住宅リノベーションから始まり、未来の価値を創造する空間づくりへと事業を拡大してきた株式会社QUMA。その関連会社でCo-Living施設の運営を担うポジションで活躍する河辺さんは、これまでのキャリア選択のすべてを「どんな人と働くか」という軸で決めてきました。

やりたいことが明確でなくても、スキルに自信がなくても、「誰かの役に立ちたい」という想いがすべての経験を繋いでくれる。コロナ禍での転職、畑違いの業界への挑戦を経て、彼女が見つけた「人と人の繋がり」を大切にするQUMAならではの仕事の魅力とは？その軌跡を紐解きます。

プロフィール

河辺 麻里 / Co-Living施設運営担当

新卒で食品や雑貨などを扱う小売系の企業に入社後、包装資材の商社でECサイト立ち上げ・運営・PRを経験。一貫して「人」との繋がりや「負をプラスに変える」という仕事の価値観を重視。2023年、代表の想いやボードメンバーの人柄に共感し、ジョイン。現在は、リーシング（新規営業）、カスタマーサクセス、ファシリテーションに加え、マーケティング業務まで幅広く担当する。

🔎 「これがやりたい」はなかった。私のキャリアは常に“人”で動いてきた

「正直に言うと、新卒の時も、これがやりたい！という明確な目標はなかったんです（笑）」

新卒で小売系の会社に入社した河辺さん。入社の決め手は、説明会や面談を通して感じた「この人たちと一緒に働けたら面白そうだ」という直感でした。

「選考というよりは、ちょっとした先輩と話しているような雰囲気で。経歴や学歴ではなく、私のことを見てくれていると感じたんです。」

人と人との対話を重視し、“人”を軸に最初のキャリアをスタートさせました。しかし、働くうちに、小売業界ならではの給与や、従業員数の多さから来るキャリアアップの難しさ、そして何より「スキルが身につく実感の薄さ」に課題を感じ始めます。

「次は手に職をつけたい。シンプルにWeb業界に入ってみたいと思ったんです。」

コロナ禍で経験者採用がほとんどという厳しい状況の中、包装資材の商社でECサイトの立ち上げ・運営・PRを担うポジションに未経験ながら挑戦。ここでWebマーケティングや運営のスキルを身につけました。

しかし、2社目でも再び転職を考えるきっかけが訪れます。それは、代表の意志決定に対する違和感でした。

「話していることと意思決定の内容にギャップがあるように感じて。どう見られるかを重視し、内容が伴っていないというところに違和感を抱きましたね。」

この経験から、河辺さんは「スキルアップ」や「年収アップ」といった目的以上に、「どんな人と働くか」という軸、そして「筋が通っているか」という想いの軸を大切にするようになったと言います。

🏡 畑違いのCo-Livingへ。「負の状態をプラスに変える」共通の想い

スキルアップを軸にECサイト運営会社を見ていた河辺さんが、なぜ畑違いのCo-Living施設運営事業を選ぶことになったのでしょうか？

「最初は業界に興味はなかったし、シェアハウスに住んだこともありませんでした。でも、私が転職で重視していた軸が1つあったんです。それは、負の状態をプラスに変えるような事業に興味があるということでした。」

体調の改善をサポートするフェムテック企業なども見ていた河辺さんにとって、Co-Livingという暮らし方は、一見無関係に思えました。しかし、代表である村田の話を聞くうちに、その見方は変わったと言います。

「私たちって、ライフステージの変化に伴って、家探しや家具探しをするのが当たり前だと思っていますよね。初期費用を払って、家具を揃えて。でも、これって当たり前ではあるけれど、都度、費用が大きく発生するという意味で、実は“負”なのでは？と思ったんです。Co-Livingは、賃貸という従来の選択肢しかなかった人に、新しい暮らし方を提案している。より生活を豊かにしていくという点で、私の仕事の軸と通じるものがあると感じました。」

さらに、入社の決め手はやはり「人」でした。代表だけでなく、ボードメンバーや現場のメンバーとも話し、事業内容や想いを深く理解した上で入社を決意。結果として、「想像通りというか、ギャップは正直あまりなかった」と言います。

