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他社との違いを聞いてみた。Ristで求められるPdMの役割


大学卒業後、新卒入社した企業で海外営業を担当。その後、大学/研究機関での研究国際交流業務、教育系データサイエンス業務を担当したのち、AIエンジニアとしてRistへ入社。Kaggle Expertの称号を取得。

現在は外観検査ツールRPipe-Imageプロダクトマネージャー(以下、PdM)として活躍している。

―今回はプロダクトチームでPdMとして活躍されており、これまでのご経験も興味深い中本さんにお話を伺います。

PdMにはRistの技術・ノウハウをプロダクト化して市場に提供することが求められている

―ではまず、AI業界に興味を持った理由とRistに入社した理由を教えてください。

新卒で入社した会社で、カメラを使った自動走行や自動車制御、カーナビなどの海外営業に関わっており、元々画像AIに興味を持っていました。

また、前職では教育心理系のデータ分析業務(多変量解析、因果推論など)を担当しており、働きながらデータサイエンティストを目指して広島大学大学院(博士前期)に通っていました。その中でRistを知り、社会にイノベーションを起こせる会社だと思い、思い切って応募しました。当時、エンジニアとしては未熟な状態でしたが、これまでの海外営業やデータサイエンスに関わってきた経歴に興味を持っていただき、入社に至りました。

―Ristにおけるご自身の仕事の役割を教えてください。

AIエンジニアとして入社しましたが、2022年4月よりAIエンジニアと自社製品RPipe-ImageのPdMを兼任、2022年8月からはPdMを担当しています。

入社時に、いずれはエンジニアよりももう少し上流の部分も担当してほしいという話があり、今年の4月にPdMとしてプロダクトマネジメントをやってみないかと会社から提案を受けたんです。最初はもう少しエンジニアをやりたいなと言う想いもありましたが、求められている時にチェンジするのも悪くないかなと思い受託しました。英語では天職をCallingと言いますが、神から導かれていると言う意味ですね。まさに呼ばれているのであれば、断らないでおこうかなと思い職種チェンジしました。

AIエンジニアとしては、工場から出る排水の水質検査システムのプロジェクトに入ることが多かったですが、一方で他のプロジェクトで作り上げた技術を別のプロジェクトにおいて現場に落とし込む方法を考えるプロジェクトマネジメントの部分にも関わっていました。

ですので、そういう意味では製品の技術的側面以外に、製品の企画・開発・販売・改善といった全ての活動に関わるPdMへの移行はスムーズでした。

一般的なPdMは、市場から上がってきたニーズや社会に必要とされてることを汲み取り、その課題を解決するプロダクトの開発を行います。

ですがRistのPdMは若干異なり、Ristの持つ技術力や強みを生かしつつ、社会で必要とされるものを提供するというところです。社会の課題を解決するためのプロダクトを販売するという側面もありますが、Ristがこれまで培ってきたものをプロダクト化して世間に提供するという特色を強く出しているので、一般的なPdMとは少し違うかなというところがあります。

また、RistのPdMは、スケジュールに沿って作るだけでなく、 どういったアルゴリズムを乗せていくかとか、 最新のもので精度が1番高いものを作っていくというところも大事にしています。

マニュアルがなく新しい仕事ではありますが、培ってきた経験をもとに試行錯誤する力も求められる分、非常に面白いです。

PdMとして営業と一緒にお客様のところへ訪問することもあります。Ristは会社が小さいのでPdMと言いながら、PdM、プリセールス、テックリード、 PMを一人でこなします。役割ごとに担当が分かれているのが一般的ですが、その場合、どこかで齟齬があったり、対立したりという問題も発生します。ですが、Ristでは全て一人で行なっているので、誰かと揉めることもなく、対立といえば自分の中の葛藤だけです。その方がやりやすいです。

なんといってもスピードが早く、僕だけで解決できないことはすぐに役員に相談して翌日決裁になるケースもあります。大きな企業であれば1、2週間かかることが 1日で解決できるので、それがベンチャーのPdMの魅力の一つだと思います。

エンジニアやKaggleメンバーの力がそのまま製品の力になる

―PdMの仕事において意識していることはありますか?

1番はエンジニアたちの力を最大限に生かすにはどうするかというのをテーマにしています。Ristのエンジニアは高い技術力があって、世界でトップクラスのKagglerもいます。エンジニアやKagglerのメンバーの力がそのまま製品の力になると思っているので、メンバーの力を存分に発揮するにはどうすればいいかということを常に頭に置いています。

具体的には、お客様にAIや製品を提供する時、できるだけ使いやすいように加工した状態でお渡ししようと試みますが、その辺の加工をどこまでするか、出来るだけその(製品の)素材を生かした形で提供するようにしたりとかですね。

―では、Ristで働いている中でどういう時に楽しいと感じますか?

自分で提案したことがどんどん進んでいく時。新しい技術に携われる時です。例えば、お客様のところに訪問してお客様から課題をお伺いした瞬間に、このモデルで行こうって自分の中で大体決まるんですよ。普通ならその承認プロセスがあると思いますが、その場で自分で決めて翌日には画像集めてモデル作って、というのができます。 提案したことを自分でできるというのはありがたいです。

新しい技術というのは、RistはKaggle Grandmaster、Kaggle Masterが多く在籍しているので、世界で1番の解法が当たり前のように社内で公開されています。その解法を参考に見たり、Kaggleチームのメンバーが作ったモデルを使って実装できるのが非常に面白いです。

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