初めまして。SGP編集部です。
今回紹介するSGPメンバーは、大手PR会社のPRプランナーから「売上をダイレクトにあげる力をつけたい」という想いで入社したYさんです。
大手のPR会社でのプランナーの仕事を経験したYさんが、どのような経験からSGPに入社しようと決意したのか、キャリアに対する考え方についてお話しいただきました。
・PR会社のプランナーだからこそ感じる、キャリアの悩み
・将来独立するために必要な能力を選ぶ軸
など、キャリアの参考になる内容となっています。
少しでも現在のキャリアに頭打ちを感じている方は、参考になれば幸いです。
― まずは自己紹介をお願いします。
現在、25歳です。SGPでマーケターとして働いています。
担当領域は多岐にわたり、社会人向け資格スクール・女性アンダーウェア・美容整形外科・家庭家具といったあらゆるクライアントさまを横断的に担当しています。
― 現在はSGPでどんな業務を担当されていますか?
先輩マーケターのもとで、広告施策の企画から制作ディレクション・運用サポート・成果の分析まで、一気通貫で携わっています。
日々の業務では、まず各クライアントのターゲットペルソナ設計に取り組み、そこから広告ラフ案やキャッチコピーのアイデアを考え、制作チームと相談しつつ、制作を進行しています。
まだ入社数ヶ月ではありますが、実務を通じて「生活者がどんな言葉・クリエイティブに反応するか?」を感じながら、PDCAを早いサイクルで回せている実感があり、日々手応えを得られています。
自分のアート作品で食べていく。その夢のために社会に出て「仕組み」を学ぼうと決めた。
― SGPに入社する前は、どんなキャリアを歩まれていたのですか?
もともと大学時代は、個人でアート活動をしていました。イラストや作品制作を行いながら「将来的には自分の作品で生活できるようになりたい」と、漠然とですが独立を視野に入れていました。
でも、当時はお金やビジネスの知識がなかったので、まずは社会に出て「自分の力で稼ぐための仕組み」を学ぼうと思い、就職することを選びました。
最初は、漫画やアニメといった業界で働きたいと思っていたのですが、美術系の大学ではなかったこともあり、そもそも応募資格がなかったり、現実的ではないなと。そこで「アートとは関係なくても、将来の糧になる場所で修行しよう」と考え直しました。
学生時代、展示会を開いたときに農家さんとご一緒して、その方のつくった商品を自分の作品と組み合わせて紹介したことがありました。実際にその商品が売れるという経験を通じて、「ああ、伝え方ひとつで人は動くんだ」「モノの価値は、魅せ方でも変えられるんだ」と肌で感じたことが、今思えばPR・マーケティングに興味を持った原点だった気がします。
そうした経緯もあり、「いろいろな業界や商材と関われる環境」を重視してPR業界に進みました。
入社したのは、歴史あるPR会社でした。
会社として長く続いていることには理由があるはずで、「ビジネスとして持続可能な仕組みを、自分の目で見て、体感したい」と思って選びました。
最終的な決め手は、面接でした。他の会社と比べても一番素で話せたというか、自分の想いや将来の不安をちゃんと聞いてくれて、本音で話し合える空気感があったんです。
今思えば、どんな業界や制度よりも「この人たちと一緒に働きたい」と思えたことが一番の決め手でした。
PRプランナーとして入社後は、航空業界・スポーツ業界・商業施設・エンタメ施設・BtoBの業務ツールなど、ジャンルも業態もまったく異なるクライアントを数多く担当させてもらいました。
テレビ番組での紹介を狙ったメディアキャラバンを組んだり、著名人とのコラボ企画を仕掛けたり。「いかにメディアの方に取り上げてもらえるか?」を考える日々でした。
正直、仕事自体はものすごく楽しかったです。
自分が企画した施策が雑誌やテレビで取り上げられたり、実際に施設の集客につながったりしたときの喜びは、今でも印象に残っています。
― その経験が、どのように転機につながったんですか?
