こんにちは!
SEプラス採用担当の鶴田です!
今回は、「【社員インタビュー】PLUS DOJO企画チームに聞いてみた!〜新人エンジニアの個人力を伸ばすために〜」と題して、最大4か月の研修で基礎から実践まで学べるITエンジニア新人研修「PLUS DOJO」を担うサービスリードの渡辺さん・田中さん2名にインタビューを行いました。
4月〜7月の研修実施期間に向けて、年明けから準備を進め、実施後には振り返りと改善までを担う企画担当。研修の全体設計から現場対応、運営後の振り返りまでをリードする、まさに“サービスの屋台骨”ともいえるポジションです。タフで責任も大きいですが、だからこそやりがいもひとしおです。
彼らが、普段どのような業務に取り組んでいるのか、新人教育サービスに対してどのような思いで取り組んでいるのか、そして今後どんなチャレンジをしていきたいのか。それぞれのリアルな声をお届けしたいと思います。
目次
1. PLUS DOJOとは?
── 渡辺さんに聞いてみました。
渡辺さん:
2. PLUS DOJO企画チームってどんなチーム?
── 田中さんに聞いてみました。
田中さん:
3. やりがいと、印象に残っている仕事
渡辺さん:
田中さん:
4. 苦労したこと、乗り越えた経験
渡辺さん:
田中さん:
5. 今後チャレンジしたいこと
渡辺さん:
田中さん:
6. 最後に
1. PLUS DOJOとは?
── 渡辺さんに聞いてみました。
渡辺さん:
PLUS DOJOは、1年間を通して新人エンジニアの個人力を伸ばす、実践型の新人研修プログラムです。
数多くの企業で研修登壇実績を持つ講師陣が担当し、ハンズオン形式の実践演習、日報・フィードバックの仕組みなどを組み合わせながら、業務で即戦力として活躍できるスキルを養成します。
講義は、全体進行を担当するスピーカー講師に加えて、各クラスに1名ずつ担任講師がつく体制で、受講者の質問にリアルタイムで対応したり、ポイントを補足解説したりすることで、より深い理解と安心感のある学習環境を提供しています。担任を務めるのも、普段はメイン講師として登壇しているレベルの講師陣で質の高い指導が強みです。
また、PLUS DOJOでは、新人エンジニアの成長を多角的に支えるサポート体制を整えています。
- 研修前から研修後にかけて学び続けられる動画学習コンテンツ
- 入社前に、社会人としての基本やエンジニアの基礎知識を学べるプレ研修
- Javaの習熟度に応じてスキルを段階的に評価する段位認定制度
- 自分たちで考え、自分たちで実装まで行うチーム開発演習
- 研修後に、目標設定やタスク管理といった業務基礎力を伸ばすフォロー研修
- 配属後に新人を支える先輩向けのOJT担当者研修
こうした仕組みによって、受講者本人だけでなく、その周囲にいるメンバーの育成力向上まで支援しているのがPLUS DOJOの大きな特徴です。
2. PLUS DOJO企画チームってどんなチーム?
── 田中さんに聞いてみました。
田中さん:
PLUS DOJOの企画チームは、渡辺さんと私に加え、ほかの企画営業職2名を含む計4名で構成されています。このメンバーで、研修全体の企画・提案・改善を一貫してリードしています。
研修終了後の夏には、必ずチーム全体で振り返りを実施し、翌年の企画に向けて課題の洗い出しや改善ポイントの整理を行います。その後、秋口から本格的な営業フェーズに入り、営業メンバーに向けて情報展開を行ったり、説明会の実施、DMの送付企画など、集客に向けた動きも並行して進めます。
一方で、カリキュラム内容の見直しや登壇講師との調整もこの時期から本格化していき、年内には次年度の構成をほぼ固め、年明けからは研修に向けた具体的な準備をスタートさせます。
PLUS DOJOは毎年4月〜7月という明確な実施期間があるため、他の通年型の教育サービスとは異なり、プロジェクトとしての始まりと終わりが非常にクリアです。その分、時期ごとの集中力や熱量の注ぎ方にメリハリがつきやすいのも、このチームならではの特徴かもしれません。
3. やりがいと、印象に残っている仕事
渡辺さん:
私がこの仕事をしていて最もやりがいを感じるのは、「人の成長に立ち会える瞬間」です。
ある年、研修の初期段階から何度か面談で関わった受講者さんがいました。未経験からの挑戦ということもあり、当初は自信がなさそうで、話すときも少し不安げな表情でした。ですが、研修での学びやチームとの協働を通じて徐々に自分の考えを言葉にし、自ら動くようになっていったんです。
特に印象的だったのは、研修の最後にあるチーム開発の成果発表会。その受講者さんが、チームメンバーとともにプロジェクトを成し遂げ、自信を持って発表する姿を見たときは、本当に感動しました。
「この研修に関われて良かった」と心から思える瞬間でしたね。単なるスキルの習得ではなく、人としての成長に寄り添える仕事なんだと実感できた出来事でした。
田中さん:
私にとっても、6月に行われた成果発表会は、大きなやりがいを感じた瞬間でした。特に印象に残っているのは、研修序盤に苦戦していた受講者さんがいたチームが、最終的に発表会で優勝を果たした場面です。
そのチームには、当初なかなか課題がうまく進められず、技術的な面で遅れを感じる受講者さんがいて、「大丈夫かな」と心配になることもありました。でも、メンバー全員が支え合い、互いにフォローし合いながら、粘り強く課題に取り組んでいったんです。
発表の内容自体も素晴らしかったのですが、それ以上に心を打たれたのは、「チームとして歩んできた成長の軌跡」がにじみ出ていたことでした。発表を終えたとき、会場全体があたたかい拍手と空気に包まれていて、私自身も胸が熱くなりました。
