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ベトナムでPMとして奮闘する元遺跡発掘員YOKOが語るこれからのキャリア

あけましておめでとうございます!採用担当のASHAです。

新年早々、今回はSHIFT ASIAの品質保証プロジェクトマネージャーとして昨年7月に入社したYOKOにインタビューしました!今思えば、外出禁止などの厳しい社会的隔離措置がホーチミン市に導入される直前に入社したYOKO。その後、現在まで原則リモートワークが続く中、YOKOの経歴や人となりをまだよく知らないという社内のメンバーにも、あらためて知ってもらう良い機会となればと思います!

ー自己紹介をお願いします!

YOKOと申します。2018年4月に渡越、SHIFT ASIAには2021年7月に入社し、品質保証部門(マニュアルテスト部門)のプロジェクトファシリテーター(いわゆるプロジェクトマネージャー)として奮闘中です。非常に出不精で、日本にいた時もホーチミンにいる時もほとんど外に出ず、絵を描いたり、筋トレしたりと、家で過ごすことがほとんどなので、普段は「ベトナムに住んでいる!」と意識する場面があまりないです(笑)。現在猫2匹とマイペースに暮らしています。

ー今までの経歴を教えてください。

日本では大学を卒業後、考古学に関する業界で働いていました。具体的には主に遺跡の発掘や、出土した石器や土器を保存、修復、整理するような仕事に従事していました。しかし、激務による過労で倒れ、心身ともに病んで生死の境を彷徨うような経験をしたことをきっかけに自分の人生やキャリアを考え直すようになりました。

その時期はちょうど身内の死も重なったこともあり、「明日死んでも後悔しない生き方をしよう」と強く意識するようになりました。これまでの自分の人生を振り返った時に、その時選択できる道を何となく選んでいただけだったな、という反省が浮かんだことを覚えています。

ーなかなか異色な経歴ですね! そもそもベトナムで転職したきっかけは何だったんですか?

実は渡航するまでベトナムとの関わりは一切ありませんでした。そもそも日本から海外に出ること自体、高校生の時の修学旅行でアメリカに行った一度きりでした。正直なところ旅行にしろ転職にしろ、「海外に行く」という選択肢は自分の中に全くなかったのですが、そんな人間がなぜ海外転職をしたのかというと、日本の冬の寒さに耐えられなくなったからです(笑)。

冗談のようですが、元々身体があまり丈夫でなく、冬になると身体的にも精神的にもパフォーマンスが一気に落ちてしまう体質なので、1年の約3カ月を占める冬の時期が大の苦手でした。日本は四季があるので、「このまま日本に居続けると人生の4分の1を損してしまうな…」と考え、冬の来ない常夏の国に移住しようと決断しました。海外に移住するなら、通年で暖かくて、文化的にも宗教的にも距離的にも日本と近い国がいいなと思って探した時に候補に挙がったのがベトナムでした。

ー考古学からIT業界へ転職した理由とその後のキャリアについて教えてください。

「人生は一度きりなので、死ぬまでにやりたいことを全部やろう!」と思い、かねてより興味のあったIT業界に未経験で飛び込んだのが渡越後の2019年のことでした。元々学生の頃からWEB制作をしていて、WEB制作の職業訓練校にも通っていたことから、その時はエンジニア希望で転職したのですが、入社後は気が付いたら.NET言語を使用して開発するチーム(WEBページ制作ではなく、ローカル環境で使用するアプリ開発がメインのチーム)のディレクターになっていました。

当初の希望通りには行きませんでしたが、自分の知らない知識や新しい技術に触れられたことはとても新鮮でした。また、WEB制作とスマホアプリ開発が業務の大半を占める社内ではイレギュラーなチームだったので、技術や業務フローにこれまでの蓄積があまりなく、毎日がチーム内で試行錯誤の日々でした。個人的にはこうした経験も今の自分の糧になっていると感じており、結果的には良かったのかなと思います。


                   鳥とYOKO(鳥が好き)

ーSHIFT ASIAへ入社したきっかけは何だったんですか!?

前職ではIT未経験で入社したのですが、同僚はインターン生やジュニアクラスのメンバーがほとんどで、私よりも社会人経験やIT経験が豊富と言えるメンバーがほぼいませんでした。そのため、先輩から何かを教わるような機会もあまりなく、経験も少ないまま管理・教育側の役割に回らざるを得ない状況でした。そんな中「今後このままこの環境にいてスキルアップできるだろうか…。自分のやり方がベストかそうでないかもわからないまま管理側を続けていていいのだろうか…」と悩み始めたのが転職を考えるようになったきっかけでした。

ディレクションやプロジェクト管理に関して、他の人がどんなやり方で仕事をし、成功しているのか幅広く学びたかったので、比較的規模の大きく、社員年齢構成的に大きな偏りがなさそうな会社を探していたところ、SHIFT ASIAにたどり着きました。それとは別に、SHIFT ASIAが品質保証(ソフトウェアテスト)に深い専門性を持つ会社であることも志望した理由の1つです。

前職でラボ開発をしていた時に、テスト設計をする機会が何度かあったのですが、社内にテスト設計について教えられる人材がいなかったため独学で設計をしていました。自分なりに最大限に努力したつもりでしたが、「素人が付け焼刃で学んだテスト設計で、果たして本当に品質が保たれているのだろうか?」と常に疑問や不安を抱きながらプロジェクトに関わっていました。そんな中で「やはり製品を作るからには自分も顧客も納得できる品質のものを納品したい」と考え、品質を左右するテストの基礎をもっと知りたいと思ったことが1つ大きな動機となっています。

ー現在の業務内容を教えてください!

