【新卒3期生】夢見る株式会社に入社した私の、入社を決めた理由 | 夢見る株式会社
1,000社以上の企業から選んだ出会い大学では、教員を目指していた私。教育実習で現場に立ったとき、「勉強嫌い」「この授業、意味あるの?」という子どもたちの言葉をたくさん耳にしました。「学ぶこ...
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教室長になったとき、私が最初に考えたのは、どんな教室にしていきたいか、ということでした。地域の方々、保護者の方々、生徒、そしてアルバイトスタッフ。関わるすべての人にとって、この教室がどんな存在で在りたいか。その答えを深く掘り下げ、目指すべき教室像を固めていきました。
生徒が楽しい時間を過ごせる教室にするために
「学ぶことは、学校の勉強だけじゃない。学ぶこと・知ることは面白いんだ!」
この私の想いを子どもたちに届けるために、「ロボ団に行きたい!」「ロボ団って楽しい!」と思ってもらうことが何よりも大切です。
だからこそ私は、『楽しい時間を過ごせる教室』を第一に目指しています。
そのために、生徒とのコミュニケーション量を増やすことを意識するのはもちろん、レッスン中に彼らが「やってみたい!」と話したことはできる限り挑戦させていいます。多少レッスンから逸れていても子ども同士が夢中になっていれば、切り上げるタイミングを見計らいます。子どもたちが楽しめるように、私にできることすべてを当たり前にやることを心がけています。
しかし、「楽しい」は「ふざけても良い、自分が楽しければ良い」というものではありません。ロボ団は、クラスみんなで学び、ペアワークで協力し、考える場所です。生徒全員が「今日もロボ団に来て良かった」と思えるためには、自分だけが面白いではなく、みんなで同じ「楽しい」を共有することが不可欠です。
そこで、私は生徒と一緒に楽しい時間を作ることを大切にしています。「みんなで過ごすには、ルールは守ることが大切だ」と伝えたり、「どうしたらみんなで楽しめるだろう?」と問いかけたり。私一人ではなく、生徒自身にも考えてもらい、一緒に楽しい時間・場所を作ることを意識しています。
生徒が有意義な時間を過ごせる教室にするために
『楽しい時間』と同じくらい、『有意義な時間』を提供することが重要だと考えています。
ロボ団は、ロボットプログラミングを学ぶ場所であり、ペアワークを通じて、ロボットづくりからミッションまで乗り越える教室です。協調性や、自分の考えを伝える力など、様々な力を育むことができます。
しかし、「今日なんか楽しかったな」「○○くんの話が面白かった!」だけで終わってしまっては、子どもたちは「学ぶこと・知ることは面白いんだ!」という深い気づきや、「自分はこんなことができるようになった!」「今日のレッスンでこんなことに気づいた!」という喜びを得ることはなかなかできません。
「ロボ団に来てこんなことがわかった!」「ペアと協力したらこんなことができた!」と、一つでも成長を言葉にできること。それが、子どもたちがレッスン時間を有意義に過ごせたことの証だと考えています。だからこそ、レッスン後には「今日何学んだ?」「この部分がすごく良かったね」と声をかけ、子どもがその日の学びを言葉にして帰ることができるようにしています。
さて、レッスンで子どもたちが最高の笑顔を見せるのは、どんな瞬間だと思いますか??
ロボットが完成した時?ミッションをクリアした時??
私が感じるのは「派手に失敗した瞬間」です。
回転数の調整がうまくいかずロボットがぐるぐる回ったり、センサー制御ができずに壁に衝突したり...。ロボットが壊れてしまわないか私はヒヤヒヤしますが、なぜか子どもたちはうまくいかない時ほど、大きな声で笑い、盛り上がります。ペアの垣根も超えて、「どうやってその動きやったん!?」と聞き合う姿も見られます。
ロボ団はたくさん失敗し、その失敗からどう成功に導くかを考える場所だからこそ、子どもたちは失敗を恐れず、むしろそれを楽しんでいます。だから私は、子どもが楽しく、新しい発見や気づきを得られるよう、いかに子どもたちに失敗させ、考えさせるかを意識してレッスンを準備しています。
教室に関わる全ての人って?
ここまで、「生徒」中心に書いてきましたが、教室に関わるのは生徒だけではありません。
一緒にレッスンをつくりあげるアルバイトスタッフ、生徒の保護者や兄弟姉妹、もちろん私自身。他にも体験イベントに来てくれる子、何をしているんだろうと教室を覗く小さな子…。想像以上に多くの人々が、この教室に教室に関わっています。
生徒のことを考えるのは当然重要です。しかし、教室長は生徒以外の教室に関わる人のこともよく考える必要があります。そして私は、生徒同様に、教室に関わる全ての人がロボ団で楽しく有意義な時間を過ごして欲しいと思っています。
例えばアルバイトスタッフ。彼らには、ここでしか得られない貴重な経験をして欲しいと思っています。サマーイベントの企画を任せたり、レッスンのメイン講師にどんどん挑戦してもらったり。「やってみたい!」という気持ちを応援し、チャレンジできる関係づくりを大切にしています。
例えば保護者の方々。私の教室は送迎が多く、保護者の方々とじっくり話す機会は多くありません。だからこそ、短い時間でもお子さんの成長や最近の様子を積極的に伝えるようにしています。他にも、教室のポータルサイトでレッスン内容や様子を発信したり、生徒の様子で気になったことをすぐに連絡したりしています。生徒だけでなく、保護者の方々にも「長くロボ団に行かせたい!」と思ってもらえるよう、できることはないか日々考えています。
今回は簡単な紹介になりましたが、私はここに集うすべての人が「ロボ団に来てよかった」と思える場所でありたいと願っています。そして、そのために何ができるのかを考え続けています。
最後に
「教室に関わるすべての人々が、楽しく有意義な時間を過ごせる教室」
この理想を実現するためには、私自身、まだまだ成長が必要です。そして、実現できたというゴールはないと思っています。しかし、「学ぶこと・知ることは面白いんだ!」という想いだけは、これからも決してぶれることはありません。
私はこれからも、この教室で生まれるたくさんの笑顔と、あふれるほどの成長を、何よりも大切に育んでいきたいと思っています。