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社員インタビュー23人目は、マーケティンググループ デザイナーの加藤 槙子さん(まきんちょさん)です!
大学卒業後、会社員を経てWebデザインを学び、複数の企業でWebデザイナーとして活躍。結婚・出産後は約8年間、フリーランスとして活躍されていました。縁あって2024年1月にアールスリーに入社し、Webからグラフィック、UIまで幅広くデザインを担当しています。多様な制作物を手がけ、そのデザインを心から楽しんでいるまきんちょさんにお話を伺いました!
プロフィール
マーケティンググループ デザイナー 加藤 槙子
山口県出身、兵庫県在住。趣味はインターネット全般、ウェビナー受講。
父親が国語教師だったこともあり、幼い頃から家には本がたくさんあった。読書や文章に親しむうちに、自然と表現への関心を深めた。大学では日本文学を専攻し、卒業後にWebデザインを学んでIT業界へ。ベンチャー企業やSaaS企業、制作会社等で経験を積み、その後約8年間フリーランスとして活動。2024年1月にアールスリーに入社し、Web・グラフィック・UIとさまざまなデザイン領域を手がけている。
――子どもの頃や、学生時代について教えてください!
父が国語教師で、家にはたくさんの本がありました。自然と読書が好きになり、大学では日本文学を専攻しました。また、父がテスト問題の作成に使っていたパソコンが家にあったおかげで、小さなころから自然とパソコンに触れられる環境がありました。当時のパソコンは高価で、家庭にあるのはまだ珍しい時代でした。
大学時代には、友人と立ち上げたバドミントンサークルのホームページを自作。練習日程やメンバー募集を掲載するためにノーコードツールを使い、初めて自分でつくる楽しさを感じました!新しくできたサークルに入りたい人からの反応も多く、「つくることで人の役に立てるんだ」と実感した最初の出来事でした。
――社会人になってからのキャリアについて教えてください。
大学卒業後はちょうど就職氷河期で今のように選択肢が多くなく、まずは働ける場所を優先し、京都の観光地で雑貨などを販売する会社に入社しました。店舗での接客をしながら、得意だったパソコンスキルを活かしてオンライン販売にも携わることに。写真撮影やページ更新を担当し、Webを通じて商品の魅力を伝える工夫を重ねました。
転職してスクール運営の仕事に携わりつつ、スクールで提供していたWebデザイン講座を受講しました。PhotoshopやIllustrator、コーディングなどデザインの基礎を短期間で学ぶことができました。その後、校舎が閉校することになり、次の転職先のベンチャー企業でWebデザイナーとしてのキャリアをスタートしました。ここではサービスサイトのデザインやコーディング、ディレクションや広報など幅広い業務を経験しました。
その後は、決済代行サービスを提供するSaaS企業やWeb制作会社で、Webサービスやポータルサイトのデザインやコーディングに加えて、パンフレットや名刺といったグラフィックデザインにも挑戦しました。グラフィックデザインはこれまで経験のなかった分野でしたが、当時の先輩に教えてもらいながら経験を重ねていきました。
また、仕事の傍らハッカソンにも参加し、テレビ局主催のイベントで最優秀賞を受賞。クラウドサービス企業が主催するアプリ開発コンテストでは美術館の記録アプリのデザインで審査員特別賞を受賞するなど、趣味としても「つくること」を心から楽しんでいました。
結婚・出産後はフリーランスとして活動し、Webデザイン、コーディング、WordPress構築まで多様な案件に携わりました。案件ごとに求められるデザインの方向性や納期感も異なるため、調整力や提案力が身についた時期でもありますね。
――フリーランスとして活動された後、アールスリーに入社したきっかけを教えてください。
子どもが小学校に上がるタイミングで、フルタイムで働ける会社を探していました。フリーランスとしての働き方も気に入っていましたが、安定した環境でスキルを活かしたいという気持ちが強くなったんです。福利厚生のある会社員として、リモートワークや副業ができる職場を探していたのですが、条件に合う企業は思ったより少なくて。そんなときに出会ったのがアールスリーでした。
きっかけは、以前からIT系イベントを通じて知り合いだったどりぃちゃん。私が「そろそろ会社員になりたいな」とSNSに投稿したときに声をかけてもらい、まずは業務委託として一緒にお仕事をすることになりました。2023年8月から12月まで、ロゴや展示会パネルの制作を担当しました。
実際に働いてみるとタスクの進め方が明確で意見を伝えやすく、「なんて仕事がしやすい環境なんだろう」と感じました。フルリモートでもコミュニケーションがとりやすく、仕事に集中できる環境が整っていて、「これならフルタイムでもやっていける」と確信できました。
そして何よりの決め手は、自分のスキルセットをフルに活かせる環境だったこと。Webデザイン、グラフィック、コーディング、WordPressなど、これまで培ってきたスキルを全部使えるのが一番のポイントでした。さらに福利厚生がしっかりしていて、リモート勤務もできる。「ここなら自分の理想の働き方ができる」と素直に思えました。
こうした安心材料があったため、業務委託の契約期間が終了したタイミングで、そのまま翌年1月に正社員として入社しました!