現在は品質保証部門のPF(プロジェクトファシリテーター)というポジションで案件の管理を行っています。具体的には、案件が滞りなくスケジュール通りに進んでいるかを管理したり、チームメンバーが自分の作業に集中できるように社内・社外で各種手続きを行ったり、顧客やグループ会社とチームの間に立ってタスクや状況を整理してコミュニケーションの仲立ちをしたり…といったようなことをしています。

プロジェクトやチームの状況に気を配って先回りして動く必要があるのと、マルチタスクが求められるので、要領よく動けているか実はかなりプレッシャーに感じています…。また、案件管理だけでなく、顧客側・チーム側が気持ち良く作業できるようにコミュニケーション面にも配慮する必要があるのですが、自分はそうした部分を意識してコミュニケーションをしないと冷たい印象を与えがちだと指摘されがちなので(そういう自覚もあるので)、伝え方や日本語の使い方については常に自問自答をしています…。

入社して感じた一番のギャップは、PF、設計者、開発者、テスト実行者の仕事がそれぞれしっかり分かれているということです。以前の職場では開発者は開発のみを行い、PFに当たるポジションの人間が開発以外のすべてのこと(設計、テスト設計・実行、管理)を行っていたので、そのような状況を想定して入社したのですが、SHIFT ASIAではそれぞれの工程で専門の担当が分かれて、仕事の範囲も明確にされています。これは良い意味でサプライズでしたね。

前職では開発以外の工程のすべてを自分で回すことで、多くの経験や知識も得られたのですが、やはり案件をいくつも抱えていると相当忙しく、それに伴うデメリットも多かったので、今の環境は仕事が非常にやりやすいと感じています。


                 愛猫、サンデーとマックイーン。

ー今後チャレンジしたいこと、成長したいことは何ですか?

資格の取得です! IT業界では数多くの資格が存在しますが、あまりにも数が多すぎてどの資格を取れば仕事で役に立つのかがわからなかったのと、資格がなくても仕事が制限される場面がなかったのでこれまで資格の取得に無頓着でした。しかし、SHIFT ASIAでは四半期ごとのKPIで「○○○の資格取得者:●●名」というような具体的な目標が立てられます。

スキルアップするためにどの資格を取る必要があるのかが明確に示されているので、資格取得の道筋が描けずになあなあで過ごしていた自分にとって非常にありがたいです。元々IT業界の経験が少なく、技術や知識の基礎が知りたくて転職した経緯もあるので、資格取得の勉強を通して知識の基礎固めをし、仕事に活かせるようになりたいと思っています。

また、SHIFT ASIAは資格受験費用をサポートしてくれる制度があるのも助かります。(※サポート対象となる試験は決まっています)ただ、合格すれば受験費用全額補助となりますが、不合格の場合は半額補助、そしてその半額は自腹で支払う必要があるので、一発合格を決めたいです…!

ーどんな人と一緒に働きたいですか?

その人の属性に左右されず、フラットに話し合ってお互いに成長できるような方と一緒に働きたいです。日本にいた時は、年下だから…とか、役職が下だから…とか、女だから…とか、そうした属性によって発言が軽んじられたり、逆に、属性によって発言が絶対になり、それ以外の発言ができないという場面が多く、理不尽で嫌な思いをすることが少なくありませんでした。

人間、バックグラウンドはそれぞれですし、持っている知識、技術、得意不得意は属性に左右されるものでもないと思っています。例えば、年上でも人より苦手なことがあれば、年下でも年上の人より得意なことがあったりするわけです。そうした属性や肩書によって人を判断せず、お互いフラットに仕事をしつつ、お互いに自分の得意な部分を共有し合って成長できればいいな、と思っています。SHIFT ASIAに入社してまだ日は浅いですが、仕事をしていてどの属性にあっても積極的に発言できるとてもフラットで、良い環境だと感じています。

ーこれから新しく仲間になってくれる人たちへ一言お願いします!

転職すると、全く新しい環境に放り込まれるので「何をすればいいのかわからない」「何がわからないのかわからない」状態に陥り、不安なまま業務を開始することになると思います。しかし、SHIFT ASIAでは2カ月間の教育期間が設けられ、会社のルール、組織、職務内容だけではなく、テスト設計、実行の方法などの知識を基礎から学び、最終的に試験に合格してから本格的に業務を開始することになります。

そのため、いきなりプロジェクトに放り込まれてよくわからないまま手探りで進むということがなく、転職者にはかなり優しい会社だと思います。実際、私の教育担当の方々も忙しい中わかるまで丁寧に教えてくれ感謝しかありません…。また、社内ルールから業務内容までしっかりマニュアル化、フロー化されているので、入社後も迷わずスムーズに仕事ができます。「転職は考えているけど、新しい環境が不安…」と感じる方には非常におすすめできる会社だと思います!

おわりに

SHIFT ASIAではベトナム人、外国人(主に日本人)ともに毎月のように順調に仲間が増えています。2022年も引き続き新メンバー募集中です!Wantedlyでは、これからもまだ紹介されていないメンバーや社内の活動などについて発信していきたいと思います。SHIFT ASIAや海外でのキャリアにご興味がある方、お気軽にお問い合わせください!

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