RITのメンバーを紹介するインタビューシリーズ。今回はエンジニアのイフテカール・イドリス (以下、アシフ)さんです。バングラデシュと日本で通算16年、エンジニアとしてキャリアを重ねてきたアシフさん。数ある選択肢のなかでRITを選んだ決め手は、「人」と「文化」、そして「エンジニアのことがわかる会社だ」という確信でした。なぜRITだったのか。今の仕事や、これから挑戦したいこととあわせて聞きました。
プロフィール
イフテカール・イドリス
バングラデシュの工科大学で電気電子工学を専攻し、在学中からプログラミングに従事。フリーランスプラットフォーム「Upwork」を起点に、受託開発やコンサル系の案件をリモートで約8年経験。JICAのエンジニア育成プログラムをきっかけに来日し、日本でもフルスタックエンジニアとして約8年、開発者やプロジェクトリーダーとして幅広い開発を手がける。2026年、株式会社RITにエンジニアとして参画。現在は社内プロダクトと新規プロジェクトの開発に、技術リードとして携わる。
新しいものを作りたい。学び続けるエンジニアへ
ーこれまでアシフさんはどんなキャリアを歩んできましたか?
大学3年生でプログラミングに興味を持ったのが、エンジニアとしての始まりです。最初は「Upwork」というアメリカのフリーランスのプラットフォームを通じて、Webやアプリケーションの開発をしていました。バングラデシュにいながらリモートで、受託開発やコンサル系の仕事などいろいろやりましたね。
とはいっても当時はまだリモートワークが歓迎されない時代で、家族からも「どこかに行って働いてみたら?」というプレッシャーがありました。それで海外で仕事をすることを考えて、いろんな国を調べたんです。最初はイギリスに行こうと思っていたんですが、ちょうどJICAの「バングラデシュ・エンジニアリング・トレーニング」というプログラムがあって、応募したらすぐ承認されました。3か月かけて日本の企業や文化を学んで、来日しました。
日本に来てからも8年くらい、いろんな企業で働いてきました。役割は開発者がメインで、プロジェクトリーダーを務めたことも。JavaScriptやPython、React.js、Node.js、Go、Ruby on Railsなど、フルスタックで幅広く経験してきました。
ーエンジニアとして大切にしてきたことは何ですか?
僕のパッションは、新しいものを作りたい、ということです。そして大切にしているのは、学び続けること、変化に合わせ続けることです。
大学のころは、まだフレームワークもなくて、メモ帳みたいなものにたくさんコードを書いていました。そこからフレームワークの時代、CMSの時代に入って、どんどん変わっていく。合わせられない人は残れないんですよね。日本に来てからも、最初は考え方や言葉の壁があって、知っていることをうまく伝えられないし、言われたこともちゃんとわからない。だから、いつも学んで成長してきました。
コロナがあって、そのあとはAIの時代になりました。AIによる開発も、合わせていかないといけない。エンジニアは、いつも勉強し続けないとできない仕事だと思っています。それはずっと大切にしています。
HRのトップがCTOでもあるので、エンジニアのことをわかってくれる
ーRITの第一印象を教えてください
リクルーティング会社から、LinkedInでスカウトされたのがきっかけでRITのことを知りました。第一印象はすごくよかったです。最初に面接をしてくれた福田さんは、CTOとCHROを兼務している方なので、エンジニアが何を求めているのか、感情の部分も含めてわかってくれる。「エンジニアのマインドセットを分かっている会社だな」と感じました。面接の時のコーディングテストでも、「RITはちゃんと評価してくれる会社だ」と思いました。僕がどこまでできて、どこまでできないか、何をやりたいかも、ちゃんとわかってくれる。僕はこれまでずっと受託開発の会社にいたので、RITならいろんなタイプのプロジェクトを見られるんじゃないか、とも思いました。違う文化から来た自分でも、ここなら働きやすそうだし、自分のやりたいこともできる。そう思って、「もし合格できたら、この会社で働こう」と決めました。
ー入社前のイメージと、実際に働いてみて違ったことはありますか?
