森本 翔のプロフィール - Wantedly
合同会社Riberté, 代表 私が大切にしていること。 ・姿勢 【温かい心で、しかし冷静な頭脳で】 ・思考 【どうすればそれが達成できるか?】 ・コミュニケーション 【非言語的コミュニケーションにこそ信頼の本質】
https://www.wantedly.com/id/sho_morimoto_r
◆代表プロフィール◆
◆現在、携わっている事業は?◆
◆起業したきっかけは?◆
◆2社目を起業しようと思った理由は?◆
◆ITコンサル会社の代表を務めながら、ラーメン屋を経営している!?◆
「Excelが通じない世界で、コンサルの経験が活きた話。」
「創業40年という歴史は、正直、重圧です笑」
ITコンサルタント業(虚業)と飲食業(実業)の違い
◆次回予告◆
名前:森本 翔 (もりもと しょう)
自分を一言で表現すると:「自由をこよなく愛する人間」
MBTI:起業家 (ESTP)
経歴:
・国内大手コンサルティングファームで7年間マネージャーとして従事。
・Strategy、Operations、Technologyの各領域でコンサルティング・PMOを経験した後に独立。
・ビジネスサイドからシステムサイドの支援まで一気通貫でのコンサルティング支援が可能。
・現在は、スタートアップ3社のボードメンバーとしてトップマネジメントに従事。
現在は3社の経営に携わっています。
1.合同会社Riberte(ビジネスコンサル/ITコンサル業):代表
2.ラーメン屋(飲食業):飲食店オーナー ※家業の事業承継
3.SES(システム・エンジニアリング・サービス)事業:取締役COO(副社長)
最初に起業したのは、3.のSES(システム・エンジニアリング・サービス)の会社でした。
きっかけは本当に偶然で、元々の知り合いから「一緒にやらないか?」と声をかけてもらったことが始まりです。
もともと「いつか自分で会社を経営してみたい」という思いは漠然とありましたが、それを本気で考えたことはありませんでした。このお誘いがなければ、今も会社員を続けていたかもしれません。
会社の立ち上げ当初は、会社員(コンサルタント)として働きながら副業のような形でスタートしました。当時はコンサル業とスタートアップ(0→1)全般を並行して活動していたので、とても忙しかったですが、起業家としての活動は会社員とはまったく異なり、自由度が高く、自分の裁量で仕事を進められる経験を通じて、働き方に対する新たな発想/視点を得ることができたと思います。
2社目として起業したのが、1.の合同会社Riberte(コンサル業。私の中では本業)です。
1社目のSES事業の仕組(規則・ルールなど)を会社員と並行して進めていく中で、次第に会社員として「当たり前」とされているルールや働き方に疑問を感じるようになりました。
「もっと自由に働けないだろうか?」
「自分の選択で生きるにはどうすればいいのか?」
――そんな思いが強くなり、元々私が感じていた会社員として”不”が言語化できるようになり、自分なりの働き方を形にしたいと考えたのがきっかけです。
※起業した理由は他にも多々ありますが、別のストーリーでも語っているためこちらでは割愛します※
また、1社目で起業の一連のプロセスを経験したことで、「今度は一人でもやっていけるかもしれない」「コンサルタントとしての力を試してみたい」と思うようになり、2社目の立ち上げを決意しました。
実際の起業プロセスでは、手を動かしながら学んだことも多かったですが、土台となったのは会社員時代に独学で培った知識です。特に会計や税務、人事労務などのバックオフィス業務については、事前にある程度勉強していたため、「こんな感じで進めればいけそうだな」というイメージを持っていました。その既存知識を応用したことで、外部にアウトソースすることなく、低コストで比較的スムーズに立ち上げることができたと感じています。
さらに、1社目の経験の中で、自分の知識をもとに課題を整理し、それを言語化・ビジュアル化してステークホルダーに提案したときに、ポジティブな反応を得られたことが、自信へとつながりました。
私の実家はラーメン屋を営んでいます。
これまでITコンサルとして日々デジタル化を推進してきた私が、父の他界をきっかけに、事業承継して飲食店のオーナーになりました。
現在は、家族が店舗運営を担い、私は経営全般に携わっています。
現場は想像以上に「紙」が主役。
日報もシフト表も在庫管理も請求書もすべて手書きです(PCとかLINEとか使っていない・・・)。
IT業界で活動してきた私の頭には「え、なんで?」という疑問が多くありました。
なので、最初の仕事はこれらの「紙の山」を一枚ずつ、Excelデータ化することでした。
正直、文化の違いを痛感しました。周りからは
「何のためにデータにするのか?」と聞かれます。
「見えないものを“見える化”したいんです」と伝えると、
「だったら、壁に貼ったほうが早いよ」と返ってくる・・・苦笑
実家にホワイトボードを置き、オペレーションの改善を説明しようとすると
「いやいや、ホワイトボードなんて・・・そんなことしなくていいよ。」と・・・。
お店のためにやっていることが、どこか邪魔者扱いされている感覚でした。
ただここで諦めなかったのは、コンサルで培った“現場に合わせて臨機応変に変えていく”という姿勢があったからだと思います。
仕事のアプローチを変えました。
私が変えた点は、無理にシステムを入れることではなく、
紙で管理している情報の中で「現場が本当に困っていること」を一緒に見つけることでした。
大事なことは、現場の人と一緒に「なにが必要なのか?」「なぜ変えるのか?」を考えていく事。
そして「いつやるか?」という時間軸の視点を人の意識の変化を汲み取りながら、お店全体へ共有することです。
泥臭いことですが、課題を明確にし、解決に向けた戦略(ストーリー)を立て、関係者とコミュニケーションを取りながら実行・進捗を管理していく――。コンサルタント時代に培った、コミュニケーション力・プレゼンテーション力・マネジメント力がそのまま活かされていると思います。
創業から40周年を迎えるこのお店。
常連さんの中には、私が産まれた時からお店に通ってくれている方が少なくありません。
お店のこと、両親のこと。昔話しを沢山話してくれます。
大きな時代変化の中で、なんとかお店を切り盛りしていた両親。築き上げてきた歴史と想いを引き継ぎながら、伝統の継承と進化が、いまの私には課せられていると感じています。
※帰省した際は、中華鍋を振り、チャーハン作り。いわゆる修行です。
一般的に、コンサルタントの仕事は厳しい見方をすれば「虚業」といわれることがあります。
そのこと自体に私は異論ありません。一方で、飲食業は実業(お客様が目の前にいる。飲食・サービスをダイレクトに届け、その場でお金を頂くお仕事)と表現されています。
なぜなら、実業は「価値の形」「利益の根拠」「社会への貢献」が目に見えて分かるためです。
決して、虚業が”悪”と言っているわけではありません。
虚業も(目に見えにくいだけで)本質的には人や企業の役に立つ価値を生んでいます。
飲食(厨房/店内で仕事)をやっていると、こういった仕事の性質の違いをとても実感します。
ただし、コンサル業も飲食業も本質は同じで ”最後は人” である点は変わりません。
この点は経営のセンターピンとして、私が大事にしているポイントです。
次回は、森本が手がける複数の事業の間で、どのような相乗効果が生まれているのか、また今後どのようなシナジーを生み出していきたいと考えているのかをご紹介します。
実は、今回ご紹介しきれなかった“抹茶事業”にも携わっています。
こちらについても、少し触れていきたいと思います。どうぞお楽しみに!