【ShoProでの気づき vol.11】”保育者がやりたいこと”を子どもたちにさせるのではなく、”子どもたちが楽めること”を一緒になって楽しむことが何より大切
ShoProでの仕事を通じてすべての方々の人生が「より前向きに」「より豊かに」なっていくことが私たちの願いです。実際に活躍している職員の声をお届けします♪
【Voice】小学館アカデミーみやまえだいら保育園より
吉野 千晶(よしの ちあき)
小学館アカデミーみやまえだいら保育園 (2020年4月現在)
2018年4月入社
入社のきっかけ
地元が福岡のため、関東での就職に失敗してしまったらどうしようという不安を感じ、上京にはためらいがありました。そんな時、小学館アカデミー保育園の採用パンフレットを見て、保育理念や環境に魅力を感じ、就職したいと考えるようになりました。決め手となったのは、実習です。専門学校の2年目の時に自分で実習先を決めることができたので、小学館アカデミーさぎぬま保育園で実習をさせていただきました。保育理念にある「あったかい心」とはどんな心なんだろうと実際に見てみると、異年齢の交流が多く、5歳児が歳下のお友だちのお世話をしてあげたりと、お子さま同士がとても穏やかに優しく接していて、直接保育理念を感じることができました。自分自身も「あったかい心」になり、ここで働きたいと思うようになり、入社を決めました。
入社して(働いて)・・・よかったと感じること、やりがい
まず第一に、お子さまの成長を身近に感じられることに喜びを感じます。今まで難しかったことが出来るようになり「先生、これができるようになったよ!」と教えてくれる笑顔は、私の支えにもなっています。保護者さまと共に喜ぶことも、もちろん嬉しい瞬間です。それから、私自身の、身近なことに対する興味が広がったことも嬉しいと感じています。お子さまたちが好きな動植物や乗り物に触れることで、自分の住んでいる街の魅力にも気づくことができます。周りの環境に関する話をお子さまにすると「先生なんで知ってるの?」「○○なんだよねー!」と楽しく会話をすることも増えました。
ShoProの魅力
「あったかい心をもつ子どもに育てる」という理念の通りに、あたたかな毎日を過ごすことができているところです!お子さまたちはもちろんですが、私たち職員もあたたかく働くことができています。それは園長先生をはじめ、同じ職場で働く先生や本部スタッフ(運営事務局) の方々がお互いのことを思いやり、働きやすい環境ってどんな環境だろう?と考えながら切磋琢磨してくださっているからだと思います。
今の職場環境で好きなところ
私の所属している小学館アカデミーみやまえだいら保育園は、アカデミー園の中でも比較的小規模な保育園です。そのため保育園全体で一人ひとりのお子さまを見守っています。また、お子さまが自身の成長に合い、自分のペースでやりたいことに挑戦できるなど主体性のある保育を行うことが出来ています。取り組みとしては、異年齢児が交流する機会が多くあり、戸外散歩なども異年齢児とでかけています。そして2020年度からは年に数回、コーナーあそびなどで全園児を対象とした異年齢児交流を企画しています。地域交流もとても盛んで、町内会の方々が一緒に昔遊びをしに来てくださったり、魚を捌く様子を見学させていただいたり。ハロウィンなどの行事では商店街の方々に協力をお願いし、各店舗を回らせていただくなどして交流を深めています。また、各行事には地域の保護者さまとお子さまもよく見学にお越しくださっています。
保育士として大切にしたい(してきた)想いや価値観
お子さまには、それぞれ成長に個人差があり、その姿を支えながら毎日を楽しく過ごせるようサポートをしていくとを忘れないようにして、日々の保育をしています。これからの長い人生において、この保育園での生活が自信につながっていけるよう保護者さまと連携しながら保育を行っていきたいと考えています。また、保育士として働く上で子どもが好きということはもちろん大切ですが、私は、「ひとが好き」でいたいとも思っています。これは私の通っていた専門学校で大切にしていることで、働き始めてからこの「ひとが好き」という言葉の意味を改めて知ることができています。お子さま、保護者さま、同じ職場で働く先生方をはじめ、関わりを持つ皆さんのことを好きでいたいです。
入社後に取り組んだ保育で一番思い出深いエピソード
保育士として働いていると、一つひとつの行事が思い出になるのですが、中でも忘れられないのは1年目の発表会です。お子さまたちが楽しんでくれるだろうか、そもそも完成するのだろうかと不安がとても大きかったのですが、園長先生や主任の先生に支えられながら「にげだしたパンケーキ」という劇を子どもたちと発表することができました。台本や衣装、小道具などを考えるのはもちろん、お子さまたちと作り上げていくのも初めての経験でした。その分、行事が終わってからの達成感はひときわ大きなものとなりました。
この経験から得た気づき
“発表会だから”とどうしても、保育士がやりたいことをお子さまにやってもらおうとしてしまうこともありましたが、そうではなく、お子さまと一緒に楽しむことが何よりも大切なんだなと気づくことができました。劇中で追いかけっこをすることも本当に楽しんでいて、どうやって追いかけるかなど追いかけ方も様々でした。それからは、かたちはいろいろな方法があると思いますが、普段からお子さまが楽しんでいることをありのままの姿で保護者さまに見ていただくことが大切なのだと思い、日々の保育をしています。
これからの展望
今はお子さまたちと共に過ごし、学んでいきたいことがたくさんあります。少しずつ経験も重ねながら、お子さまたちに楽しいと思ってもらえる環境を作ることのできる立派な保育士になることが目標です!
私にとっての仕事。仕事をする上で、大切にしていること
私を成長させてくれることはもちろん、あたたかく支えてくれるとても大切な居場所です。また、関わってくださる方々への感謝の気持ちを持って仕事することを大切にしています。今はまだ助けてもらうことがたくさんあるのですが、できることに精一杯取り組み、恩返しをしていけるよう努力していくことも忘れずに仕事をしていきます。
Text by talentbook