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組織の最大出力を生み出す。走れる道を整備する事業推進という仕事。

リクルートで8年経験後、2023年1月にsincereedに入社した松谷。徹底的な効率化を目指す理由や、どのように事業推進を担えるようになったのか、経験や考えを深掘りしました。

ーはじめに、経歴を教えてください。

新卒で大手損害保険株式会社に営業として入りましたが、そこは半年で退職し、その後リクルートキャリアにスカウトプランナーとして入社しました。
リクルートでは最初の2〜3年はプレイヤーとして従事しておりましたが、その後リーダー業務等もお任せいただけるようになり、最後の2年程は新スカウトサービスの立ち上げチームで業務設計系の企画業務に携わり、そして昨年2023年の1月にsincereedに入社しました。

損保会社では、代理店営業を担当しておりましたが、業務の進め方など非効率だと感じることが多く、元々時間を大事にする考え方が強いタイプだったので、合わないなと思い退職を決めました。金融商品への興味もありましたし、配属先の方々も良い方ばかりだったのですが、フィット感がない中で働き続けても得るものは少ないだろうと思い早々に決断しました。


ー次に入社したリクルートでの経験について教えてください。

新卒の時も金融業界とリクルート社のどちらにするか悩んでいたので、リクルートのことはよく知っていたんです。転職活動ではリクルートに内定をいただき、すぐに入社を決めました。

リクルートには、スカウトプランナーとして入社しており、数年で自分のユニットができたので、ユニットリーダーとして他社員のフォローや、新入社員の育成なども担当していました。自分のプレイングスタイルが、仕組化して効率をあげることで業績に繋げるスタイルだったこともあり、最後の数年は企画よりの仕事にも携わらせていただきました。

企画の業務内容は、業務設計系のものがメインです。最後の部署で携わっていたのは新規のサービス立ち上げ業務で、元々リクナビNEXTのデータベースにスカウトを送るサービスから、エージェント事業のDBにスカウトを送るという新しいモデルを作っていくグループに所属していました。サービスのリリース開始までは業務設計、リリース後は自分でプレイングもやりつつ、チームを率いながら、KPIを見て業務の仕組みを改善・整備していく事業推進業務に携わりました。

リクルートでの仕事はとても楽しかったです。自由にやらせてくれる風土が自分に合っていて、みんなで議論しながら進めていくスタイルも好きでした。最初はまず言われた型通りに進めていましたが、やっていくうちにその業務が必要な背景や理由が見えてきて、要点を抑えながら結果に繋がる部分にフォーカスできるように自分のやり方を確立していきました。

最初はとにかく行動し、徐々に無駄を省いて業務がスマートになるよう磨きをかけていったような感覚です。業務設計系の業務に携わるようになったきっかけは、スカウトプランナーの時に表彰されたことがきっかけでした。これまで自分では結構感覚で業務を進めていたと思っていたのですが、当時のマネージャーから成果を出せた理由についてヒアリングを受けた際に、自分の中に行動のルールやパターンがあることに気づき、無意識の内に自分の中で業務設計をしていることに気づきました。このルールやパターンがあるから、業務を早く進めることができるし無駄なことを省けているとわかったんです。ここに自分の勝ち筋があると思い、仕組み作りにフォーカスしていったところ、徐々にその方面の仕事を任せてもらえるようになりました。

とにかく業務をスマートにすること、費用対効果・工数対効果を追求することが好きですし、自分の強みだと思っているので、今後もその強みを伸ばしていきたいと思っています。


ー徹底的に業務効率を学ばれたんですね。活躍もされていた中、リクルートを退職しsincereedに入社した経緯を教えてください。

8年ほどリクルートに在籍していましたが、地域限定職という職種だったため、異動などの選択肢があまりなく今後どのようにステップアップしていくか、やりたいことが社内に見つからず悩んでいました。
ただ、リクルートという会社は好きだったので、このままリクルートにいてもいいかなとも思っていたのですが、ちょうど30歳になり結婚も決まっていたので、今のままだとライフイベントも重なりずっとリクルートに留まってしまうかもと思ったときに、新しい環境に挑戦したいと考える自分がいました。今新しい環境に挑戦すれば、前進している実感が持てるのではないかと考えたんです。

sincereedへの入社を決めたのは、辞めようかなと考え始めたタイミングで、sincereedに先に入社をしていた佐藤さんから声をかけてもらったことがきっかけでした。私が以前南雲さんの部下でもあったので、知っている方の会社という安心感もありましたね。


ーsincereedへ入社した後はどんな業務に従事していますか?