あの瞬間、「ただ技術を教えているのではなく、“人を育てている”んだ」という実感が強く湧きましたし、企画としてこの仕事に関われていることの意味を改めて感じた時間でもありました。
4. 苦労したこと、乗り越えた経験
渡辺さん:
今年、特に大きな挑戦だったのが、研修カリキュラムの全面的なアップデートでした。これまでPLUS DOJOではメイン教材として市販の書籍を使用していましたが、今年からは講師陣が現場経験をもとに開発したオリジナル教材へと大胆に切り替えました。
目的は、書籍では伝えきれない「現場のリアル」や「業務でつまずきやすいポイント」をより具体的に学べるようにすること。ゼロからの設計には大きな労力が伴いましたが、講師と密に連携しながら丁寧に作り上げていきました。我々の講師の中には翔泳社書籍の著者もいるため、テキストの質にも自信を持っています。
あわせて、市販の書籍は受講者の予習や復習に役立ててもらえるよう、副読本として引き続き提供しています。基礎から実務に近い力まで幅広くカバーしたこの新カリキュラムは、今後のPLUS DOJOの大きな資産になると感じています。
また、受講者・クラスの増加に伴って研修の進め方やサービスの一貫性をどう保つかという点も、今年の大きなテーマでした。講師の専門性や現場感を活かした指導はPLUS DOJOの強みですが、規模が大きくなる中で、「どんな学びを提供し、どんな人材を育てたいのか」といったサービスの軸を明確にする必要が出てきました。
そこで企画チームと講師陣で繰り返しディスカッションを重ね、教育方針や価値観の言語化・体系化を進めました。これは単なるルールづくりではなく、サービスの“芯”をつくるプロセスであり、これからの品質担保や規模拡大に向けた重要な一歩になったと感じています。
田中さん:
渡辺さんも触れていましたが、今年はPLUS DOJOとしての教育方針や制度のあり方を、より明確にしていく必要性を強く感じた1年でした。
その中でも私が特に印象に残っているのは、「AIや外部APIを研修でどこまで活用してよいか」というテーマです。ChatGPTのような生成系AIは実務では積極的に使われ始めていますが、研修の段階で過度に依存してしまうと、「自分で考える力」や「試行錯誤する姿勢」が身につかなくなる懸念もあります。
講師からもさまざまな意見が挙がる中で、最終的には「まずは自分で考える」「必要に応じて活用する」「チームとして納得して説明できる」という条件のもと、限定的な利用を認めるという方針に落ち着きました。
私自身は技術者ではありませんが、教育サービスの提供者として、「どう学ばせ、どう育てるか」という視点を持つことが大切だと感じています。技術的な部分は講師に相談しながら、受講者の成長にとって何がベストかを常に問い続け、講師と共にサービスを“共創”していく存在でありたいと思っています。
5. 今後チャレンジしたいこと
渡辺さん:
PLUS DOJOは、ハイブリッド型(オンライン×対面)と完全オンライン型の2つの受講形態で展開しており、全国どこからでも受講できるのが大きな強みです。最近は首都圏以外の企業様との取引も増えており、今後はさらに全国の企業様に向けた提案を広げていきたいと考えています。
全国に目を向けて営業活動を行っていると、独自の内製研修を行っている企業様も多いですが、社内リソースだけでは限界があると感じている企業様も少なくありません。PLUS DOJOがその支援になれば、企業の成長だけでなく、地域全体の人材育成にも貢献できるはずです。
また、チーム全体としても「もっと多くの方に受講していただきたい」と考えているなかで、スケールに耐えられる運営体制づくりは必須です。研修の質を落とさずに規模を拡大するという、次のフェーズに進むタイミングに来ていると実感しています。
田中さん:
私が今後力を入れていきたいのは、「PLUS DOJOとしての教育スタンスを明文化・体系化すること」です。今年、AIの取り扱いについて方針を定めたように、受講者数が増え、環境が複雑化していく中では、「これはOK/NG」といった判断をその場その場で行うのではなく、あらかじめPLUS DOJOとしての考え方や判断軸を明確にしておくことが不可欠だと感じています。
たとえばAIの活用についても、私たちは一律に「禁止する」のではなく、「なぜそのコードになったのか、自分の言葉で説明できるか」を重視しています。知識をただ詰め込むのではなく、エンジニアにとって本当に必要な思考力や姿勢を育てるための研修を提供していくことが、私たちの目指す姿です。
特にIT業界は、技術や環境の変化が非常に速い世界です。だからこそ、教育を提供する側に明確なスタンスや軸があることで、変化に柔軟に対応しながらも、ブレずに価値ある教育を継続できると思っています。そうした基盤があれば、毎回の対応に追われることなく、より本質的な教育の質に注力できると考えています。
私たち企画チーム自身は「教えるプロ」ではありませんが、講師という現場のプロフェッショナルと力を合わせながら、「これからの新人教育はどうあるべきか?」という問いに、これからも真正面から向き合っていきたいと思っています。
6. 最後に
PLUS DOJOの企画チームは、新人エンジニア一人ひとりの「個人力」を最大限に引き出し、成長を支えることに本気で取り組んでいます。
それは単に技術を教えるだけでなく、「学ぶ姿勢」や「働く意識」まで一緒に育てていくということ。だからこそ、日々の仕事には手応えがあります。——そのようなやりがいある環境で、私たちと共に働いてみませんか?
ぜひ次回のストーリーも楽しみにしてください!