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【AIハッカソン】社員200名が、AIで事業を創る。Sales Marker、本気の全社AIハッカソンレポート!
こんにちは、Sales Marker採用広報です!
2025年7月、私たちSales Markerにとって第3回目となる全社オフサイトミーティングが箱根で開催されました。今回のメインコンテンツは、総勢200名の社員が参加した「AIハッカソン」。当日の様子を余すところなくレポートします!
急成長を続ける私たちが、なぜ今全社で「AIハッカソン」に挑んだのか。この記事を読めば、Sales MarkerのAIに対する本気度と、職種や役職に関係なく誰もが事業創造に挑戦するカルチャーが、きっと深く伝わるはずです!
目次
なぜ今、全社AIハッカソンなのか?
イベントの全体像
ハッカソン当日の流れ
4時間に凝縮された“本気”の舞台裏
ハッカソンは「イベント前から」始まっていた
開発スタート!~全員が「当事者」となる仕組み~
予選、そして決勝へ…!栄冠は誰の手に?
その他アイデアの具体例
この熱狂が未来をつくる。AIハッカソンがもたらしたもの
なぜ今、全社AIハッカソンなのか?
全社AIハッカソン、いよいよ開幕!!!
日々目まぐるしく進化するAIの世界。その変化は、もはや一部の専門家だけが追っているものではありません。
私たちSales Markerは、創業時からAIを追求し、技術をプロダクトに落とし込む挑戦を続けてきました。そして今、"AIが当たり前"の時代を迎えたからこそ、次なる進化を掲げています。それが「セールステック企業」の枠を越え、AI×インテントで世の中を変革する「インテントトランスフォーメーションカンパニー」へのシフトです。
今回実施した社内AIハッカソンは、単なる技術力の誇示ではなく、AIを起点とした価値創造を全社員が自らの手で体現する――その姿勢こそ、Sales Markerが目指す未来そのものです。
マーケターも、セールスも、コーポレートも。アイデアと好奇心があれば誰もがプロダクトを生み出せる。職種の垣根なく、全社員でAIによる価値創造を体験することとなった本イベントを、徹底レポートします!
イベントの全体像
開発ルールや審査基準など、皆さん集中して聞いています
今回のオフサイトの舞台は箱根。2025年7月4日・5日の2日間、総勢約200名のメンバーが集結しました。
そして、数々のコンテンツの中でも最大の目玉がこのAIハッカソンです。「自社の抱える課題」をテーマに、200名の社員を5〜6名ずつにチーム分けして、グループ対抗でAIで新規プロダクトを開発。その成果を競い合います。
中でも注目の独自ルールが、当日のプレゼン資料を弊社からリリースされたばかりの新プロダクト、AIスーパーエージェント「Orcha(オルカ)※1」を使って作成すること。自分たちが創り出したプロダクトを、誰よりも早く、そして深く、使いこなしていく。これも、Sales Markerが大切にしているカルチャーです!プロダクトのデモに関しては、自然言語でUIデザインを生成できるAIツール「Vercel v0」を活用しました!
※1 AIスーパーエージェント「Orcha(オルカ)」とは?
「Orcha(オルカ)」は、ビジネスパーソンのあらゆる業務を支援するAI機能群を統合した新サービスです。営業に限らず、企画、マーケティング、人事、経営など多様な職種の業務において、意思決定・資料作成・タスク実行・記録管理などをAIが幅広くサポートします。
第一弾として提供を開始した「AIスライド」は、営業資料に限らず、社内プレゼン、提案書、企画書など多様なビジネス資料を自動生成できる機能です。
詳しくはプレスリリースをご覧ください!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000097462.html
あなたもぜひOrchaを使ってみませんか?
OrchaCreate slides effortlessly with AIapp.orcha.jp
ハッカソン当日の流れ
グループに分かれて開発スタート!
当日のスケジュールは、今思い返しても本当に濃密なものでした!
- 12:00- ランチ&チームごとで作戦会議
- 12:30- ハッカソン開発スタート!