――入社後に担当している業務を教えてください!
マーケティンググループ デザイナーとして、Web・グラフィック・UIと幅広くデザインを担当しています。社外に向けた制作物に加えて、プロダクトUIなどデベロップメントチームと関わる領域にも携わっています。gusuku Everysite(エブリサイト)やgusuku Customine(カスタマイン)「プラグインモード」のプロダクトUIのデザインを手がけています。
デザインするものが多岐にわたるため、FigmaやIllustrator、Photoshop、InDesignなど、制作内容に応じてツールを使い分けています。特に印象に残っているのは、入社後に挑戦した冊子デザインです。初めてInDesignを使い、参考書籍を片手に試行錯誤しながら仕上げました。効率化のコツをつかむうちにどんどん楽しくなり、自分の成長を感じた制作のひとつです!
プロダクトUIデザインでは、エブリサイトの画面デザインを担当しました。ページ数が多くなるため、まずは色やフォントなどのデザインシステムを先に構築し、全体で統一感を保つよう工夫しました。
使用するUIパーツは「Flowbite」というUIコンポーネントライブラリを採用しました。開発チームとすり合わせながら、実装とデザインの両面でスピード感を意識して進めました。
入社当初は本格的なWebアプリケーションのプロダクトUIに携わるのが初めてで不安もありましたが、開発メンバーに丁寧に教えてもらいながら進めるうちに、チームでつくる楽しさを感じるようになりました。実際に手を動かしながら調整していくアジャイル的な進め方が自分には合っていて、「まずやってみて、あとでより良くする」というスタイルが自然と良いスピード感につながっていきました。
――幅広いデザインを手がけるなかで、やりがいを感じるのはどんなときですか?
アールスリーでは、初めてのことでもまずは「やってみよう」と楽しみながら挑戦しています。
名刺やパンフレットといった定番の印刷物だけでなく、ピザボックス・ミント缶・ノート・トートバッグ・ピンバッジなど、これまで経験のなかったジャンルのデザインにも携われるのが大きな特徴です。
同じ「デザイン」といってもテーマやテイストはさまざま。コミカルなものから神話的モチーフまで、本当に幅が広くて飽きません。「自分はデザインの幅が広い方だ」と思っていたけれど、ここにきてさらに世界が広がったと感じています!