入社直後はプロダクト事業のResumeeサービスで、主にカスタマーサクセスを担当していました。入社当初はまだ有料化される前だったので、サービスを利用してもらったお客様にヒアリングをしてフィードバックを集め、それを基に課題や改善点を検討するというような業務がメインでした。その後有料化が始まったのが入社した年の5月頃だったので、そこからは自分自身でセールスを担当したり、セールスの業務フローを整えたりと、少しずつ自分の得意分野の仕事を任せていただけるようになりました。Resumeeはその後リニューアルも経て、だいぶ運用が安定してきたので、今はエージェント事業やコーポレート周りの基盤作りがメインです。


ー今業務をする中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

創業からこれまでとにかく走り続けてきた、という感じなので、整えるべき業務がたくさんあり、いつもやりがいは感じています(笑)
なにか1つの業務フローやインフラ系の整備が終わった時には、スッキリした気分になります。達成感みたいな感じです。砂利道がだんだんコンクリート道に変わっていくような感覚で、どんどん整備が進んでいくのは楽しいですね。区画を整備する感じが好きなんです。整っていないということは、その上を走っている人にとって障害物がまだあるということだと思うので、それを整えることでみんながスムーズに走れるようにしたいんです。
リクルートのプレイヤー専業だったときは、周りのことはあまり考えず自分の成果だけを追い求めるタイプでしたが、年次が上がるにつれて自分が成果を出せた方法を展開してほしい、と言われることが増えました。自分だけができるのではなくて、みんながスムーズかつ最速で走れるにはどうしたらいいかという視点を持つようになり、それが今の仕事にも生かされています。


ー仕事を進める上で大事にしていることはありますか?

どんな仕事でも、現状を把握し、どこを目指したいかを明確にすることを一番大事にしています。フェーズによってはゴールが曖昧なこともありますし、複雑なテーマや抽象的なテーマの時はなかなかスムーズにいかないこともありますが、現状とゴール、この2つが明確になればあとは手段の話なので、それぞれの手段のメリット・デメリットで比較して、進むべき方向を決めます。

スムーズに進まない時は、現状把握が足りない(認識が合っていない)か、ゴールがブレているかのどちらかだと思うので、議論を重ねて現状とゴールを固めるようにしています。

あとは、出来る限り自分のこだわりはなくすという意識を持っています。自分の意志をなくすということではないのですが、どうしても経営の意図と現場社員の意図、プロダクト組織の意図がうまくまとまらない時もあります。みんな思い描いてるものは同じだと思うのですが、優先順位や視点が違っていたりするので、そこをまずキャッチして整理しながら関係者の意識を揃える、という役割が果たせたらいいなと思っています。


ー今後やりたいことや将来について考えていることがあれば教えてください。

そうですね、sincereedには本当に優秀な方々がたくさん集まっていると思うのですが、まだ組織として強いというよりは、”優秀な個の集合体”というイメージです。なので、そういった優秀な方々の強みを生かせる基盤(仕組み)を整えることで、より強い組織になると思うので、それを実現するために頑張っていきたいなと思っています。

今かなり組織が急拡大している中で、いろんな細かいルールが増えてきているので、現場のみなさんにはご負担に感じる部分も多いと思うのですが、会社の規模やフェーズに応じた最適な仕組みを作っていきたいですね。


ーsincereedはどんな会社だと思いますか?

社員一人ひとりが誠実で仕事に対して一生懸命な人が多いと感じています。自分の役割をまっとうしようとする方たちの集まりだと思います。

また何か意見を言った時や相談した時に、否定的なことを言われることは一切なくて、受容性が高い方たちなのかなというのも感じており、そういった点も魅力的だと思います。議論を重ねながら折衷案をみんなで探せる感覚があって、これは全員が誠実な気持ちで顧客である採用企業様や求職者様、Resumeeだとエージェント様と向き合っているからだと思います。


ーどんな方にsincereedに入社してほしいと思いますか?

前述したような方が多いので、自分の仕事やお客様に対してまっすぐ向き合える誠実な人に入社してほしいです。あとはみんなで議論して決める、ということが多いフェーズなので、全体視野を持って、チームワーク良く一緒に会社を成長させていける方がご入社いただけたら嬉しいです。



■PROFILE

松谷 咲季 事業戦略室 事業推進

1992年生まれ、日本女子大学家政経済学科卒業。2014年に大手損害保険会社に営業として入社。その後、株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社し、スカウトサービスのプランナーを務める。2020年からは新スカウトサービスの立ち上げに携わり、メンバー育成や業務企画に従事。
2023年にsincereed株式会社に参画。


松谷 咲季のプロフィール - Wantedly
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