こんにちは!内定者の大久保です!
応募者の皆さんが知りたい、リノベるの仕事内容や人、社内の雰囲気まで、様々なアレコレをお届けします。
さて、今回はワンストップサービス「リノベる。」で設計と現場管理を担当するデザイナーの勉強会「After Five Design Lab」 (以下AFDL)に潜入してきました!!
設計職の仕事って、個人作業のイメージが強くありませんか?
リノベるのデザイン課ではチームで設計技術を高め合っていく有志の勉強会が毎週行われています。
今回はそんな勉強会「AFDL」でどんなことがなされているのか、雰囲気とともにお伝えしていきます!!
目次
・潜入レポ!デザイナーが行っている勉強会「AFDL」とは?
・まずは基礎的なナレッジの復習から
・デザイン事例を共有し、引き出しの多いデザイナーへ!
・デザイナー同士でナレッジ共有し高め合う「AFDL」その裏側に迫りました!
・開催が有志なワケ ~デザイナーの本質とは~
潜入レポ!デザイナーが行っている勉強会「AFDL」とは?
さっそく潜入開始です!今回はオンラインでの開催。
この日はテーマが前半と後半に分かれており、前半は採光の取り方について、後半はロフトのデザインについて事例を見ながらレクチャーが行われました。
東京だけでなく、大阪のメンバーも出席しており、新卒・中途関係なく様々な部署の方が参加していました。
開始時間が近づくにつれて、Googlemeet上に続々とメンバーが入ってきます。皆さん楽しそうに雑談していますね。とても賑やかな雰囲気です。
全員そろったところでAFDLスタート!
まずは基礎的なナレッジの復習から
前半のナレッジの復習は採光の取り方について!
採光とは自然光を室内に採り入れることであり、設計デザインに携わる人にとって必須のナレッジです。
また、光は空間の印象を決める大事な要素のため、設計においては最も重要なポイントの一つなので、基本的な法規の確認までしっかりと確認を行っていきます。
この中ではたくさんの質問も飛び交いました!
みなさん自身の設計経験の中から「こういう場合はどうするべきか」といった具体的な事例と共に質問を投げかけ、知識のある方がそれに自主的に答えるなど、意見交換しながら進んでいきました。
設計をするうえで、たくさんの光が入る明るいお部屋にしたいというご要望はとても多くある様で、チーム全員が同じレベルでお客様の期待に応えられる必要があります。
そのため、こういった基礎的なナレッジの復習を行うことが、チーム全体の設計スキルの底上げに繋がっているのだと感じました。
事例を共有し、引き出しの多いデザイナーへ!
後半ではロフトについて、事例をもとにレクチャーを行っていました。
ロフトの定義と建築の法規的なポイントを確認したうえで、実際にメンバーが設計したロフトの事例を見ていきます。
ロフトといっても、そのデザインは様々で、単純な収納スペースとしてのロフトから、人がくつろげる、まるでリビングの一部分としてのロフトなど、多様な事例が紹介されていて、私自身もとてもワクワクしました。
(このように写真と言葉を用いて詳しく解説していきます。)
各メンバーの事例プレゼンが終わり、様々な質問が飛び交います。技術的な質問から
「その照明すごくかわいいですね!どこのですか?」といったようなカジュアルな質問まで。
笑いも多く、非常に楽しい雰囲気で後半も進んでいきました。
今回参加する前までは、勉強会というと学校の授業のようなカッチリとした雰囲気なのかなと思っていました。しかし、実際はもっとカジュアルな雰囲気で、皆さん気になることはすぐに質問していたり、時には笑いも起きていました。社内で楽しみながらデザインについて学べる、非常に有意義な時間だと感じました!
デザイナー同士でナレッジを共有し高め合う「AFDL」
その裏側に迫りました!
この会を主催している山神さんにお話を聞きました!
AFDL主催者 山神(やまがみ)さん
リノベーション本部首都圏設計・施工部 / 一級建築士
大学院卒業後、三井不動産リフォーム㈱にて戸建・マンションのリフォーム設計・施工の経験を経て2016年リノベる入社しました。マンションリノベーションを中心に戸建一棟リノベの設計施工に従事しています。
ライフスタイルデザイナー
お客様の未来のライフスタイルをデザインし、たったひとつの「らしい暮らし」を形にしていくお仕事です。お客様の暮らしに寄り添い、部屋のレイアウトや床や壁の材質、質感など細かなディティールにもこだわり、一から設計を行い、お引き渡しまで担当します。
ーー本日はよろしくお願いいたします!
この勉強会(AFDL)はどのようなことを目的として、運営されているんですか?
