマレジ・プラットフォームAPIについて対談してみた|スマレジ|note
こんにちは。開発第1チームの保坂です。 バックエンドを中心に、最近はフロントエンドにも手を出しているPHPerです。 の開発をしています。 さて、今回はスマレジのエンジニア同士で、スマレジ・プラットフォームAPIについて対談してみた。ということで、動画を撮影してみました。 ...
https://note.com/smaregi/n/nd17dd37a83f2?magazine_key=m48aaad0a3f90
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