社員インタビュー17人目は、サービスグループ gusukuユニット パートナーリレーションチーム 武内 あかねさん(あかねさん)です!
前職でkintoneとカスタマインのユーザーとして、日々の業務改善に取り組んでいたあかねさん。使っていくうちにカスタマインにどんどん惹かれ、「カスタマインを広めたい!」という気持ちが膨らんでいったそうです。そんな思いから、開発元のアールスリーに入社されました。パートナーリレーションチームで全国を飛び回りながら活躍しているあかねさんに、転職するまでの思いや入社してからのやりがいなど、お話を伺ってきました♪
プロフィール
サービスグループ gusukuユニット パートナーリレーションチーム 武内 あかね
山梨県出身、在住。最近の趣味は新居を整えること。収納関係やインテリア雑貨などたくさん情報を収集しては反映して…を繰り返している。
高校卒業後、アルバイトや契約社員、正社員などさまざまな形で幅広い経験を積む。20代後半には社会人として働きながら通信大学に通い、情報マネジメント学部でプログラミングの基礎を学ぶ。前職でkintoneとカスタマインで業務改善を主導するうち、カスタマインに夢中になり2023年6月にアールスリーに入社。パートナーリレーションチーム(パートナーセールス)で活躍中。
――あかねさん、よろしくお願いします~!社会人になってからの経歴を教えてください!
高校を卒業後、契約社員として携帯電話の販売スタッフから社会人生活がはじまりました。はじめて接客に携わり、個人情報の管理など、社会人としての基本的なマナーや責任感を身に着けました。
その後、居酒屋のオープニングスタッフとしてアルバイトからスタートし、バイトリーダー、正社員へとステップアップしました。仲間と一緒に働くたのしさを知り、意見を言い合いながら試行錯誤してお店を作り上げていく過程がとても印象に残っています。ハワイアンをテーマにしたお店では、お客様に喜んでもらえるようにみんなでアイデアを出し合って、工夫しながらお店作りに取り組みました。「いいお店にできたね」と言い合えたときは、本当にうれしかったですし、大きなやりがいを感じました。
仲間と一緒に考えて、何かを形にしていく楽しさを味わえたことは、自分にとって大きな経験だったと思います。
――社会人になってから通信大学でプログラミングを学ばれたとのことですが、どういったきっかけだったんですか?
昔から、パソコンを使ってどこでも働けるような仕事に憧れがありました。10代の頃は別の進路を目指していましたが、家庭の都合で進学を断念し、そのまま社会人になりました。社会人として働くなかでも、ずっと心のどこかに「いつか学びたい」という気持ちが残っていました。
そこで、働きながらでも学べる通信大学に入学し、情報系の学部でC言語を使ったプログラミングの基礎を学びました。はじめは難しく感じましたが、「こうやって組み立てていくんだ」という考え方がわかるのが楽しかったですね。今でもこの考え方は、カスタマインでどう組み立てるか考えるときのベースになっています!
――学びながら働くのは大変だったと思いますが、当時はどんなお仕事をされていたんですか?
居酒屋の後、廃棄物処理を主な事業とする会社で営業として働いていました。
最初に担当したのは、家屋やビルなどの解体工事に関する見積や契約業務です。「家を壊したい」というご相談があれば現地調査を行い、必要な人手や重機、廃棄物の量を積算して解体費用を見積もる仕事でした。建物の構造や立地によって条件が変わるため、毎回対応が異なり、考える面白さがありました。
同時に、法律で処理期限が定められている廃棄物を扱うための許可取得にも携わっていました。許可取得後は廃棄物処理の営業担当となり、建設現場や工場、一般家庭などから出る廃棄物に関する見積や契約を担当しました。一言で「廃棄物」といっても、その形や性質はさまざまで、それらをすべて法的な分類に当てはめ適切に処理する必要があるため、判断力と柔軟さが求められる仕事でしたね。
営業としてさまざまな現場を担当するなかで、業務の非効率さを強く感じるようになりました。たとえば、ゴミの回収では、お客様からの電話、配車の調整、手書きの作業報告書、転記による書類の山…。電話と紙とホワイトボードに頼る毎日は、どうしてもミスや手間が多く、「もっとどうにかならないのかな」と思っていました。
そんなときに出会ったのがkintoneです。もともとノーコードのツールに興味があり、自分でも少しずつ勉強していたこともあって、展示会で見たときに「これなら現場が変えられるかもしれない」と直感しました。社長の「お客さまからの依頼から作業完了後の請求までの一連の流れをまとめて管理できるシステムを導入したい」という想いにも背中を押されて、導入が決まりました。
最初はライトコースで、簡単なアプリからスタートしました。しかし、実際に現場で運用していくには、アプリ同士の連携や転記の自動化など、もう一歩踏み込んだ仕組みが必要でした。そんなときに出会ったのが、カスタマインです。
はじめて触ったときは、本当に感動しました!「これがあれば、あの悩みも解決できる!」と、次々にやりたいことが浮かんできました。できることが広がっていく感じがたのしくて、気がつけばすっかりカスタマインに夢中になりましたね。
もちろん、社内の調整や現場の理解を得るのは時間がかかりました。現場の運転手さんの中には新しいやり方に抵抗を感じる方もいて、導入には工夫が必要でした。マニュアルを作ったり、誰でも安心して使えるような説明会を開いたりして、社内に浸透するよう奮闘しました!
