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藤里町の特産品が世界に誇る特徴とは?(後編)
前回の(前編)に引き続き、藤里町の特産品「白神まいたけ」を紹介していきます。まだ前編をご覧になっていない方は藤里町のストーリーから(前編)をご確認ください。「白神まいたけ」の特徴であるナラ100%、完全自社生産の木粉に水と栄養を足して菌床にしていきます。菌床は67%が水分です。半分以上が水のブロックを分解しながらまいたけは成長していきます。粉砕した木に水と栄養を加えて、高温高圧の窯で殺菌したものです。殺菌することで雑菌を排除したうえに舞茸の菌を乗せます。温度と湿度を管理した部屋でこれから60日、舞茸菌の成長を見守ります。それから70日後の舞茸です。茶色かった菌床は舞茸菌が全体に成長したこ...
本当の森の静けさが、自分に会わせてくれる
藤里町ってどんなところだろう。そう聞かれれば、色々な答え方があるかもしれません。一つ言えることは、ここは本州ただ一つの世界自然遺産のある場所ということです。あまた人の手が入った本州において、最後に残った自然と暮らすことができる場所はなかなかありません。首都圏まで一日3便飛ぶ大館能代空港(秋田県の県北)。その空港までは、車で30分の藤里町ですが、この写真を撮った小岳(こだけ:標高1041M)までは、町の中心部から90分かかります。この小岳は白神屈指の眺望を誇ります。個人的な見どころ⁉は、山頂からは白神山地の主峰である白神岳までは直線で約17キロ手つかずの森が広がり、高圧鉄塔がまったく見えな...
藤里町の特産品が世界に誇る特徴とは?(前編)
藤里町の特産品といえば「白神まいたけ」です。まいたけは漢字で舞茸と書きますがご存じでしょうか?そりゃ知ってますよね、ではなぜ舞茸と書くのかはご存じでしょうか?舞茸は風味豊かで美味しいのに珍しくなかなか採ることが出来ないキノコだったため、昔の人は舞茸を見つけると「舞い踊った」と言われています。舞い踊るほどおいしいキノコだから「舞茸」とのことです。舞茸には生産方法によって天然物、原木栽培、菌床栽培の3種類に分けられます。山に入って自然から採集する「天然物」切った丸太で舞茸菌を育てる「原木栽培」細かく砕いた木を使って育てる「菌床栽培」一般的にスーパーで見かける舞茸はほとんどが「菌床栽培」です。...
世界遺産のふもとで暮らすってどんな景色なの?
地方への移住と言ってもイメージするのはなかなか難しいですよね?地方ごとに全く違う環境ですから、移住先の生活をイメージするのって簡単ではないと思います。この記事では藤里町へ移住した後の暮らしを想像できるように町で見られる景色を紹介していきます。今回は、秋の景色「町内の紅葉」を中心に紹介していきます。藤里町は世界自然遺産【白神山地】の麓にある町です。この町の特徴はなといっても自然が豊か!どっちを向いても山!川!森!町内で、サル、キジ、大量のイヌを見かけたので、きびだんごがあれば桃太郎になれますね。(イヌはもういません)常に白神山地の山々が視界に入る、大自然の中での生活です。秋になるとブナをは...
水道水が美味しい町ってどういうこと?
引越しをするたびに変わるもの、それが水道水。東京に住んでいるときは水道水を飲むのに抵抗があり、飲料水はAmazonで定期購入していました。藤里町に来てから飲料水の段ボールに埋もれた生活から解放されました。水道水が美味しいから。白神山地をご存じですか?実は日本で最初に登録された世界自然遺産です。屋久島と同時期に登録されました。白神山地が登録された理由は「人の影響を受けない原生的なブナの天然林が世界最大級の規模で残っていること」、そのため今でも人の出入りが制限され開発はほとんど行われていません。ブナの木は1本で8トンの水を保水するともいわれる木でブナの山から湧き出る水は良質だと言われています...