今年も社内ハッカソンイベント「Hack Week 2026」を開催しました。本記事では、5日間にわたって行われたHack Weekの最終日に行われた発表会・表彰式を中心に、その様子をお届けします。
今年のテーマは “Shape the Decade”
生成AI をはじめとする技術の進化によって、アイデアをプロダクトとして形にするまでのスピードは大きく変わりつつあります。 インド拠点やMBOを終え、 ラクスルグループにとって新たなフェーズを迎えた今だからこそ、目の前の課題だけでなく、その先の10年を見据えて考える。
そんな思いを込めて、「Shape the Decade」をテーマに、新しい価値の創造に挑戦しました。
目次
Hack Week とは
「Hack Week」とは、ラクスルグループ各社からエンジニア、デザイナー、PdMなどが参加して、約1週間で新しいプロダクトや価値の創造に挑戦する社内ハッカソンです。
期間中は普段の業務から離れ、日頃考えていたアイデアを実際に形にできる場になっています。過去のHack Weekから、実際に事業の種となったアイデアも生まれています。
今年は、立ち上げたばかりのインド拠点をはじめ、さまざまなグループ会社からエンジニアだけでなく、デザイナーやPdMなどの非エンジニア職も参加。インターン生を含め、約150名・31チームが参加する過去最大規模のHack Weekとなりました。
また、今年はグループを横断して結成されたチームを対象にした「Cross Border賞」も新設。 普段は異なる環境で働くメンバー同士がチームを組み、グループ全体で一体感のある開催となりました。
インターン生も例年通り参加し、国内から4チーム、ベトナムから2チームがエントリー。社員とともに、それぞれの課題に向き合いながらプロダクトづくりに挑戦しました。
発表会と作品展示会
最終日は、5日間かけて各チームが開発した作品の発表会を行いました。
今年はチーム数が多かったため、午前中にインターン生チームを除く25チームによる予選会を実施。日常の業務で感じている課題を解決する作品から、「Shape the Decade」というテーマに沿って10年後を見据えたチャレンジングな作品まで、さまざまなアイデアが発表されました。
その中から、予選会を勝ち抜いた10チームが、午後の本戦へ進出。限られた時間の中で完成度の高い作品が次々と披露され、会場も熱を帯びていきました。
午後の本選では、インターン生チームを含む16チームがプレゼンテーションを実施。 発表時間は1チーム180秒。各チームが「どんな課題に着目したのか」「どのようなアプローチで作品をつくったのか」を紹介し、 デモを交えながら実際のプロダクトを披露するチームも多く見られました。
さらに今年から、発表会に加えて「作品展示会」も開催しました。
本選に残った作品を実際に体験できる場を設けることで、発表を見ているだけでは伝わりづらいプロダクトの面白さや可能性を、参加者以外の社員にも知ってもらうことが狙いです。
会場では、発表を終えたチームのもとに多くの社員が集まり、実際にプロダクトを触りながらメンバーに質問する姿も。初めての試みでしたが、多くの社員が作品に触れる機会となり、会場は大いに盛り上がりました。
受賞作品一覧
今年は、「Go Beyond賞」「Think Architecturally賞」「Make It Scalable賞」「Cross Border賞」「Intern賞」「Shape the Decade賞」の6つの賞を用意。審査員による審査と全社員による投票をもとに、受賞チームを決定しました。
さらに、特別賞として「CEO賞」も設けられ、今年は全7チームが受賞しました。
ここからは、各賞の受賞チームをご紹介します。
Go Beyond 賞
既存の資産を活用しながら、新たな価値を生み出した「ペライチ婚活」チームが受賞しました。
これまで培ってきた資産を活かしながら、次なる成長へとつなげるという、攻守のバランスが取れたアプローチが評価されました。
Think Architecturally 賞
すぐにでも実践導入できるシステムを構築した「理想の展示会ブースをつくるWeb 3D/AR」チームが受賞しました。
現場の課題を高い解像度で捉え、実用性の高いプロダクトに落とし込んだ点が評価されました。
Make It Scalable 賞
高い技術力と拡張性を備えたシステムを構築した「Design Gatekeeper」チームが受賞しました。
日本・ベトナム・インドのメンバーが連携して開発したチームで、このシステムを導入することでより安全や信頼をお客様に提供できる点が評価されました。
Cross Border 賞
グループを横断して結成されたチームの中から、「Terrarium」チームが受賞しました。
ラクスル、ダンボールワン、ペライチと、さまざまなグループ会社のメンバーで構成され、LPやUIのABテストを新たな手法で拡張性が高く実現できていた点が評価されました。
Intern 賞
インターン生チームの中で最も成果を上げた「絶対入金消込隊」チームが受賞しました。
わずか4日間で課題を整理し、要件を導き出した上で、実際に課題を解決するプロダクトまで形にした点が評価されました。
Shape the Decade 賞
10年先を見据え、その頃には当たり前になっているかもしれない技術や体験を形にした「Physical Copilot」チームが受賞しました。
ユニークな発想に加え、技術的にも挑戦的な要素を盛り込んだ点が評価されました。
CEO 賞
特別賞となる「CEO賞」は、「ID、決済、そしてカートへ」チームが受賞しました。
既存の課題を新たな形で捉え直し、これからのラクスルグループに必要なシステムを構築した点が評価されました。
さいごに
今年の Hack Weekでは、生成AIをはじめとする技術を活用しながら、5日間という限られた期間の中でも多くのチームがアイデアを形にしました。
また、今年はグループ会社を横断して結成されたチームも多く、普段の業務ではなかなか接点のないメンバー同士が一緒にプロダクトをつくる機会にもなりました。
Hack Weekについて、今回の開催を振り返ってグループCTO竹内は次のように話します。
「AI活用による生産性向上とグループの一体感を強く実感した5日間でした。2年前と比べてプロダクトの完成度やプレゼンの質が格段に向上しており、非エンジニア層の参画による相乗効果も生まれています。今回開発されたプロダクトの早期リリースを期待するとともに、本取り組みで築いた繋がりを活かしてグループ全体の活性化へ繋げていきたい。」
Hack Weekは、普段の業務ではなかなか取り組めないアイデアを形にし、そこから新たな事業の種を生み出す場でもあります。
今回生まれたアイデアが、この先どのように育ち、実際のプロダクトやサービスにつながっていくのか。Hack Weekをきっかけに生まれた新たな挑戦にも、ぜひご注目ください。