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人間がサルに劣るところとは?

Photo by Andre Mouton on Unsplash

イチロー選手に限らず、一流アスリートは口を揃えて「トレーニングがすべて」と発言します。トレーニングでしか身につかないものがあることを、熟知しているからでしょう。

ところが、あるトップ営業パーソン曰く、営業パーソンにはそのトレーニングを嫌う人が多いのだそう。

「まず、地道に続けるということ自体が大変なことですからね。加えて、たとえばお客さまとの商談に見立てたロールプレイングの様子を撮影してチェックする場合、自分のダメな部分を指摘されるのですから、それを嫌がる人が多いのもわかります。肝心なのは、謙虚に自分のダメな部分を受け入れられるかどうか、だと思います。そして結局、『上達したい』『成長したい』といった強い気持ちが、嫌だと感じる気持ちに勝るかどうか。そこが問われているのです」

「人間がサルに劣っているところは何でしょうか?」とトップ営業パーソンは続けます。

「それは『劣っているところはないと思う傲慢さ』が1つ、もう1つは『先延ばしする習性』なんだそうです。イヤなことやしんどいことを先延ばししがちなのは誰でも同じ。それを認めたうえで、次からはできるだけ先延ばしせぬよう、習性に逆らう努力ができるかどうかが大事です」

営業にある程度の好不調の波はつきもの。アスリートと同様に、結果が出ないことに焦ってしまって、どんどん深みに嵌る営業パーソンもいます。そんなときやっぱり頼りになるのは、長い時間をかけて培い、習慣レベルにまでなった本物の地力です。

自分の傲慢さやダメさを認識したうえで、それを克服してスキルを磨き続けられるかどうかが肝心なんですね。

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