大きな転機は、ふとしたときに浮かんだ将来のイメージでした。
将来的には自分で独立したいとずっと思っていたのですが、「このままPRだけを極めていったとして、自分ひとりの力で事業を立ち上げられるか?」と自問したときに、どうしてもリアルなイメージが湧かなかったんです。
というのも、PRは成果が人の手に大きく左右される領域です。
メディア・芸能人・タレント事務所・制作会社…関わる人が多い分、どんなに戦略的に設計しても、最終的には「他者に委ねる部分」が大きくなってしまう。結果として「これって本当に自分の力で成果を出せたのか?」という感覚を持ちづらかったんです。
実際、あるプロジェクトで大規模なPR露出には成功したのに、クライアント側から「で、実際どれだけ効果があったんですか?」と問われて、明確に答えられなかったことがありました。自分の中でも手応えが曖昧で「このままじゃダメだ」と思わされた出来事でした。
もっと「小さな単位での打ち手」を自分の頭で考えて、自分の手で動かして、成果まで追える人になりたい。
そう思うようになったのが、キャリアの方向を見直す最初のきっかけです。
独立すれば、自分が売る側になります。
そのときに必要なのは「どうやって人を動かすか?」という設計力と「どれくらい効果が出ているか?」を自分で見て改善していく実行力。つまり、「自分の力で売れる仕組みをつくる力」なんだと気づいたんです。
PRという上流設計のノウハウは、確かに価値あるものでした。でも、もっと手触りのある仮説検証がしたい。ユーザーの目に触れるところから、実際の購買やコンバージョンまで、全部見届けたい。マーケティングへの関心が、一気に強くなっていきました。
「PRだけでは、仕組みをつくれない」。独立を見据えて選んだのは、成果から逃げないマーケティングの現場だった
― そこから転職活動を始めたということですね。当時はどのような軸で会社を探していましたか?
はい。PRだけでは「売れる仕組み」まで踏み込むのが難しいと感じてからは、自分の手で打ち手を考え、仮説を立て、数字で検証できるような環境を探すようになりました。
私にとっての転職の軸は、端的にいうと「戦略〜実行〜成果に最後まで関われるかどうか」でした。
PRでは、どうしても「打った施策が、実際にどんな行動変容につながったか」を自分の手で見届けにくいんです。成果がクライアントやメディア・第三者に依存してしまう分、自分の中に再現性ある知見がたまりにくい感覚があって。
「これをやったから、こう数字が動いた」という関係性がつくれないまま次の案件に移るようなサイクルが多かったんです。
だからこそマーケティングの現場で「自分で考えた施策が、どう数字を動かしたのか?」をきちんと検証できる環境に行きたいと考えました。
同時に、もうひとつ大事にしていたのが「独立までを見据えた経験が積めるかどうか」です。
私は将来的に独立してアート作品を軸に活動していきたいと考えているので、いずれ自分が「商品を売る側」に立たなければならない。そのときに武器になるのは、きっと「どう届ければ、どう反応があるのか?」を自分で設計して、自分で検証してきた経験だと思ったんです。
なので、広告運用の一部分だけを担うようなポジションや、指示通りの制作をこなすだけの環境ではなく、自分で考えて、自分で動かして、自分で振り返れる。それくらい当事者意識を持ってマーケティングに向き合える場所を探していました。
― 最終的にSGPに決めた理由は、何でしたか?
ひとことで言えば「この環境なら、自分の力で事業を動かす経験ができる」と思ったからです。
SGPの採用ページを見たときに、まず驚いたのが「2年で独立できます」という言葉でした。普通会社って人に辞められたくないはずなのに、どうしてそんなことを書くんだろう?と。
実際に面接で聞いてみると「僕たちを踏み台にしてくれていい。あなたのキャリアを一緒に叶えていきたい」という言葉が返ってきて、すごく驚いたと同時に、心から納得したんです。
「会社のために働く」「自分のために働く」どちらの感覚も叶えられる環境がいいと思っていました。そういう意味で、SGPは本当に個人の意志に向き合ってくれる会社だと感じました。
もうひとつの決め手は「自分で施策を考えて、数字を見て、改善までやりきる」ことがカルチャーとして根づいていたことです。
単なる分業体制ではなく、ひとりのマーケターが企画から制作・運用・分析までを一気通貫で担う。しかも広告だけじゃなく、SNSやPR、SEOなど複数のチャネルを横断して「何が最も効果的か?」を考えていく。
これはまさに、私が欲しかったマーケターとしての実践経験を積める環境でした。
面談を重ねる中で「この会社なら、自分の売れる仕組みをつくる力を鍛えられる」と確信して、SGPへの入社を決めました。
20代という貴重な時間を無駄にしない、当事者意識が根づいた文化
― 実際にSGPへ入社してみて、カルチャーや働き方にギャップはありませんでしたか?