社員同士の設計ナレッジを共有しあい、より個人個人の設計力を高めるために行っています。また、勉強会への参加はあくまで個人の意思で、より成長したいメンバーが自主的に参加するものなので有志にしています。開催ペースとしては週1回を目安に開催しています。
ーーこの会が設立された背景にはどのようなことがあったのでしょうか?
会社として設計や施工の研修やマニュアルもそろっていますが、メンバーが増えたことで経験値も差が大きくなってきました。特に各メンバーのバックボーンが様々で、同じ研修やマニュアルに沿ってやっていても業務のクオリティには差が出てしまい、その差を埋めたいと思っても何を勉強すればよいか分からないというメンバーも多くいたので、気軽にメンバー同士で情報共有をできる場として勉強会を開始しました。
ーーAFDLでは具体的にどのようなことを行っているのでしょうか?
テーマによって進め方は多少変えていますが、主に設計ナレッジの共有とレクチャーの2本立てで行っています。
設計ナレッジ共有では、デザイナーが必ず知っておかなければならない基礎ナレッジの復習をメインに行っています。今回の潜入勉強会の前半部「採光」の部分にあたります。
設計を行う上で、頭に入れておかなければいけないことは非常に多く、一回で完璧に覚えることはなかなか難しいです。基礎的なことを復習する目的で、この場で確認しています。
レクチャーでは様々なテーマを取り扱っています。今回はロフトの事例を各メンバーがプレゼンしましたが、完工した案件をみんなで見に行ったり、メーカーさんの所に行ってご担当者からレクチャーを受けたりもしています。回ごとにテーマが決まっていて、その分野についての理解が深められるような内容になっています。
開催が有志なワケ ~デザイナーの本質とは~
ーーテーマはどのように決めているのでしょうか?
週に一回AFDLのテーマを決める定例ミーティングを行っています。運営メンバーがそれぞれ現場で抱えている課題感を共有したうえで、それらの課題を解決できるようなテーマの選定を行っています。
昨年は見学イベントを多く企画して、山下(リノベる代表)邸の見学や、某家具メーカーのショールーム見学を行いました。今年も様々なおもしろい企画が進行中で、積極的に新たな取り組みを行うようにしています。
ーーこの活動をあえて有志で行っているのはなぜなんですか?
理由としては業務として実施するとなった場合、それには成果なども明確に求められますし義務にもなってきます。
今の勉強会はあくまで個人が自分の+αの成長のために自由意志でやっているものなので、明確な成果や義務等はなく自分たちの知りたいことや話したいことを自由に選択できますし、そのほうが参加者も前向きに取り組んでくれると思いこのような形にしています。
また、デザインや設計の仕事はいざお客様に提案するというときに様々な提案ができるように、お休みに美術館へ行ったり、本で色々と事例を見るなど自主的に色々な情報をストックしておくことが大切です。そういった部分は、会社で追うべき数字にはあまりリンクしないことも多いですし、逆にリンクすると純粋に楽しめなくなる部分もあるのでここではこのようなスタイルが合っていると考えています。ただ、各個人でそれを全部やってくださいとなると、どこから手を付けるか悩んでしまうメンバーも多いので、今のメンバーが持っている情報を上手く活用して共有し、成長速度を速めていければいいなと思っています。
ーーちなみにAfter Five Design Labの名前の由来はなんですか?
このAFDLのモデルは実は日建設計さんのNIKKEN ACTIVITY DESIGN lab (NAD)をお手本にしています。業務後に行うということを前提に決めていたので、そこからAfter Five(5時以降)という文言を入れました。
実はこの日建設計のNADの立ち上げの中心にいらっしゃった塩浦さんは、今回の表参道オフィス移転プロジェクトにも参画していただいているんです。尊敬する方とリノベるが共同で設計したオフィスで働けることに対しては個人的にかなり喜びを感じています。
ーーこれからの展望を教えてください。
リノベーションに関するナレッジが集約されている社内シンクタンクのような組織にしていきたいと考えています。
今は勉強会という形で社内のみで行っている活動ですが、いずれはリノベーション協議会のようにリノベーション業界全体に良い影響を与えられるような組織にできれば非常に素敵だなと思います。
ーーありがとうございました!
まとめ
「勉強会」と伺っていたので、かっちりした雰囲気なのかなと想像していましたが、フランクな会で驚きました。今回ロフトのプレゼンを行っていたレクチャーの時間は、メーカー様のところへ行くなど様々なテーマがあり、社外でも学ぶ時間があるということが魅力的に感じました。
また積極的に質問や議論が行われており、こういった雰囲気なら新卒や中途で新しく入社したメンバーでも、発言しやすいと思います。
チーム全体でのデザインスキルの向上やナレッジ獲得の文化があることで、優れたデザイナーになりたい、もっとスキルを磨きたいと考えている人にとっては恵まれた環境なのではないかと感じました!
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