平成30年4月2日、春の心地良さと例年この時期見頃の桜をふっ飛ばした夏日和のこの年度初日に、ロゾパンサンはお天道様に負けない“アツさ”を持った5名の新入社員を迎え入れました。

売り手市場のご時世に、人事メンバーの頑張りもあって全員が全員非常にポテンシャルが高く、志とモチベーションも高い5名を迎え入れることができたことを誇りに思いつつ、新入社員に向けたロゾパンサン代表者としての祝辞を、ここに書き留めておきたいと思います。

おはようございます。

今日は皆さんにとって社会人1日目となる記念すべき日です。我々にとっても、新たな新卒メンバーを迎え入れることができる嬉しい日です。

ご存知の通りロゾパンサンは、企業へのデジタルマーケティング領域におけるソリューションの提供を主な事業としている2012年12月に創業にした5年 5ヶ月目のまだ若いスタートアップ企業です。そして、自分たちの強みを作りながら世界へ出て勝負したいと考えている会社です。

内定式でもお伝えしましたが、ロゾパンサンは17世紀のフランスの思想家であり数学者であったブレーズ・パスカルの断片集『パンセ(Pensées)』の中の一節「人間は考える葦である」の「考える葦」の部分の原文Roseau Pensant(ロゾ パンサン)を社名としています。

この『パンセ(Pensées)』の中でパスカルは、宇宙や自然との関わりを説明する中で人間の存在や優勢、精神をこの「人間は考える葦である」で説いています。宇宙は人間を簡単に押しつぶす事が出来るが、人間は考える事で宇宙を超える。人間の尊厳は、全ては考える事にある。人間が立ち上がらなければならないのは、まさにそこからである。

「考える葦」を社名としている当社は、そこに想いを込めている通り、社名が説く「深く考える」「積極的に行動する」という価値観を大切にしています。

また、我々の基本理念は、「高い志を抱き、情熱を持って難題に挑戦し続けることによって、社会に価値を提供する」ことです。これは当社の存在意義であり、ビジネスをする上での使命です。

ロゾパンサンに入社する皆さんにも、この基本理念をしっかり持っていただきたいと思っています。

皆さんは、社会人としての最初のステージに、40人足らずのスタートアップ企業を選びました。

そこには、他人よりも成長したい、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえる会社で働きたい、自分の成長で会社の成長を導きたい、将来起業したいなど、ポジティブな理由でその判断を下したのだと思います。

まさに皆さんが思っている通り、今の17新卒のメンバーが示してくれていますが、ロゾパンサンはその志と環境、フェーズが故に、飛躍的な成長といったポジティブな結果を手に入れることが可能です。ただし、“いるだけ”では、むしろ成長できない会社（環境）でもあります。

所属するチームによって若干異なりますが自分がいる環境はどういう条件下なのか、その中でどういった行動をしていけば良い結果を出すことが出来るのか、短期的な視点・思考だけでなく中期的な視点や思考で、そして主観よりも客観的に物事を捉えて考えて行動していかなければロゾパンサンでは成長できません。

皆さんはこれからさまざまな経験をすると思います。その中で常に大小さまざまな壁が現れてくるでしょう。そして、その壁の前に立った時に、壁が高ければ高いほど自分の無力さをより一層感じることでしょう。

その時、ただ無力さを感じて壁を避けるのか、壁を乗り越えるべく自身を奮い立たせ挑戦し、そして挑戦そのものも楽しみながら壁を登っていくのか、ここが重要で、この時の姿勢があなたたちが望んでいるポジティブな結果を作り出すかどうかの分岐点となります。例え苦手と思えることであっても、例え短期間では結果が出なくても、強い意志を持って挑戦し続けていけば、ロゾパンサンは未成熟だが志が高い会社が故に、個々人に飛躍的な成長をもたらしてくれる環境であると断言できます。

そのため、先に述べた我々が大切にする「深く考える」「積極的に考える」という価値観と、「高い志を抱き、情熱を持って難題に挑戦し続けることによって、社会に価値を提供する」という基本理念は、皆さんの目標をかなえてくれる重要な指針ともなると考えています。

改めて、「ようこそ、ロゾパンサンへ！」

入社、おめでとうございます。
これから一緒に頑張りましょう。

株式会社Roseau Pensant
代表取締役
上原 英暢