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社会事業コーディネーターが見つめる、半歩先のミライ。(2)福島の農業発展 3つのキーワード
こんにちは。藤沢烈です。今回は、福島の農業の現状と、そこに企業がどんな関わりをしてきたのかについて、お話します。震災から7年目の今でも、福島の被災されて避難をされている方は、まだ6万人近くの方がおられます。それから、原発事故がありましたから、福島の農業、大変ご苦労されて今に至っています。まず、福島の農業がどんな状況になるかについて、3つの数字を出しながら、皆さんにぜひ知っていただきたいなと思います。46パーセント、563億円、23パーセントまず1つ目が、46パーセントという数字。これは「福島で営農再開可能になった面積の割合」です。福島の南相馬市の小高区という、原発から20キロ県内にあって...
釜石と東京。若者と大人。間(はざま)から、現地で主役を支える。向野修得(RCFの社会事業コーディネーターインタビュー)
社会を良くする「対症療法」ではなく「根本療法」である社会事業に魅せられた私は2011年5月にRCFに参画しました。その少し前、巷でNPOや社会起業家といった存在が注目されつつあり、その考え方やアプローチ方法に魅力を感じていました。何か問題が起こったらそれを鎮める「対症療法」ではなく、仕組みを変えることで課題の根源を解決する「根本療法」。1度きりの人生で1人の人間が1人の力でやれることはわずかですが「対症療法」よりは「根本療法」であれば1人の力でも大きな結果につながるのでは。と考えたのです。東日本大震災発生後、4月に「つなプロ」という被災者とNPOとをつなぐプロジェクトで1週間ほど南三陸町...
社会事業コーディネーターが見つめる、半歩先のミライ。(1)RCFをスタートしたきっかけ、政策づくりを支えること(藤沢烈)
こんにちは。一般社団法人RCF 代表理事の藤沢烈です。RCFは「社会事業コーディネーター」という仕事に取り組む集団です。この連載ではこのRCFを立ち上げるまでの私の取り組みや経緯、そして社会問題を解決するための最近の仕事について、ぜひ、みなさんに知っていただきたいと思います。「固い」と信じていた社会が、なんともろいのかと知った阪神大震災私は、高校生までは理系でした。宇宙とか地球のことを研究する学者になりたかったんですね。中学、高校とも、ずっと地学の部活動に所属していたほどです。ですが、社会のことをもっと知りたいと思い、高校3年生の時に理系から文系に転換しました。大学では社会学部に入ったん...
「社会の変え方」を変えたい。社会起業家の志を受け継ぐ存在に、俺はなる。佐藤淳(RCFの社会事業コーディネーターインタビュー)
憧れのソーシャルセクターに関わり、「このままでいいのか」と感じた問題意識 私が大学時代に関わっていた活動のひとつに難民支援があります。途上国ではありません。日本国内での活動です。日本には「日本に難民はいない」「国内にはいても、自分の身近にはいない」と思っている方が、少なからずいます。ですが、アジア圏や中東圏を中心に、日本には多くの紛争地帯から、難民がやってきます。日本は安全、住みやすい、という情報を信じて。日本では世界各国から逃れてきた難民が約2万人暮らしていますが、日本での難民の認定、知り合いがおらず、日本語も、日本の法律や暮らし方も知らない方が日本で生活していくのは、大変困難なのが実...
RCFが取り組む社会課題解決を「みんなのバックオフィス」として支えたい。北本美紀(RCFの社会事業コーディネーターインタビュー)
北本美紀(一般社団法人RCF 経営管理室 経理担当)経理の枠にとらわれず、もっと多様な仕事や経験をしてみたい。ちょっと最近経理に専念しすぎちゃっているかな(笑)高校まで宮崎で育ち、就職では「東京に出たい」一心で求人を探しました。商業高校でしたので、経理で仕事を探したのですがなかなか見つからず、販売職として東日本キヨスク(現:株式会社JR東日本リテールネット)に入社したんですね。ですから東京での最初の仕事は、駅の売店のキヨスク販売員でした。担当は総武線沿線。ベテランになれば特定の駅を担当することもあるのですが、私は千駄ヶ谷から御茶ノ水までの間を、行ったり来たり。最初の頃はトイレ休憩の交代要...
今日のランチは「どぶ汁」(あんこう鍋)の試食?!これもRCFが取り組む事業なんです
RCFでは「東北を代表する産業である一次産業の持続可能な復興」を目指し、2012年より、キリン株式会社「復興応援 キリン絆プロジェクト」水産業支援事務局に参画しています。2016年度の主要な支援先が、福島県いわき市にあります、4つの水産加工団体。福島県では震災以降、水産業が大きなダメージを受けました。貴重な水産資源を次世代に継承するべく、水産業の復興を促進し、ブランド再構築、地域活性化に結びつけたい。そう願う地元の水産加工業者で構成される4団体が、いま、いわき市で6次化商品開発に取り組んでいます。参考サイトその4つの支援先のひとつから、やおら大きな荷物が担当者あてに届きました。開発中の商...
点でも線でもなく、人生は面。RCFは、ぶれない想いへ繋がる道筋上の座標のひとつ。佐久志歩(RCFの社会事業コーディネーターインタビュー)
都会と田舎の差から、アフリカへ。ビジネスでアフリカの課題解決に関わることに決めた原体験。私は長野県の田舎で育ちました。当時は田舎にあって都会に無いものの有り難さに殆ど気づくこともなく、逆に都会と田舎の差、それも選択肢の質・量の差が、そこにいる人の思い描ける未来の差にまでつながっていることを、とても強く感じていたんですよね。首都圏の大学に進学したことで、都会の暮らしは大体わかった。その頃から、都会と田舎の差への疑問は、先進国と途上国の差への疑問に変わっていった。たまたま他の先進国に行く機会を持てたことで、自然と途上国に目が向きだした。途上国の暮らしを知りたい。行くなら「最底辺の暮らし」と言...
RCFバーチャルツアー〜風土・カルチャー編〜 ②ベンチャーとして成長中のRCFの魅力
こんにちは。RCFの広報担当 矢澤です。「NPOなど非営利組織(ソーシャルセクター)で働く」ことを考え始めた方や、RCFのことをもっと知りたい!と思ってくださっている方から、よくいただくのが、冒頭のご質問。そこで、「オフィス」「制度」「風土・カルチャー」「働きかた」の4回に分けて「バーチャルツアー」を連載します。RCFの雰囲気を、少しでも知っていただければ幸いです!「風土・カルチャー」はさらにいくつかのテーマにわけてお話しますね。今回は、いわゆる「ベンチャー」としてのRCFの魅力についてご紹介します。ベンチャーは、組織の成長を自分の成長と重ねられる。ベンチャーの多くがその成長に伴い、さま...