いい意味で、すごく地に足のついた成長環境だと感じました。
例えば、業務時間に対して「どのタスクに何分かかっているのか?」を毎日可視化する仕組みがあって、自分の動きに対して時間の投資対効果をすごく意識するようになりました。
最初は「こんなに細かく記録するんだ」と驚きもありましたが、今ではむしろ自分にすごく合っているなと。
私は「20代という貴重な時間を無駄にしたくない」という思いが強くて。目の前の仕事がどんなスキルにつながるのか、何を身につけるためにやっているのかが分からないと、モヤモヤしてしまうタイプなんです。なので、この文化は非常に助かっています。
あと、「自走」と「壁打ち」のバランスがすごくいいなと感じました。
私は前職のPR会社では、ある程度裁量を持って動けていた反面、立ち止まったときに相談できる相手が少なかったんです。「この企画ってズレてないかな?」「別の視点はないかな?」と不安になっても、自己解決するしかない状況が多くて。
でもSGPでは自分で考える時間を重視しながらも、「思考の質を高める壁打ち相手」がちゃんといます。2~3歩先を行く先輩マーケターが、目線を合わせながら的確なフィードバックをくれる。これが本当にありがたいです。
毎週の1on1でその週の学びや課題を振り返りながら、思考のアップデートができる。この1on1で「考え方が深まってるな」「この視点は前の自分にはなかったな」と実感できるような成長の積み重ねがあるんです。
忙しい日々の中でも、単なる作業で終わらせず、常に「考えること」に価値を置く文化がある。それが今の自分にはすごく心地よくて、「ちゃんと地に足つけて前に進めてる」と実感できています。
― 入社前に期待していた「実行まで一気通貫でやる」という点には、納得感がありますか?
はい、むしろ想像以上でした。
入社してすぐのタイミングから、ペルソナ設計やコピーライティングといった「思考の上流」にも関われていて、単なる制作進行作業では終わらない実感があります。
しかも成果に対して明確なKPIがあるから、「なぜその言葉が選ばれたのか?」「どの切り口が響いたのか?」を、感覚ではなくデータで検証していける。
こうした日々の積み重ねが、将来自分で商品を売るときの武器になっていく。そう確信できているので、目の前の仕事に対してもすごくポジティブに向き合えています。
自分の人生に責任を持つために、マーケティングで証明していきたい
― これから、どんな存在を目指していきたいですか?
私にとって、マーケティングはゴールではなく手段です。
目の前の業務ひとつひとつに全力で向き合っていますが、その根底には「自分の夢を、自分の力で叶える」という覚悟があります。仕事も人生も、誰かの言葉に委ねるのではなく、自分で選び、自分で責任を持つ。そのために、今この場所でマーケティングという手段に本気で取り組んでいます。
だからこそ目指しているのは「自分で案件を取ってきて、自分で売上をつくれるマーケター」です。
今はまだチームの中で任された領域をこなす立場ですが、ゆくゆくは戦略の設計から提案・実行・検証までを自分主導で動かしていきたいと思っています。言われたことをこなすのではなく「今この事業には、これが必要だ」と提案できる人になりたいんです。
さらに、自分の時間の使い方にも強くこだわっていきたいです。
毎日のタスクに対しても「これはどんなスキルにつながるのか?」「どんな成果を生み出せるのか?」という視点を忘れずに取り組むようにしています。
どれだけ時間をかけたかではなく、どれだけ価値を生み出せたか。その指標で自分を律しながら、密度の濃い仕事を積み重ねていきたいです。
― SGPの中で、どんな価値を生み出していきたいですか?
まずは「この人に任せたい」と思ってもらえるマーケターになりたいです。
今の自分にできるのは、ひとつひとつの案件に対して誠実に向き合い、成果を出し続けること。その積み重ねの先に、クライアントやチームからの信頼が生まれると思っています。
そして将来的には「事業そのものを拡大できるマーケター」になることが目標です。
ただ施策を回すのではなく、売上をつくる仕組みを設計し、再現性のあるフローに落とし込む。誰がやっても同じ成果が出るような型を構築して、それを仕組みとして残せる存在になりたいです。
個人的には、坂本さん(SGP代表)に「この人に任せてよかった」と思ってもらえるような貢献もしていきたいと思っています。
そのためにも、まずは目の前の業務でクオリティを出すこと。そして、仕事のスピードと質の両立を意識し続けること。クライアントとチームに価値を返すことで、少しずつ自分の影響力を広げていきたいです。
私が叶えたいのは、「夢で終わらせない人生」です。
そのためには、今ここでどれだけ成果に向き合えるかがすべてだと思っています。手段に振り回されるのではなく、自分の意思で選び抜いた環境で、誰にも言い訳せずに価値を生み出す。その在り方を通じて、自分の人生に責任を持てる人間になっていきたいです。
株式会社SGPでは、将来的に独立を考えている方も修行できる、事業を拡大する本質的なマーケターになれる環境があります。
Web広告・SNS・SEO・広報PRなど、様々なマーケティングの領域のプロを目指していきながら、最終的に事業拡大という大きな責任を持つマーケターとしてキャリアを歩むことができます。
実際に広告代理店・事業会社・Web制作会社・PR会社といったさまざまな領域でプロフェッショナルとして働いていた方が、事業拡大を担う大きな責任を持ちながら、成果に貪欲に働いています。
事業を拡大する力を手に入れ、自分の力で成果を出したいと考えるマーケターは、ぜひ面談にてお話しさせてください。