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#01:猛獣使いのいる会社!? 次世代ホテルビジネスマンを育てるホテル統括にインタビュー


宿泊業界のイノベーションを図るリクリエの成功の要因は優れた人物たちの存在にあります。その中でもまず紹介したい人物が、当社のホテル統括を担っている宇都宮龍太さん。

宿泊業・再生事業に魅了され幅広い実績を持ち、その見た目通りの芯の強さと経験は多くの人々や行動に影響を与えています。一方で、宇都宮さんは人の本質を見抜く力にも長けており、ユーモアと愛にあふれた人物でもあります。その説得力あるトークは、チームメンバーやパートナー企業とのコミュニケーションを円滑にし、協力関係を築く助けとなっています。彼の愛情深いアプローチは、単なるビジネスの枠を超えて、人々が仕事に情熱を持ち、成果を出す原動力となっています。そんな宇都宮さんのインタビューをぜひご覧ください。



アメフトの戦略が彼の根幹に。彼の生い立ちは?

「接客歴や企業勤務期間が長く、その場に応じて自分を演じているので、本来の自分の性格がわからなくなってきているが、根本は起伏が激しい。」と自信の性格を表しきれない様子。どのような人生を歩んできたのでしょう。

インタビュワー(以降:イ):大学まで兵庫県で過ごし、アメフトに力を入れていた宇都宮さんは大学で何を学び、将来への第一歩を決められたのでしょうか?

宇都宮(以降:宇):入れるところがそこしかなかったので(笑)、現在は廃校となっている英知大学文学部英語英文学科に入りました。でも、アメフトしかしていなかったですね。僕の人生には、アメフトの影響は結構大きいんですよ。勉強は全然で、卒業するためにも診断書の偽造をして大学の教授たちに配ったり、人によっては酒を配ったり、勝手にレポートを作り心を入れ替えたアピールをしたりして、単位を獲得しました。(笑)

イ:「アメフト」と「ホテル」って、一見全く関係はなさそうですよね。

宇:アメフトは海外の士官学校で戦争に勝つための戦略戦術を学ぶために作られたスポーツ。組織論、マネージメント、財務、マーケティングなどの要素があって、その観点でホテルを見たときに、他の職との違いを感じたんです。親によくホテルに連れてってもらっていた経験もあり、「マナーが付きそう」などいいイメージがあったホテルですが、大人になってから意外ときちんと俯瞰して見れる人が少ないのではと気づいて。

イ:アメフトって深いんですね・・・大学を卒業してから、ずっとこの業界に?

宇:そうですね、ホテルオークラ福岡に新卒での就職が決まってから、いくつかのホテルと、一度きついといわれる営業をしてみたいと思い入社した人材派遣会社での経験を経てから、地域再生事業を行っていました。稼働が落ちてきている地方のホテルや旅館の手助けを、期間を決めてやっていく仕事です。最初から”ホテルマン”になるつもりはなく”ホテルビジネスマン”になりたいと思っていました。そこで、経営要素を考えると、「人材」という部分からは離れられないので、人材派遣会社での経験は良かったです。

リクリエの中西代表との出会い。リクリエの魅力とは?

リクリエの元社員の紹介で入社した宇都宮さん。縁があり過去に1度だけ当社代表とはお話をする機会があったそうですが、その1年後に急に代表の方からの支配人としてのオファー。どのようにして、今や全員が頼りにする社員になったのでしょうか。

宇:実は代表からオファーをいただいた時には、別の旅館再生案件が入っていたんです。でも結論、そちらは断ってリクリエに入社しましたね。

イ:迷いはなかったですか?なぜリクリエに入ろうと思ったのか教えてください。

宇:再生案件を今後受けるにしても、武器がないと再生がうまくできないと感じていて、人件費削減というテーマは避けられないと思っていたんです。テクノロジーで省人化を図るリクリエは、それが勉強できる場所だと感じましたし、これまで業界がチャレンジできなかったことをやろうとしている、その会社(リクリエ)の中を見てみたかったというのが、一番の理由です。

イ:宇都宮さんは現在、広島の支配人代理をしつつも、当社が運営を担っているfav全体の統括を行われていますよね。実際入社してみていかがですか?

宇:人件費の削減は発展途上で、テクノロジーとアナログとのチューニングをもっと煮詰める必要があると思っています。みんなで頑張っていく中で、アナログも効率化のためには必要ということに気づくことができました。「融合」が僕のテーマだと思っていて、新旧の融合やステークホルダー同士の融合など、舵取りの役割を担っていて、企業や個人のバランスをとることを頑張っています。

イ:リクリエの魅力を一つ教えてください。

宇:いい意味で、形ができていないところかな。与えられた役割をこなすだけではない。やりたいと思ったことをチャレンジできる場所です。

リクリエは猛獣だらけ?今後の目標は

イ:ここからは、より現場に密着したお話を聞きたいと思います。ホテルにはどのようなお客様が来られますか?

宇:泊まりに来るというより遊びに来る感覚で来る方たちが多いですね。特に三世代などのグループが多く、現在はインバウンドが優勢になっていますが、本来はこういった「三世代家族」という客層を掘り下げていきたいと思っています。

イ:一緒に働いているメンバーは、どんな方たちでしょうか?

宇:個性だらけですよ。猛獣使いの代表がうまくまとめてるんだとおもいます(笑) 代表は、常に「今リクリエにいない人材」を求めている。だからこそ僕は、個性のある人たち一人一人を伸ばしつつまとめていきたいと思っていて、それぞれがリスペクトをもって、個性を保っていけば、うまく融合していい組織になると思っています。

イ:猛獣・・・わかります。笑 それでは最後に、今後の目標を教えてください。

宇:目指す”ホテルビジネスマン像”にたどり着くため動いていきたいと思います。その結果が業界に対しての恩返しになればな。。。次世代のホテルビジネスマンを育てていくのも楽しみです。

大事なのは「素直さ」。宇都宮さんが”次世代ホテルビジネスマン”に伝えたいこと

「毎日変化があるホテル。意義ある仕事なのに待遇が改善されない。その不安定さに沼った」という宇都宮さん。自信はあるけど過信しない人、素直な人、まだまだ上を目指したいと思っている人が、ホテルビジネスマンに向いていると感じるそう。

経験してきたこと、やってきたことは何でもいい。やってきたことに対して自負は持っていい。それを過信せず、新しいことをぐんぐん吸収していける人が輝ける場所であると、教えてくれました。

インタビューを通じて、ホテル業界にかける思いを改めて強く感じました。直接的な仕事を教えてもらうこと以上に、人生の先輩として、宇都宮さんに相談したい人が集まってくる理由がわかります。見た目は迫力がありますが(笑)、愛にあふれる素敵なメンバーです。広島や福岡に来られた際には、気軽に話しかけてみてくださいね。

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