本当に入ってよかったです。入る前は「できるかな、どう歓迎されるかな」とドキドキしていたんですが、期待以上でした。「この本を読んでください」とすすめてもらったり、CTOから一つひとつ説明してもらったり。誰とでもいつでも話せる。あと、入ってすぐ全社イベントがあって、みんなと会えて、ゲームをしたり飲み会に行ったりして仲良くなれた。対面で会えたのは、すごく大きかったですね。
ー他の会社とは違う、RITの特徴だと感じる部分はありますか?
「ピープルファースト」だと思います。まず人のことを考えてから決めている。だから、誰かが困っているとすぐ対応してくれる。恥ずかしがらずに、みんなが「これをやってほしい」と言ってくれるし、自分から言っても問題ない。長く働いている人が多くて、家族みたいな環境があります。働きやすさという意味では、エンジニアとしてよりも「違う文化から来た人」として見たときに、カルチャーのマッチがすごくいいと感じます。みんなが助けてくれるんです。オンボーディングもよかったです。入る前からサポートが始まって、入ってからは1on1の文化もある。自分からミーティングを設定して、チームメイトがどんな人で何をやっているのか、わかってから仕事に入れました。
みんなで一緒に、ゼロから作っていくのが楽しい
ー今は、どんな仕事を担当していますか?
今は二つのプロジェクトに入っています。一つは自社のAsmanaというプロダクト、もう一つは新規のプロジェクトです。役割としては、技術リードのようなところです。プロダクトオーナーが金森さんと喜多さんで、すごくフレンドリーな方たちです。何でも話せるし、僕が何をわかっていて何がわからないかも、ちゃんと理解してくれる。デザインチームとエンジニアチームは分かれていますが、要件も一緒に考えるので、デザインチームの人たちとも仲良くなりました。Slackで聞けばすぐ返事がもらえるし、お互いを尊敬し合いながら進められています。
ー前職と比べて、仕事の進め方に違いを感じることはありますか?
去年から、AIの時代が来て、業界全体がいったんゼロになったと思っています。みんながゼロから考えないといけない状態になった。そのなかで、RITにはAIを使って要件づくりから実装・テストまで進めていく開発のやり方があります。これはすごくいい。このやり方が、僕が感じた一番大きなほかの会社との違いです。
日本発、世界に届けられるプロダクトを作りたい
ーこれからどんな力を身につけていきたいですか?
まずは日本語です。今はまだ漢字が読めないので、要件のミーティングやお客様との会話でコミュニケーションのギャップがあります。AIがどんどん良くなっているので、自分でもいろいろなプロジェクトやリサーチをやってきて、たくさんの知識を持っていけると思うんです。でも、言葉の問題でそれをうまく伝えられない。だから「日本語がわかる、話せる、読める」この三つを、できるだけ早く達成したいです。
ーこれから挑戦したいことは何ですか?
挑戦したいのは、日本からグローバルへ広げていくことです。日本の多くのプロダクトは、日本国内だけで売られているかもしれません。でも、ポテンシャルはあると思うんです。今やっているAsmanaも、今は日本向けですが、他の国でも売れるんじゃないか。日本から世界に届けられるものを作る。それが挑戦したいことです。日本の品質は高いのに、ソフトウェアの分野はまだ遅れている。すごくもったいないし、大きなポテンシャルがあると思います。まだ入社したばかりなので、これをやればRITへの貢献になるというところで、一つひとつインパクトを出していきたい。海外のお客様の対応が必要になれば、絶対にやりたいです。
ー最後に、求職者の方へメッセージをお願いします
僕にはいろんな国に友達がいますが、みんなが困っているのは「日本人が何を考えているのかわからない」ということ。日本では言葉にされないことがたくさんあるんです。でもRITなら、ちゃんと伝えてくれる。それに、「これをやりたい」と言えば、任せてくれる。エンジニアのことをわかってくれる。僕が入った理由と同じです。使っている技術もモダンで、成長も早いと思います。だから、エンジニアとして成長したい人、日本の企業をちゃんと理解したうえで成長したい人には、RITはすごくいい選択肢じゃないかなと思います。