印刷物やノベルティなど、実物として形になる制作物も多いです。自分のデザインが展示会やユーザーの手に渡る瞬間を見ると、やっぱりうれしくなります。なかでも印象的なのは、イベントで資料を入れて配布するために作成したピザボックスのデザインです。実際にSNS上で「ピザを置いて撮ってみた」と投稿してくれた方もいて、思わず笑顔になりました。自分のイメージしたものが、楽しんで使ってもらえる形で届くのは本当にうれしいですね。
未知のジャンルでも自然に踏み出せるのは、「失敗しても怒られない環境」があるからです。うまくいかないときも一緒に解決策を考えてくれたり、入稿ミスを防ぐチェックアプリを作ってくれたりと、仕組みで支えてもらえるんです。安心して挑戦できるからこそ、自然と「やってみよう」という前向きな気持ちになります。
モチベーションの維持はあまり意識していませんが、常につくることを楽しんでいます。海外のデザイン事例を調べたり、Illustratorの生成AI機能を試したり、インハウスデザイナーのコミュニティで話を聞いたり。新しいツールや考え方に触れるのが好きですね。
そして、忙しいときほど「楽しそうに見えるようにする」ことも意識しています。つらそうにしていると周りが声をかけづらくなってしまうので、たとえ余裕がないときでも明るく返すようにしています。どんな仕事でも「どうしたら楽しくできるか」を考えるようにしています。前向きに取り組むほど、自分も周りも気持ちよく働けて、結果的により良いものが生まれる気がします。
――さまざまなデザインを制作するなかで苦労したことや、これから挑戦したいことを教えてください。
入社してからは、前任者のデザインを引き継ぐことも多く、最初は「このテイストをどう活かせばいいんだろう」と悩むことがありました。過去のデザインデータを読み解いたり、わからないことは相談したりしながら、一つひとつ手探りで進めていきました。テキストだけでは伝わりにくいことも多いですが、聞けばすぐに教えてもらえる雰囲気があり、とても助けられています。
印象に残っているのは、エブリサイトのロゴデザインです。gusuku シリーズは、すでに複数のサービスがあり、それぞれ前任者がデザインしたロゴがあります。そのため、全体の統一感を保ちながら、新しいサービスらしさをどう表現するかに、かなり悩みました。海外のロゴサイトやデザイン書籍を参考にしたり、チームメンバーと色や形の方向性をすり合わせたり。商標登録にも関わる大切なロゴだったので、何度も案を出しては練り直しました。最終的に今の形に落ち着いたときは、チームで「これだ」と納得できて、強く印象に残っています。
ロゴのように慎重さが求められる制作物もあれば、展示会用のデザインなどスピードが大事な仕事もあります。そのバランスを取るのは簡単ではありませんが、意見を尊重してもらいながら進められるのがアールスリーの良さだと思います。スピード感のある案件でも、一方的に指示されるのではなく意見を交わせる余白があります。そういう環境だからこそ、デザイナーとして伸び伸びと働けています。
今後は、入社して初めて業務で使い始めたInDesignをもっと使いこなしていきたいです。冊子デザインは奥が深く、効率化の工夫次第で仕上がりやスピードが大きく変わります。スピードと品質の両立を目指して、自分の中でより洗練された制作フローをつくっていきたいですね。
また、エブリサイトの開発を通じてプロダクトUIデザインの流れを理解できたので、次はカスタマインのプラグインモードのデザインにより深く関わっていきたいと考えています。そのためにも製品知識を深めて、UI全体の使いやすさを支えるデザインを追求していきたいです。
これまでにWeb・グラフィック・UI、そしてノベルティやパッケージなど幅広いデザインを経験してきましたが、今も新しく学びたいことが尽きません。特にプロダクトのUIは、機能や体験を理解した上で設計する奥深さがあるので、これからも好奇心をもって挑戦を続けていきたいです。新しい分野に触れるたびに自分の引き出しが広がっていく感覚を大切にしながら、もっと成長していけたらと思っています。
――最後にアールスリーで働く魅力や、どんな方と一緒に働きたいか教えてください!
アールスリーは、自由で柔軟なのにプロフェッショナルな人が多い会社だと思います。
フルリモートでもチームの連携がしっかりしていて、チャットやミーティングでのやり取りがスムーズです。自分のタスクを自分で管理しながらも、困ったときは誰かが助けてくれるあたたかさがあります。
職種を問わず、周りの人たちから刺激を受ける場面も多いです。新しいサービスや企画がどんどん形になっていくスピード感を間近で感じると、自分も「もっといいものをつくりたい」と思います。チーム全体でつくっている感覚があって、とても充実しています。
働き方の自由度も高く、子どもが帰ってくる時間に「おかえり」といえるのが本当にありがたいです。夫も在宅勤務が多く、家族の時間を大切にしながら働けることをありがたく感じています。
そして何より、アールスリーでは「おもしろいこと」にたくさん挑戦できます。
ピザボックスやミント缶といった、他ではなかなかデザインする機会のないものを手がけられるのはとても楽しいです。新しい表現に挑める機会が多く、それを応援してくれる環境も魅力です。
一緒に働くなら、機嫌よく楽しんで働ける人だとうれしいです。
リモートでも、楽しそうにしていると自然と会話が広がり、前向きな空気の中でいいものが育っていきます。スキルよりも、まずは「楽しんで取り組める姿勢」が大事です。どんな仕事も前向きに工夫して楽しめる人なら、きっとアールスリーで活躍できるでしょう!