- 16:30- 予選(本部長による審査)
- 17:30- 決勝(全社員の前で最終プレゼン)
- 19:00~ 夕食&運命の結果発表!
各チームが合宿までに事前に練ってきたアイデアを、プロダクトという形に落とし込み、デモと発表資料を完成させるまで、与えられた時間はたったの4時間。まさに真剣勝負です。
4時間に凝縮された“本気”の舞台裏
場所を変えて話し合うチームも
ハッカソンは「イベント前から」始まっていた
オフサイト当日、突如幕を開けたかのように見えた4時間のハッカソン。しかし実はその熱狂は、約3週間前から静かに動き出していました。
最初の一歩は、全社員が自らの目線で「自社の課題」を洗い出すこと。そこから経営陣が「特に価値が高い」と判断したアイデアを選定し、提案者35名がそのまま各チームのリーダーに。チームが結成されると、イベント前からオンラインでの議論やリサーチが活発に行われ、入念な準備が積み上げられていきました。
そして迎えた当日――4時間という短い時間で、アイデアを実際のプロダクトにまで昇華させる「集中開発タイム」。その土台となる「本質的な課題の発見」と「熱量あるチームの醸成」に事前に時間をかけていたからこそ、短時間でも質の高いアウトプットが次々と生まれたのです!
開発スタート!~全員が「当事者」となる仕組み~
荻原校長(COO)のおはなし
「自社の課題を提出し、優れた提案をした者がリーダーになる」という仕組みにより、各チームは誰かに与えられた課題ではなく、自分たち自身が最も解決したいと願うリアルな課題に取り組みました。オフサイト冒頭、COOの荻原が語った「会社とは、そこに所属する“自分自身”のことだ」というメッセージ。それを体現するように、会場では職種や年次を問わず、熱のこもった議論があちこちで巻き起こりました。
たとえば、バックオフィスのアシスタントの「業務のこういう点が大変なんです」といった日々の“本音”が開発のヒントになり、セールスが現場で感じる顧客のペインがアイデアの軸となる。デザイナーはそれらのアイデアを美しいUIに落とし込み、エンジニアはその場でコードを書き、デモの完成度を一段引き上げていく――。
まるで、ひとつの大きな脳がフル回転しているかのような状態。役職も部署も関係なく、全員がフラットに意見を交わしながら、ひとつのプロダクトを共に創り上げていく。Sales Markerらしい、プロフェッショナルな熱量が会場を包み込んでいました。
さらに今回、全35チームのうち10チームは「イングリッシュ・オンリー」。30カ国以上から集まった多国籍なメンバーが活躍するSales Markerだからこそ実現した挑戦的な形式です。そこでは、多様な視点や価値観、文化的背景が溶け合い、プロジェクトにダイナミックな化学反応をもたらしていました。
言語や文化の垣根を越え、共通のゴールに向かって突き進むその姿は、まさに“グローバルカンパニー”としてのSales Markerの今と、これからの可能性を体現しているようでした。
予選、そして決勝へ…!栄冠は誰の手に?
CTOの陳より、いよいよ発表の瞬間!!
開発時間が終了し、緊張の審査フェーズへ。まずは10人の本部長たちが審査員となり、全35チームの中から決勝に進む8チームを選出します。審査基準は、アイデアの面白さだけでなく、「事業への貢献度」「課題解決のインパクト」など6つの明確な指標に基づいており、審査員たちも真剣そのものでした。
そして、全社員が見守る中で行われた決勝戦。ステージに立つ8チームのプレゼンは、どれもレベルが高く、刺激に満ちたものでした。他のチームの発表に「その視点はなかった!」「うちの部署の課題もそれで解決できるかも」と、多くの社員がメモを取り、学び合う。この場は単なるコンテスト会場に留まらず、全社的な「学習の場」にもなりました。
激戦の末、最優秀賞に輝いたのは、セールス・ISC(インテントセールスコンサルタント)・人事といったビジネス職のメンバーのみで構成された「夏帆 the セクシー」チーム!(チーム名はご愛嬌ですが、アイデアは至って真面目です!)