🤝 距離感が近いからこそ。未経験の仕事で直面した「壁」と「喜び」

しかし、入社後に河辺さんは、キャリアで培ってきた接客経験だけでは通用しない、特有の壁に直面しました。

「1社目はお店での接客だったので、話すことには慣れていると思っていたんです。でも、Co-Livingは違う。入居者さんは『日々の暮らしの中に運営がいる』という状況なんです。お店だったら目的が明確ですが、ここでは、プライベートな話をしたい方もいれば、一定の距離を保ちたい方もいる。その適切な温度感を見極めるのが、最初は本当に難しかったです。」

実際に、先輩スタッフと入居者さんの会話に加わろうとして、温度感を見誤り、少し気まずくなってしまった経験もあったと言います。暮らしの場に入り込むからこその、繊細なコミュニケーションが求められるのです。

その一方で、この仕事でしか得られない、大きなやりがいがあります。

「入居者さんの反応が直に見られる、聞けるっていうのはこの仕事の醍醐味です。以前、内覧に来られた方で、非常に暗い雰囲気だった方がいらっしゃいました。詳しくは割愛しますが、少しディープなバックグラウンドをお持ちの方で。でも、入居後、その方が目に見えて明るく、ポジティブな雰囲気に変わっていらっしゃったんです。」

具体的な背景まで聞けないこともあるが、様々なバックグラウンドを持つ方がいる中で、自分の仕事が誰かのポジティブな生活に貢献できた。この実感が、河辺さんの大きなやりがいとなっています。

🔗 「点」だった経験がQUMAで「1本の線」になる

現在、河辺さんが担当する業務は多岐にわたります。現場スタッフとしてのオペレーション業務（6〜7割）と、マーケティング業務（3〜4割）です。

現場スタッフ業務（オペレーション）

• リーシング：問い合わせから入居前までのフォロー（新規営業的な側面）
• カスタマーサクセス：入居者の生活をより良くするための付加価値提供（ご飯会など）
• ファシリテーション：設備管理（ネット、エアコン、備品など）による生活の質の維持・向上

マーケティング業務（別軸）

• Web / SNS運用：HP、SNS、ポータルサイトの更新・広告運用

畑違いの業界でありながら、これほど幅広い業務を任されているのには理由があります。

「業界や職種では全く違いますが、これまでの経験が生きると思ったんです。1社目の接客スキルは入居者さんとのコミュニケーションに、2社目のWeb経験はSNSの運用やマーケティングに繋がっています。バラバラだった経験が、QUMAで1本の線になった実感がありますね。」

これは、「スキルを上げていきたい」という河辺さんの想いと、「できること、やりたいことを任せてくれる」会社の土壌が組み合わさって実現しています。

🚀 この先の目標と、未来の仲間へのメッセージ

Co-Livingという暮らし方を、「賃貸以外に検討される普通の選択肢にしていきたい」と語る河辺さん。その目標とともに、自身のキャリアにおいても明確なビジョンを描いています。

「管理職としての経験値を身につけて、そのポジションを見据えていきたいと思っています」

まだ小さい会社だからこそ、チャレンジできることは無限大にあります。そんな株式会社QUMAで河辺さんが一緒に働きたいと考えるのは、どんな人でしょうか。

向いている方

• 人が好きで思いやりがある方
• チームで何かを成し遂げることにやりがいを感じられる方
• 自ら動いていける、自走できる方

向いていない方

• ルーティンワークをこなしていくことが好きな方

「まだ小さい会社ではありますが、今後スケールアップしていくと確信していますし、社会的に意味のあることをおこなっている会社だと思っています。『面白そう』と感じてくださった方は、ぜひジョインしてください。あなたの『誰かの役に立ちたい』という想いが、ここでは誰かの人生を変える力になります。」

いかがでしたか？河辺さんのストーリーを通じて、「空間を通して、人や社会を豊かにしたい」という村田の想いが、現場で働く1人ひとりのやりがいへと繋がっていることを感じていただけていたら嬉しいです。

QUMAは、あなたの「人との繋がりを大切にしたい」という想いを、成長とやりがいに変えていける場所です。

QUMAで、あなたの「やりたい」を形にしませんか？