こんにちは!
株式会社サーチフィールド採用担当です。
当社ではグラフィッカー(2Dキャラクターデザイナー・2D背景デザイナー)やアートディレクター(2Dイラスト監修)を総称し、クリエイティブ職と呼んでおります。
今回はそんなクリエイティブ職の選考をご検討いただいている皆さまから、よく選考内でいただくご質問をまとめました。
仕事内容や働き方、スキルセットに関することまで、実際に候補者の方々から寄せられたリアルな声に、現場の視点でお答えしています。応募前の不安解消やキャリアの参考になれば嬉しいです!
1.選考に関するご質問
弊社の場合、グラフィッカー・アートディレクターともに選考の流れは同様です。
選考は全てオンラインで完結いたします。また、内定まで最短で2~3週間での対応が可能です。内定後はオファー面談を実施し、条件面や入社時期のすり合わせをさせていただきます。
これから選考の流れに沿って、質問とそれにあわせた回答をご紹介いたします。
Q.応募時、必須で使えるべきイラストソフトは?また他にも使えるといいソフトはありますか?
PhotoshopおよびCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の使用が必須となります。どちらのソフトも業務で使用いただく機会が多く、基本的な操作に慣れていることが前提となります。また、Blenderなどの3Dソフトを扱える方は、より歓迎いたします。業務に必須というわけではありませんが、表現の幅が広がり、案件によっては非常に大きな強みとなります。入社後はぜひナレッジの共有をいただけると嬉しいです。
Q.卒業後フリーランスで活動しており、社員経験がないのですが応募しても大丈夫でしょうか?
問題ございません。これまでフリーランスとして活動されていた方のご応募も歓迎しております。
Q.ポートフォリオ選考にあたって重視しているポイントは?
主に以下の2点を重視しています。
❶弊社の案件との親和性
候補者様の得意とされるテイストや世界観が、当社が扱う案件とマッチするかを見ています。当社の制作実績は下記リンクよりご覧いただけます。
https://gikutas.jp/
❷デッサン力など基礎画力の高さ
立体把握(デッサン・パース・線画や陰影)など、基礎的な技術力を非常に大切にしています。キャラクターイラストであればバストアップだけでなく、全身を描いた作品を。背景であれば、自然物だけでなく建築物などの構造物も含め、幅広い題材で技術力を見せていただけると嬉しいです!
また、現在のスキルや作風を把握するために、直近1年以内に制作したイラストのご提出をお願いする場合もございます。ポートフォリオの形式は不問、サイトのリンク共有や1枚ずつデータとしてお渡しいただくことも可能です。お気軽にご相談くださいませ。
Q.課題選考・面接の前に準備した方がいいことはありますか?
課題選考では実務を想定し、IP・オリジナルイラストへの赤入れをお願いしています。スピードよりも質を重視するため、時間を気にしすぎず「違和感をすべて修正し切る」という気持ちでお取り組みください。
面接に関してはすべてオンラインでの実施となります。面接中にポートフォリオを拝見しながら、イラストについて質問させていただくことがございますため、あらかじめご自身の手元でも確認できるよう、ご準備いただけますと幸いです。
また面接では普段どういったトレーニングをされているかを目的も含めお伺いしたいと考えています。ポートフォリオに掲載していない作品(IP案件を想定した練習作品や監修時の修正指示の想定など)もございましたら、ぜひお見せください。他にもご自身のアピールにつながる内容は、遠慮なくご共有くださいませ。
Q.求める人物像や、活躍している方の共通点について教えてください
特に大切にしているのは「技術への向上心」と「当社が掲げるクリエイター支援への共感」です。「もっと上手くなりたい」「表現の幅を広げたい」といった意欲がある方とご一緒したいですし、当社はそういった方々にとって最適な環境であり続けたいと思っています。
また、当社では「クリエイターの活躍の場所を見つける」ことを理念として掲げており、関わる方々の強みを最大化し、支えることにやりがいを感じられる方と一緒に働きたいと思っています。自分だけでなく、周囲の成果や関わるクリエイターの方の成長にも関心を向けられる方を求めております。
実際に活躍しているメンバーも、日々の練習に真剣に取り組んでいる点が共通しています。また、色彩、構図、絵柄寄せ、キャラクターデザインなど、独自の強みを持っていることも特徴です。まだ明確な強みがなくても、「これから身につけていきたい」と前向きに取り組める方であれば、しっかり成長できる環境がありますので、ぜひチャレンジしていただきたいです。
2.入社後の業務に関するご質問
アートディレクターは監修業務に専任いただきますが、グラフィッカーは制作業務・監修業務どちらも担当いただきます。「自分がどちらに適性があるかわからない」という方は、面接や面談を通じてこちらから職種を提示することも可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。
Q.入社後は何を基準に案件が割り振られるのですか?
はじめはポートフォリオや選考内でお伺いする得意分野を基準にお任せする案件を決定致します。その後は、スキルの適性や本人の希望、そして会社全体の案件状況を踏まえて、上長が最適な案件を割り振ります。
ここでいう「本人の希望」とは、好きなものを自由に描くという意味ではございません。将来どうなっていきたいか、どんな方向にキャリアを伸ばしていきたいか、どんなスキルを伸ばしていきたいか、などといったキャリアデザインの観点をもとに決定していきます。そのため、たとえ現時点で適性がなくても、育成を前提に案件をお任せすることもあります。
Q.グラフィッカーの場合、制作業務・監修業務の割合はどのように決めているのですか?
