Hotels.com™による調査「Chinese International Travel Monitor(以下CITM)」が、中国人の海外旅行における統計を分かりやすくまとめてくれていたので、インバウンド関係者は必読です。特にミレニアム世代の海外旅行における消費傾向がまとまっています。中国語版だけでなく、英語版もあるので、ぜひ読んでみて下さい。
ミレニアム世代の旅行消費が昨対比80%増、ユニークな体験を求める傾向に
1990年代に生まれた中国のミレニアル世代の海外旅行における消費は、収入の36%を占め、昨年比で80%増と今まで以上に多額の消費を行っています。SNSに影響を受けた最先端のトレンド体験、ハイテクな宿泊施設、その地域でしか食べられない地元のご馳走や現地でのユニークな体験などにお金を使っています。
中国人旅行者の39%が過去12ヶ月の間に日本を訪れており、特にミレニアル世代は、東京、大阪、京都といった主要都市ばかりでなく、現代美術館、映画のロケ地、野外音楽フェスティバルなど、現地でしか味わうことのできない文化的な体験を求める傾向が高まっています。
独自のコンセプトがある宿泊施設とローカル体験
中国のミレニアム世代の旅行にはユニークな宿泊施設が不可欠です。過半数の旅行者は、独自のコンセプトがある宿泊施設に泊まることを重要視しており、星付きの有名なホテルよりも、デザインやコンセプトやストーリーに特徴のある宿泊施設を選んでいます。例えば、ローカルの雰囲気を感じられる独立系ホテル(55%)や、デザインに特徴のあるブティックホテル(33%)や、環境に優しいエコホテル(23%)や、最先端のテクノロジーを活用したIoTホテル(21%)を選択しました。
また、現地でしかできない体験を求める傾向は高まっており、特にその土地でしか食べられない食への消費が増加しています。例えば、その地域独特の特産料理を味わう(69%)、現地でしか手に入れられないアイテムの買い物をする (43%)ことは、これまで需要が高かった高級品の買い物をする(38%)ことを上回る需要があります。
中国のミレニアム世代の海外旅行はニッチだけど巨大な成長市場
CITMに記載はないですが、2020年には海外旅行市場の70%が中国人になり、2015年時点で中国の海外旅行者の60%以上が18〜34歳の若い世代になっています。またこの傾向はますます高まっています。旅行業界では、中国のミレニアム世代が次の旅行トレンドを決めると言われるほど、その影響力は高まっています。
日本楽旅では、そんな中国のミレニアム世代をターゲットに、これまでにない独自の旅行サービスを提供していきます。僕たちと一緒にこれからも成長し続けるニッチだけど巨大なマーケットでチャレンジしたい方、世界中の旅行体験を革新していきたい方は、お気軽にご連絡ください。一緒に世界を変えましょう!!
レポートの全文はこちらをご参照ください。 http://www.citmhotels.com/?rffrid=seo.hcom.PR.JP.me.CITM.082018