「この人ができるなら自分にもできそう」と思ってもらえたことをきっかけに、大きく広がっていきました。結果的に「作業がすごくスムーズになった」「紙が減ってラクになった」と言ってもらえるようになりました!自分がつくった仕組みが、現場でちゃんと役に立っているのを実感できたのは、本当にうれしかったですね。
このときカスタマインのユーザーとして取材を受けたこともあり、事例記事で紹介されています!
https://www.r3it.com/case/kyonan
――カスタマインのユーザーから、アールスリーに転職されたんですよね!どんなきっかけだったんですか?
もともと、自分が本気でいいと思えるものをたくさんの人に届けたい、という気持ちがありました。kintoneとカスタマインを使って業務改善を進める中で、「これ本当にすごいな…!」と実感したことが何度もありました。
kintoneとカスタマインで効果が出ている一方で、会社の方向性と自身の思いがすれ違うことが増えてきました。そのため、どんな会社が良いかという明確な方向性まで考えていなかったのですが、転職しようかな…と考えていました。そんなタイミングで、X(当時Twitter)でアールスリーが求人を出しているのを見たんです。
最初は勇気が出なかったのですが、思い切って築山さんに「応募できるか不安なんですが、お話だけでも聞いてみたいです」とXで連絡してみました。求人を見てから連絡する勇気が出るまで、2か月くらいかかったと思います(笑)
そこからまずは、セールスチームのメンバーゆっこさん、大野さんとカジュアル面談の機会をいただきました。ちょうどkintone認定アソシエイト試験に挑戦しようとしていたタイミングで、kintoneやカスタマインに携わる仕事がしたいという気持ちがどんどん強くなっていきました。
その後、東京オフィスで金春さんとどりぃさん、セールスチームのみなさんに面接していただきました。服装はカジュアルでOKと言われたので、ほんとにパーカーで行きました!(笑)面接も終始和やかに進み、「ここで働けたらいいなぁ…」という思いが強くなりました。
無事に内定をいただいて、2023年6月に入社しました!!
――実際に入社されてみて、印象はどうでしたか?
ユーザー時代に見ていた印象と、大きくは変わりありませんでした。Cybozu DaysやSNSを通じて、仲が良さそうな会社だな~と思っていたのですが、その通りでした!
ひとつ意外だったのは、カスタマインについて手取り足取り教えてもらえるかと思っていたのですが、実は自分で学ぶことが多かったことです。もちろんわからないことは相談しやすい環境で、丁寧に教えてもらえます。「なぜそうするのか・どう伝えるか」を自分の言葉で考えることが大事にされていて、そこが成長のきっかけになっていると感じます。
ユーザー時代は感覚的に使っていた部分もあったので、入社後はお客様に根拠を持って説明できるようにと、勉強し直しました。まだ言語化する部分は実現できていないところも多く、今も成長中です!
――入社当時から現在の業務内容を教えてください!
アールスリーのセールスチームは、2チームあります。
実際にカスタマインを利用するお客さまへの提案を行うCRチームと、kintone の販売・開発を事業とされているサイボウズのパートナー企業向けに、カスタマインを提案・利用いただくための活動をするPRチームです。
入社後は、直接エンドユーザーさまを担当するCRチームに所属しました。製品説明の仕方やプラン・契約関連、セキュリティの考え方、お客様との距離感など、アールスリーでセールスをするうえでの基本をこの期間で学びました。
最初はチームのメンバーのWeb会議に同席して、製品説明の流れを見て学んだのですが、どこまで説明して、どこはお客様に考えてもらうべきか…といったバランスも、実際にやり取りを見ながら身に着けていきました。1から10まですべて説明するのではなく、ヒントを渡して使いこなしてもらえるよう導くというスタンスは、今も大切にしています。
2024年からはPR(パートナーリレーション)チームに異動し、主にパートナーのみなさんを担当しています。勉強会の企画や展示会・商談支援を通じて、パートナーの方々がカスタマインを正しく理解し、お客さまへ提案していただけるようサポートしています。
――複数のチームでの業務を経験して、違いを感じる部分や大変なことはありますか?