制作業務に関して、以下のようなスキル・考えが求められます。
加えて、得意分野という強みがあると非常に理想的です。ただし、最も重要になるのは向上心と日々の鍛錬になります。
監修業務に関して、以下のようなスキル・考えが求められます。
監修業務は指摘一辺倒にならず、作家様の個性を活かした上で、案件に合うクオリティに導けるかがポイントです!
Q.1ヶ月あたりの制作・監修点数は?
案件や社内の状況にもよるため、おおよその目安にはなりますが、以下回答となります。
▍ グラフィッカーの場合
〈制作業務〉2点〜4点
〈監修業務〉5〜8案件
▍アートディレクターの場合
〈監修業務〉10〜13案件
それぞれグレードがあがるごとに、対応点数や案件の難易度が上がります。また点数や内容は状況により流動的です。
Q.1日のスケジュールは?
おおよその目安となるスケジュール
月平均残業時間は約21時間。入社してすぐは対応するスピードに慣れず、1〜2時間ほどの残業が発生する可能性がございます。特に監修業務に関しては1日あたり3〜5点ほど対応いただくため、スピード感が求められます。
出社の場合は上長が作業状況を確認し、適宜対面にてアドバイス・課題を特定しサポートをいたしますのでご安心ください。その他上長との月1回の1on1や、メンターによる面談制度もございます。
Q.携われる案件のジャンルは?
基本的にソーシャルゲームで使用されるイラストがメインとなります。うちIP案件が6割・オリジナル案件が4割という割合です。ソーシャルゲーム以外ですと、下記があげられます。
・TCG(Vtuber関係など)
・印刷物(ポスターや小説表紙など)
・広告関係(パッケージなど)
・webtoon
・コンシューマーゲーム
2Dの中でも幅広いテイストや案件に触れられることが弊社クリエイティブ職の最大の特徴といえます。
3.入社後のキャリアに関するご質問
当社はグレード制を採用しており、各グレードによりその役割や給与等が決定します。社員は次のグレードを目指し、半期(6ヶ月)ごとに上長と個別で目標に対するプロセスを設定し、実行していきます。月に1度の上長との面談で進捗を確認し、適宜必要に応じ課題を設定。最終的に目標の達成度に応じ昇給・昇格が決定する、という流れです。
Q.目標とは具体的にどんなもの?
半期(6ヶ月)ごとに、制作・監修点数の目標値が設定されております。その他はグレード・役職により異なりますが、新規案件の対応数や、社内メンバーへの監修対応数などが設定されていることがございます。
Q.目標達成のためにメンバーが日々取り組んでいることはありますか?
スピード感をもちつつ、安定してクオリティを出すため、自主練習をしたり、上長以外のメンバーにアドバイスをもらうなど、各メンバー工夫しております。また社内に外部セミナーの参加補助制度があるため、制度を活用するメンバーも多いです。
Q.上長との面談ではどんなことを話すのですか?
主に以下のような内容をお話ししております。
・担当案件のスケジュールや状況の確認
・追加の案件希望はあるか
・半期目標に対しての進捗確認
・目標達成に向けた課題への進捗確認
・体調の確認
・相談、困りごとなどの確認
・雑談など
Q.グラフィッカー・アートディレクターとしてどんなキャリアパスがありますか?
大まかに2種に分かれます。
❶高難易度の案件に対応するプレイヤー
❷チームマネジメントや後輩育成
ご本人の希望・適性と合わせ、長期的にキャリアを築いていきます。ある日突然相談なしにマネージャーを任される、というようなことはございません。
Q.グラフィッカーからアートディレクター、アートディレクターからグラフィッカーになることはできますか?
可能です。(どちらも過去に実績あり)ただしどちらも一定以上のスキルがあることが前提ですので、メンバーから技術的なアドバイスを求めたり、講座受講などで情報収集をするなど積極性と行動力が鍵となります。
4.チームやメンバーに関するご質問
現在グラフィッカーチームには12名(マネージャー1名・キャラクター7名・背景4名)、アートディレクターチームには5名(うちマネージャー1名)のメンバーが在籍しております。うち2名がフルリモートでの稼働となっております。ほとんどのメンバーがハイブリッドワークで稼働しており、曜日ごとに出社・リモートを設定しております。
Q.リモートワークの際、どのように業務の進行度を上長が把握しているのか
毎日、メンバーは作業データをドライブに格納。また進捗共有用の管理シートがあるので適宜更新をしていただいております。
Q.リモートワークの際、どのようにディレクターなどと連携をとっているのか
社内では基本的にSlackを使用し連携をとっております。必要に応じ、Googlemeetなどを使用し口頭ですり合わせを行うこともございます。
Q.クリエイティブ職同士で交流の機会はあるのか?
お互いの適切な距離感を大切にしつつ、チームのMTGやランチタイムにて交流をとっています。また、社内監修で先輩メンバーとのやり取りはが発生するため、スキルに関するFBは日常的に受けていただけます。
5.その他(残業・機材)
Q.残業はどのくらい?繁忙期はある?
残業は月平均21時間です。複数の案件を担当いただくため、きまった繁忙期はございません。
Q.PCや機材は選べますか?
入社時に、希望するPC(windows/mac )・機材(液タブ・板タブ インチ含)をお伺いし会社負担でご用意させていただきます。クリスタなどのライセンスも会社負担となります。
いかがでしたでしょうか?少しでも不安・疑問の解消になれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。