【社員インタビュー】ロボ団キャラクターの生みの親。好きなことを学び続けたら仕事になった! | 夢見る株式会社
今回は、ロボ団のオリジナルキャラクター「ロボにゃん、ねずボット」の生みの親、デザイナーのあわさんです。日々淡々と仕事をこなしているように見えますが、実は表に出ていない心の動きがあるとのこと。「好...
https://www.wantedly.com/companies/robo-done/post_articles/272909
粟村遥さん(通称:あわさん)
2017年4月にデザイナーとして入社。主に「ロボ団」事業のクリエイティブ全般を担当。チラシやポスター、教材のデザインから、事業のブランディングまで幅広く手掛ける。会社の成長と共に、自身のデザインに対する価値観も変化させてきた。※現在はご退職されております。
▼過去のインタビューはこちら
▼動画インタビューはこちら
前職は小さな印刷会社で、デザインと印刷の製造の両方を行っていました。でも、続けるうちに「もっとデザインの仕事に集中したい」という想いが強くなっていったんです。そんな時、人材系の仕事をしている高校からの親友が「ここ、めっちゃいいよ!」と夢見るを紹介してくれました。他は受けず、応募したのは夢見る1社だけ。ご縁があって、入社が決まりました。
主に「ロボ団」というサービスのクリエイティブ全般を担当しています。広報で使うチラシやポスターはもちろん、イベントで使う制作物のデザインなど、事業に関わるあらゆるデザインを手掛けています。
一言で言うのは難しいですが、「私自身が楽しんで作ること」を何よりも大切にしています。学校の先生が楽しそうに教えてくれると、その話がすっと頭に入ってくるのと同じで、私が楽しんで作ったデザインは、その熱意がクリエイティブを通じてきっと伝わると信じています。
もちろん、情報を分かりやすく伝えることが大前提です。その上で、ロボ団のブランディングを意識しつつ、余白に「遊び心」を少し加えるようにしています。ここは入れるべきじゃないな、と空気を読みながら、複数の視点を持ってデザインと向き合っていますね。
そうですね、元々明確な形があったわけではありません。私が入社した当時の社員の方々の働き方や教育に対する姿勢を見て、「これがロボ団の良さなんだろうな」と感じ取りました。そこから、「デザイナーとして、この魅力をどう見せていこうか」と自分で考え、形にしてきたつもりです。
例えば、ロボ団10周年の際に掲げた「ビヨンドザミッション」というスローガンも、ロゴ作成をきっかけに提案させてもらいました。このロゴを見た人が、これまでの10年を振り返り、これからの未来や子どもたちの将来に想いを馳せられるような、そんな機能を持たせたいと考えたんです。
▼ロボ団10周年のストーリーはこちら
変わらないのは、カルチャー的な部分ですね。「自分たちで作っていく」という主体的な姿勢は、ずっとこの会社に根付いていると感じます。あとは、純粋にロボットが好きな人や、物事を深く思考するタイプの人が常に集まっているのも、変わらない良いところだと思います。
一方で変わったのは、会社の規模です。少人数で運営していた頃も見てきましたが、会社が大きくなるにつれて、組織として様々なことを整えていこうという意識を強く感じますね。
全く違いますね。ロボ団は、子どもたちや保護者の方、全国の加盟先の先生方など、「誰に届けたいか」が明確です。その人たちのことを想像しながら作っています。
一方、夢見るのデザインはもっと難しい。特定のターゲットがいるわけではなく、社員一人ひとりの価値観や想いを想像しながら作ります。だから決まった型はなく、その時々の空気感を捉えて、「今はこんな感じかな」と都度表現を変えています。
社員が一同に集まる「youmenity」などの場の雰囲気から、ぼーっと全体を眺めて感じ取っています。私の主観なので、他の人から見たら違うかもしれませんけどね。
ずっとこの会社にいて思うのは、会社って「生き物」みたいだな、ということです。人の集合体だから、仕組みも雰囲気もどんどん変化していく。それをデザインに落とし込むと、やはり規則性のない、曲線的で、少しふわふわした生き物のような表現になるんです。
それは大きな変化がありました。入社当時は、単純に「作ることが楽しい」からやっていたんです。でも、続けていくうちに、自分はデザインそのものが好きというより、デザインを「手段」として使っているのかもしれない、と気づきました。
はい。私はデザインを通じて、自分の意思や感性、考えといった「エッセンス」をこの世に残したいんだな、と最近ようやく分かったんです。生物が遺伝子を残そうとするように、人が唯一残せるのは「意思」や「考え方」だと思うんです。
もし私がこの会社を去っても、ロボ団が続いていて、私が作ったキャラクターたちが生き続けていたら、なんて素敵なことだろうって。この8年間で作ってきたものが、少しでも長く残ってくれたら嬉しいですね。
3年後には、「ALLロボ団」というビジョンが全国の教室に浸透し、先生やオーナーさん一人ひとりが、ロボ団の取り組みを自分事として広げていってくれる状態になっていたら最高ですね。
そして10年後。今、教室に通ってくれている生徒たちが大人になっています。その彼らが、私たちのように「ないものは作っていこう」という夢見るのビジョンを受け継いで、社会で活躍してくれていたら、それ以上に嬉しいことはありません。