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<海外エンジニアの採用事例>メンバーが語る入社のリアルと、多様性を受け入れる職場文化

RITでは過去にも海外人材の採用を行ってきましたが、今回は初めて海外人材の新卒採用を実施。2名のベトナム出身メンバーがエンジニアチームに加わりました。外国籍で日本でのキャリアを考える方や優秀な外国籍の人材を採用したい企業に向け、RITの採用事例について、新卒入社したグローバル人材からの目線、バックオフィスからの目線、エンジニアチームの目線でご紹介します。

<参加者>

  • 新卒入社メンバー:ダットさん、トゥアンさん
  • バックオフィス:新井さん
  • エンジニア:喜多さん

RIT=ミーティングの文化!? ベトナム出身の新卒メンバーから見たRITとは

―ダットさんとトゥアンさんお二人に質問です。RITという会社のことをどうやって知りましたか?

トゥアン:大学時代ですね。私の大学の専攻は、ITエンジニアリングと日本語です。日本語を勉強している時に、日本の文化についても勉強しました。面白い文化だと思って、日本に行きたいと思っていました。ジョブフェアに参加して、そこでRITと出会いました。


―面白いと思った日本の文化とは何ですか?

トゥアン:いろいろあります。例えば日本語の謙譲語や尊敬語というところです。他には日本人のマナーや茶道については面白いと思います。いろいろな文化を教えてもらったので、体験したいと思っています。


―ダットさんはどのようにしてRITのことを知りましたか?

ダット:私もトゥアンさんと同じです。大学のジョブフェアに参加してRITを知りました。このジョブフェアは株式会社Sun Asterisk(以下、サンアスタリスク)さんが開催しました。私の大学の専門は日本向けのITエンジニアリングでした。だから、日本の会社で働きたいなと思いました。


―どうしてRITで働こうと決めたのですか?

ダット:RITに入社した理由は3つあります。一つ目は、エンジニアとしてだけでなく、いろいろな分野、例えばビジネス分野でも成長したいからです。2つ目はRITの仕事はフルリモートですから、*ベトナムにいても働けます。本当にすごいと思います。3つ目は他の会社と比較して、RITの従業員の福利厚生は種類が多いと思います。特にリカバリー補助はとてもいい制度だと思います。素晴らしいです。

*RITでは、時差がMTGや稼働時間などに影響しなければ海外滞在時の稼働も認めています。

トゥアン:私がRITで働きたい理由は2つあって、一つの理由は、だいたいダットさんと同じで、RITの働き方が自由だからですね。自由ですから、リモートで仕事できるし、自分で働く時間を決めることができることですね。2つ目の理由は、私のなりたいエンジニアにRITの働く環境はマッチングしていると思うからです。私はクライアントの話から、デジタルプロダクトに変えることができるエンジニアになりたいです。RITでは開発の全ての段階に参加する必要があるので、技術についてだけではなく、ビジネスの知識も勉強できると思うので、RITに入社して働くことは私のやりたいことに繋がると思います。


―内定後のさまざまな手続きや研修はスムーズにいきましたか?

トゥアン:手続きはみんなが熱心に手伝ってくれたので、スムーズに進んだと思います。研修については私の日本語がまだまだなので、あまりスムーズにいかなくて大変だと思ってます。

ダット:はい、スムーズに進みました。会社の皆さんがサポートしてくださり、重要な情報がしっかりと整っていたので、何の問題もなく進めることができました。研修は日本語なので難しいですけど、とても役に立ち、仕事を始める前に大切な知識を身につけることができました。


―研修ではどんなことを学びましたか?

トゥアン/ダット:ITと、コンサルティングについて勉強しています。


―チームのメンバーや上司の方々は、皆さんのことをしっかりサポートしてくれますか?

ダット:はい、サポートしてくれます。チームメンバーからのサポートは本当に素晴らしいです。困ったときはすぐに助けてくれます。仕事だけでなく生活での問題ついても、助けてもらっています。本当に感謝しています。

お二人の歓迎会では懐石料理を食べました!ベトナムのお土産もいただきました。


―会社の文化についてはどう思いますか?

トゥアン:RITの文化は会議という文化ですよね。エンジニア会とか、いろいろな会議がある文化です。時々ミーティングが多すぎると思っています。時々メンドクサイと思います。

喜多/新井:多いかあ(笑)

トゥアン:もちろんその文化にはいいことがあると思います。私達にとっては仲間とのコミュニケーションのチャンスが多いことになります。でも、私の日本語能力はまだまだなので、会議に参加するのは、ちょっと大変です。会議にうまく参加できなくて、心配になったり、緊張してしまう場合がありますね。

ダット:RITの文化に慣れるのは、初めは少し大変でした。コミュニケーションに積極的に参加して、すぐわかるようになりましたが、ミーティングの全てはまだ理解できませんでした。でも勉強するために、まずは周りの人たちと文化の違いについて学びました。これによって、RITの文化にも慣れてきたと思います。


―お二人が思う、RITの好きなところを1つ教えてください

ダット:私にとってRITの一番好きなところはフルリモートです。

喜多/新井:(笑)

トゥアン:一番好きなところは、RITのメンバーの優しさです。みんながいつも優しくて、熱心に手伝ってくれたので、そういうことがいいと思います。


シンプルに日本を楽しんでほしい!バックオフィスが工夫した海外人材採用

―今回の採用はどのように行われたのですか?

