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経営者って忙しい!それでも書籍「プロに外注」を出版した3つの理由

こんにちは、キャリーミーの大澤です。

先週、以下のような記事をアップしてもらいました。

▽キャリーミーの集大成!代表大澤の書籍「プロに外注」では何が紹介されているのか?

https://www.wantedly.com/companies/shair/post_articles/906020


出版するってものすごく大変です。
膨大な時間を要します。
経営の傍ら、執筆することは本当に大変ですが、それでも出版することを決意した理由は3つあります。

今日は、その3つの理由をお話しようと思います。

理由①:中小企業を救う、と本気で確信しているから

1つ目は、多くの企業、特に中小企業にプロ人材の存在と、その活用方法をお伝えすることが、中小企業を救う、と本気で確信しているからです。

中小企業は限られた予算で、可能な限りの優秀な人材の確保に尽力しなければなりません。が、現実は厳しく、中小企業や少し大きめの中堅企業または大企業の子会社ですら、採用には軒並み苦戦しています。

しかし、日本に約462万人(2020年,内閣官房による統一調査)いると言われるフリーランス層のうちの優秀層のプロ人材ですら、まだ稼働に空きがある個人が多く、そうした個人の時間を使えていない状況です。

「プロ人材の活用により法人の大きい成果につなげる」。
このノウハウをキャリーミー自社だけ、もしくはキャリーミーのクライアントだけに留めることは勿体ないと思いました。広く共有し、東京か地方かは問わず、中小企業の経営に役立ちたいという想いがあります。

プロ人材の活用術は経営にとって強力な武器になることは間違いありません。多くの経営者や会社の中枢メンバーが持つ「人手不足は、雇用(つまり正社員やアルバイト)で解決」という固定概念により、プロ人材活用という方法に気づかないのは、非常に勿体ないと思っています。

理由②:プロ人材の活躍の場を増やしたい

2つ目は、急増するプロ人材の活躍の場を増やすため、です。
ますます増えるプロ人材・・・ キャリーミーでは創業当初から個人向けに広告は一切打っていませんが、毎月100~200名、登録者が増えています。

法人からの需要も増えていますが、増えるプロ人材の需要には、法人からの需要が追い付きません。(ただし、法人の優秀な人材不足の状況は逼迫しており、また一部のプロ人材は稼働が一杯になるなど、需給のギャップが逆転するのも時間の問題だと思っています。)

現時点では、優秀な個人がせっかく独立し、キャリーミーの案件を頼りに登録したとしても、今の法人市場開拓のペースだと、プロ人材に貢献できる余地が限られてしまいます。

法人のプロ人材の活用が、個人が望むほどには進まない理由は、
①プロ人材という存在やサービスそのものを知らないから(正社員採用という固定概念が邪魔している)
②プロ人材の活用方法、マネジメント方法がわからないから
のいずれか、もしくは両方だと思っています。

①と②を解消すれば、プロ人材の活躍の場がもっと増えるはずという考えから、出版を決めました。
なぜプロ人材の活躍の場を増やしたいのか、という点については以下3つ目の理由に記します。

理由③:日本社会を良くしたい、という想い

3つ目が、日本社会全体を良くしたい、という想いが根底にあります。

これには2つの視点があります。
1つ目は、人材の再配置により、日本企業・日本経済は絶対に良くなる!という確信があります。

今までの日本の社会は優秀な人は、学生で就活して大手企業に入り、正社員として一生(大抵は同じ会社で)雇用されるという考え方が一般的でした。

しかし、日本全体のことを考えたら、より成長産業、つまりスタートアップが取り組んでいる産業や大手企業の新規事業分野などに人材はアサインされるべきですが、様々な理由により、こうした優秀な人材の正しい配置はなされていません。

一方で、プロ人材はスタートアップや新規事業など「面白い事業」にこそ興味を持ち、かつ、成果にコミットして稼働してくれます。
新規事業など事業が確立されていない状況でも、事業が進められそうかどうか、もしくは施策が正しいかどうかの検証をしながら、事業を正しい形にすることをミッションとして稼働してくれます。

こうした意味で、日本全体のためにプロ人材の正しいキャスティングをされるよう、「プロに外注」という書籍を出版することにしました。

もう1つ、最後の視点となりますが、キャリーミーのビジョンであり、また大澤個人の人生におけるミッションも「世の中に挑戦を増やすこと、そのために失敗してもやり直せる社会を創ること」だからです。

キャリーミーに登録するプロ人材は、上記の通り、起業やフリーランスなど雇用という安定を捨て、何かを成し遂げるために挑戦している個人が殆どです。

また、キャリーミーがプロ人材と共に支援している法人も「新規事業を成功させたい」「売上を2倍にしたい」など前向きに挑戦されている方々(多くが経営者)が殆どです。

ちなみに、社内でもバリューに「貪欲に、挑戦し続ける」を掲げています。
こうした挑戦を当たり前にし「失敗してもやり直せる世の中にしていきたい」という想いで出版しました。

大澤個人としても大手商社を退職して起業後、数度事業を創造し、2度Exit(事業や会社の売却)、その後起業したキャリーミーも2度の資金調達を実施しています。

▲商社時代、タンザニアでODAの井戸掘削プロジェクトに従事していた時の一枚

こうして成果だけを書くと一見順調そうに見えますが、冒頭に紹介した通り、事業創造の過程における数々の意思決定の失敗により債務超過を経験しています。(その結果、アメリカ人の共同創業者から、投資したお金を返せ、など罵倒されたり喧嘩したり、苦い経験も多くしています。) 27歳で最初に起業した時にも大赤字になったり、社員や自身に給与を支払えない日々を経験したり、と失敗の連続です。

が、今振り返っても、挑戦したからこそ失敗があり、失敗したからこそ学びがあり、学びがあって人は成長するものだと思います。

日本は1度失敗した人間が、まだまだ立ち直りにくい世の中、つまり、「失敗しにくい、挑戦しにくい」社会だと強く感じています。出版やキャリーミーの事業そのもので、挑戦をもっと当たり前にできれば、と思っています。


以上が、私が書籍を出版した理由です。もっと「プロ人材」「プロ契約」を日本社会に広めていきたい。本気でそう思っています。

キャリーミーは、一緒にこの挑戦をしてくれる仲間を募集しています。貴方からのエントリーをお待ちしています。

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