優勝賞金 ¥500,000ゲット!!
本合宿の実行委員でもある夏帆さんが執筆した、「オフサイト合宿全体レポート」も併せてご覧ください!
▼前半レポート
https://www.wantedly.com/companies/salesmarker/post_articles/1004730
▼後半レポート
https://www.wantedly.com/companies/salesmarker/post_articles/1004741
優勝チームが提案したのは、多機能なSales Markerを、誰もがより簡単に、より戦略的に使いこなせるようにするための”拡張アプリケーション”のアイデアでした。これは、複雑な「インテントセールス」のステップをAI化し、直感的な操作で使えるように開発されたもの。優れた機能がいくらあっても、お客様が使いこなせなければ意味がないという従来の課題を解決し、複雑な営業アプローチを誰でも簡単に実践できるこのアイデアに、CEOの小笠原からは「Sales Markerの顧客課題を的確に捉え、解決可能な状態に落とし込んでいる」との最高の評価がおくられました。賞金総額100万円という「本気度」も、私たちの熱量をさらに高めてくれました!
▼白熱のピッチ大会の様子はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=M4jrDCq0h_E&t=1s
その他アイデアの具体例
ここでは、数多く生まれたアイデアの中から、象徴的なものをいくつかご紹介します!
◼︎「インテントチャットボット」:Sales Markerの特徴であるインテントデータをベースに、サイト訪問者に最適化された提案をAIが提示し、インバウンドの最大化を図るAIチャットbot
◼︎「野望Tictok」:ユーザーのインテントを読み取り、その人たちが叶えたい理想の生活を動画で表し、キャリアや未来を具現化してくれるSNSサービス
◼︎「ROI自動生成器」:購買申請のたびにROIを算出して提出するのが大変、決済者による承認が滞りがち、といった日々の切実な業務課題に対し、AIがROIを自動算出する「ROI自動生成器」や、一定基準を満たした申請をAIが代理で承認するサービスなど
中でもこの業務効率化系アイデアは、多くのチームが取り組んでいました。他にも、お客様への提供価値向上に直結するアイデアや、日々の業務を効率化するユニークなアイデアが数多く生まれ、活発な議論が交わされました。
この熱狂が未来をつくる。AIハッカソンがもたらしたもの
みなさん本当にお疲れさまでした!!
今回のAIハッカソンが生み出した最大の成果は、賞金でもプロダクトのアイデアでもありません。
それは、「私たちなら、どんな課題もAIの力で乗り越えられる」という、全社に芽生えた確かな自信と共通言語です。
事実、イベントの前後で社員のAIリテラシーは飛躍的に向上しました。
自社AIプロダクト「Orcha」への理解度を測るアンケートでは、5段階評価で平均2.5だったスコアが、イベント後には4.3へと大きく向上。「AIは面白いし、自分たちの武器になる」というマインドが、全社員にインストールされました。
さらに、部署や役職を越えて生まれた横のつながりも、かけがえのない資産となりました。同じ目標に向かって戦い抜いた「同期」との絆は、これからの事業を加速させる上で、間違いなく大きな力となるでしょう。
今回のハッカソンで生まれた優れたアイデアのいくつかは、実際に事業化を検討するフェーズに進んでいます。このイベントは単なる一過性のお祭りではなく、Sales Markerの未来を創る、「はじまりの一歩」となりました。
私たちは今、スキルや経験だけではなく、
このカルチャーに共鳴し、自ら課題を見つけ、仲間を巻き込みながら創る過程そのものを楽しめる、そんな仲間と出会いたいと心から願っています。
この記事から少しでも私たちの熱や空気感が伝わり、「面白そう」と感じていただけたなら、ぜひ一度お話ししませんか?
未来を一緒に創っていく仲間を、私たちはいつでも歓迎しています。