新井:今回の採用に関しては、サンアスタリスクさんにお世話になりました。過去に海外人材の採用はありましたが、今回は海外人材の新卒採用という初めての試みだったので、事務的な部分をはじめ、サンアスタリスクさんのサポートにはとても助けられました。また、サンアスタリスクさん自体にベトナム出身の方が多いので、皆さんが実際にどのように日本語を習得したのか、日本に来て驚いたことや困ったことなどをすぐに聞ける状態だったので、だいぶ助かりましたね。


―海外人材を採用するときに重視している点を教えてください

新井:日本人でも外国人でも採用基準は同じです。外国籍だからといって選考基準を変えることはありません。エンジニアリングだけではなく、自分で事業を立ち上げたい、事業開発をしたい、ビジネススキルを身に着けたいというRITのカルチャーに視野が広がっているような人材であることが第一です。他にポートフォリオや自身で開発した作品を見せてもらい、なぜこういうものを作ったのか、ヒアリングで課題と問題解決能力を見たり、実際にコーディングをしてもらって技術的な能力を見るという感じです。


―オンボーディングや支援体制について教えてください

新井:入社後数ヶ月は毎日メンターとの1on1があったり、今でも毎朝エンジニア会をしてコミュニケーションを取ってもらっています。バックオフィスのほうでは毎週1on1をしていて、やはり日本での生活が初めてなので「本当に何でもいいから困ったことがあったら伝えてほしい」ということは都度言っています。実際に最近ではダットさんからガス代が高いという話があがったので、ガス会社変更について色々動きました(笑)。お二人とも結構細かいところまでちゃんと聞いてきてくれるので、こちらとしてはすごく助かっています。

また、日本語学習については、まだお二人がベトナムにいらっしゃる時に、オンライン日本語学校に通ってもらったり、日記をSlackに書いてもらってバックオフィスの方で添削するような試みもしていました。

あとは先日、東京観光に行きました。トゥアンさん、ダットさん、エンジニアの喜多さんの3人で浅草と上野をぶらぶらして、私は途中で合流して焼肉食べるというミニツアーでしたが、今後もいろんなところに連れて行ってあげたりしたいですね。

せっかく日本を選んでくれて、はるばる来てくれた。お二人にはシンプルに日本を楽しんでほしいと思っています。


浅草に行った時の様子

日本人メンバーに意識の変革が!エンジニアチームから見た海外人材加入のポイント

―外国籍のメンバーをチームに迎えることで、心がけている事は何ですか?

喜多:普段のコミュニケーションの数を多くしていきたいと思っています。先ほど、ミーティングの文化というのがあったと思うんですけど、私たちは普段からリモートワークなので、コミュニケーションが減ってしまうところが出てきます。そこはやはりたくさん話すことでコミュニケーションが生まれるので、国籍問わず重要視している部分ですね。入社後エンジニアのメンバーにメンターとして入ってもらって、毎日1on1の時間をとっていました。今日は何をしたのか、それこそ雑談でも問題ありませんが、話す相手や相談できる人を設けています。

あとは言語の観点で言うと、早めにプロジェクトに入ってもらって、お客さんと話す時と社内で話す時とではモードが変わるというか、ピリッとした感じの雰囲気になるので、言語だけでなく、雰囲気であったり、日本ならではの会議の形態というのを感じて欲しいというのはありました。先ほど話題に出ていましたように、お客さんとの打ち合わせのときは尊敬語などの適切な表現や、正しい文法を使い分ける学習をして欲しいというのが一つあります。


―このお二人が入られたことで、チームにとってプラスになっていることはどんなことですか?

喜多:バックグラウンドが全然違う部分が活きているケースとして、日本人のメンバー同士だと、説明をはしょってもなんとなく伝わる部分みたいなところがあると思うんです。詳しく話さなくてもなんとなく通じるという。今回、そういうバックグラウンドが違う、前提情報がない2人が加入してくれたことで、丁寧にきちんと説明するという、情報をシェアする場合の意識の変革が出てきてると感じています。これは対お客さんにも、活きてくる部分であると思っています。


休日には横浜に遊びに行ったそうです!


―どのような環境作りを行っていますか?

喜多:コミュニケーションの観点で言うと、先ほど言ったミーティング以外では人事が開催してくれるシャッフルランチ会は、事業部の枠を超えてコミュニケーションができるのでいいですね。コンサルティング事業部にシンさんという外国籍メンバーがいるんですが、バックグラウンド的にはベトナムではないですけど、海外からのメンバーということで話をしてるところを見るとほっこりします(笑)。


―今後、彼らの活躍についてどのようにお考えですか?

喜多:彼らは本当に日本語の学習をはじめ、エンジニアとしての向上意識がとても強いです。エンジニアとしてだけでなく、ビジネスパーソンとしての意識も強ければ強いほどよい人材に育っていくと思うので、国籍や言語を問わず、RITとして重要な人材になってほしいと思っています。そのためにはまず2人がどれだけ成長して、日本の文化やRITに馴染んでいけるかだと思うので、業務内だけでなく業務外でもしっかりサポートしなければいけないと思います。そして今後も海外の人材を採用する機会があると思いますので、その時には、新しく入ってくる人たちのサポートをしてほしいですね。


みなさん、ありがとうございました!

国籍や住んでいるところがネックになって日本の会社への就職・転職を諦めている方でも、ぜひご応募ください。また今回の記事が、海外人材を進めている人事やバックオフィスの方に参考になれば幸いです。

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