それぞれの立場で関わり方が違うので、求められる視点ややり方が大きく変わるなと感じています。
エンドユーザーさまと直接会話することとなるCRチームでは、すでにカスタマインに興味のある方に「こんなことができますよ」とご案内したり、実際に使ってもらいながら一緒に「できた!」の体験をつくっていくような関わりが多かったです。
実際にその場で「できた!」と喜んでいただけることも多くて、ユーザーだった頃に感じた感動を、今度は届ける側として共有できるのがすごく楽しかったですね。
現在所属しているPRチームは、提案の対象がエンドユーザーではなくパートナー企業となり、訴求する内容も変わります。パートナーの方々にカスタマインの魅力や使いどころをどう伝えるかを考え、提案につなげてもらうサポートをします。パートナーの方々と接する中では、「そもそもカスタマインって何ができるの?」というところからお話することも多いので、ただ「カスタマインいいですよ~」というだけでは伝わりません。どう話せば響くか、どうしたら興味を持ってもらえるかを毎回しっかり考えて動く必要がありますが、そこが難しくもあり、面白さでもあります。
目の前で「できた!」を一緒に喜ぶ瞬間は少なくなったので、最初はさびしさもありました。ですが、今はパートナーさんを担当しているからこそできることがあると実感しています。
お客さまだけでなく、パートナーさんにも価値を届けられることで、届けられる相手の輪が広がっています。その分、幸せにできる人が増えたと思っています!広く届けることができるのは、パートナー担当ならではの魅力だと思っています。
去年は種まきの時期で、ひたすらパートナーのみなさんにカスタマインの説明をする日々でした。最近は少しずつ、「カスタマインについて話を聞かせてください」と声をかけていただくことが増えています。こうして変化を感じられるのは、やりがいになっています!
そして何より、自分がだいすきなカスタマインを、公明正大に届けられることがとても幸せです。
「売る」というより「良さを知ってもらって、一緒に広めていく」という感覚が、自分にはすごく合っていると思います。だからこそ、少しずつでも興味を持ってくださる方が増えていく過程を楽しめているのかもしれません。
――どちらも魅力ある業務ですよね!これからのあかねさんが目指すものを教えてください。
カスタマインのすきなところ、すごいところは、「ノーコードでここまでできるのか」と実感させてくれたところです。ちょっとした自動化だけじゃなく、プラグインでは難しいような複雑な設定も、自由に、直感的に作れます。その自由度と奥深さに、ユーザー時代からずっと夢中です。
少しプログラミングをかじったレベルの私がここまでできたなら、もっと多くの人が自分の手で業務改善に挑戦できるはず!と思っています。ちょっとペーパーレスになった、便利になっただけでなく、業務がまるっと変わるくらいの変化を自分たちの力で起こせるのは、本当にすごいことです。
だからこそ今も、そのすごさをどう伝えたら、ちゃんと伝わるんだろうと日々考え続けています。「便利ですよ」というだけでは、業務改善にどう役立つかまでは伝わりません。どんな順番で、どんな言葉を選んで、どんな事例を交えて話せば「なるほど!」と思ってもらえるのか、毎回試行錯誤しています。
数か月前に考えていた施策では、うまく言語化できなくて悩んでしまって、気づけば自分の考えをすべて否定してしまうような時期もありました。
でも、上司の築山さんに相談して少しずつ整理できて、伝える力をもっと伸ばしたいという気持ちに気づけました。しゃべりすぎたり細かすぎたり(笑)バランスは難しいですが、「伝わったかも」と感じられる瞬間が少しずつ増えています。
これからは、プログラミングの知識がなくても業務改善に取り組めるということを、もっと多くの人に伝えていきたいです。特に、社内にDX担当がいなかったり、ITに詳しい人がいなかったりする現場でも、kintoneとカスタマインがあれば業務を大きく変えていけるはずです。
さらに、新サービスgusuku Everysiteによって改善できる範囲が広がります。より多くの方に「できた!」という実感を持ってもらえるようなサポートをしていきたいと思っています!
――最後にチームの魅力と、これから一緒に働く人に向けてメッセージをお願いします!
アールスリー全体でもチームとしても、一番の魅力は成長のきっかけが日常のあちこちにあることだと思っています。
新しいことに挑戦しようとしたとき、全力で応援してくれる空気があります。
私はこの業界がはじめてだったので、最初はわからないことばかりでした。でも、チームのみんなが本当に丁寧に教えてくれます。ただやり方を教えるのではなく、なぜそうするのか?という理由まで説明してくれるのがありがたいです。
特に上司の築山さんは、入社前から「業界のすごい人」だと思っていた方です。今もわからないことがあればとことん向き合ってくれて、理解できるまで説明してくれます。「聞けばちゃんと教えてもらえる」という安心感があるのは、本当に心強いです。
そして、このチームは「こうしたらもっと良くなるかも」を一緒に考えていけるメンバーばかりです。だからこそ、一緒に働く人は、完璧じゃなくても自分で考えて工夫できる人が理想だと思います。まずやってみよう!と、一緒に前向きに動けるといいですね!わからないことに向き合って、どうすればお互いにとって良くなるか考えていける関係を築けたらいいなと思っています。
何より、一緒にたのしく働けることが大切です!
カスタマインの良さを伝えていくのは試行錯誤の連続ですが、それをたのしみながら一緒にチャレンジできる仲間に出会えたら最高だなと思っています。
一緒に試行錯誤しながら製品の良さを伝え、広めていける仲間をまってます~!