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迷わず突き進んでいるように見える人ほど、実は見えない葛藤が多いもの。『#PR TIMESなひとたち』は、PR TIMESらしさってなんだろう? について、社員の挑戦や、努力の裏側、周囲からは見えづらい地道な一面に迫り、わたしたちの日常をお届けしていくコーナーです。
社内プロジェクト「It's You」が、縁の下の力持ちとして、行動ベースで積極的な貢献をし、自部署・自業務の範囲はもちろんのこと、他組織・プロジェクトへ協力したチーム・プロジェクトへ贈られるFollow the Public/Social賞を受賞しました。
今回はプロジェクトメンバーである、メディア事業部長代行をつとめ、「isuta」の編集長の役割も担う鳥居愛さん、Tayori事業部でカスタマーリレーションズチームマネージャをつとめる桑田沙羅さん、Jooto事業部で営業を担う芝裕也さんにインタビュー。
多くの社員の意識と行動に変化をもたらした「It's You」への取り組みは、どのようにして誕生したのでしょうか。受賞スピーチとインタビュー内容をまとめます。
鳥居 愛(とりい めぐみ) メディア事業部 事業部長代行 兼 エディターチームマネージャー
2011年、株式会社PR TIMESのメディア事業子会社に入社。ニュースサイト「IRORIO」の立ち上げに参画し、2016年まで編集 / ライターを担当。2016年7月より「isuta」編集部に所属。現在はPR TIMESメディア事業部に所属し、運営する4つのメディアのディレクションと「isuta」の編集長を務める。
桑田 沙羅(くわた さら) Tayori事業部 カスタマーリレーションズチームマネージャー
マーケティング総合会社で営業・ディレクターとして5年間従事、その後、SaaSカスタマーサクセス部門のハイタッチ組織での立ち上げ、マネジメント等を経験。現在は、Tayori事業部のカスタマーサクセス・カスタマーサポートを担当。
芝 裕也(しば ゆうや) Jooto事業部 営業チーム
新卒で株式会社JTB西日本(現 株式会社JTB)に入社。法人営業担当(主に新規)として、法人・個人の旅行企画営業を経験。その後、株式会社クラウドワークスへ入社。法人企業へIT人材の紹介営業を行いながら、インサイドセールス部門立ち上げを経験。2021年2月より株式会社PR TIMES Jooto事業部に参画し、現在はパートナーサクセスを担当。
話し合いと結果に対して妥協しない
「何度も話し合い、その結果に対して妥協しない」
2023年度通期社員総会、Follow the Public/Social賞を受賞した「It’s You」のプロジェクトメンバー。
当日のピッチと受賞スピーチから2023年度通期のチームの考えに迫ります。
It’s Youとは?
鳥居:It’s Youは、2022年4月にスタートした、PR TIMESで一緒に働く仲間の誕生日を祝う企画。
“もっとも讃えられる人、それはあなたです。あなたを中心に物事が生まれる日。”をテーマに、大切な仲間たちが生まれてきてくれたことを共に喜び合い、その人を中心に新たな繋がりを生み出すことを目的とした社内プロジェクトです。
※Follow the People賞を受賞した鳥居さんの記事でも紹介しています。
鳥居:2023年の9月から、Tayori事業部の桑田さん、Jooto事業部の芝さん、メディア事業部の鳥居の3人でプロジェクトを開始。
それまで月に2回開催されていた全社ランチの時間を月に1回に絞り、フリーランチが食べられる場ではなく、仲間の誕生日を祝う文化を醸成する「組織施策」であることを強調していきました。
今期のプロジェクトを運営するうえで決めたこと
鳥居:It’s Youは月に1度のペースで実施するので、会のマンネリ化を防ぐために、食事やケーキの発注先やコンテンツを毎回変えることを決めました。
うまくいかなかった企画に関しては、きっぱりとやめていくといったことも徹底。プロジェクトの目的がブレないように、何度も話し合いをして、その結果に対して妥協せずに取り組んできました。
<大切にしていること>
・マンネリ化を防ぐためコンテンツは毎回変える
・食事やケーキの発注先は毎回必ず変える
・うまくいかなかった企画はキッパリやめる
・目的のために何度も話し合うし、妥協しない
組織施策であることを大前提に取り組み内容をアップデートした結果、この半年間で、It’s Youが当社にとって重要な組織施策であることを認識してくれるメンバーが徐々に増えてきたのではないかと感じています。
鳥居:私たちは同じミッションの元に集まったメンバーなので、一緒に働く仲間を本当に心から称えたいと思える人たちが増えると、PR TIMESは、もっと強い組織になると思います。一人ひとりがさらに生き生き活躍できるようになれば、それは業績にも繋がるはずです。
It’s YouがPR TIMESの固有の文化となり、全従業員にとってなくてはならない存在となるよう、残りの半年間3人で走り切っていきたいと思います。
これからのPR TIMESを考える
今回の受賞を知り、どんな思いを感じたのでしょうか。
1年間、大切にしていたことや嬉しかったことそしてIt’s Youの魅力とは。次のメンバーへバトンを渡し、今後PR TIMESのプロジェクトとしてどうなっていくことを望んでいるのか、お話を伺いました。
全社プロジェクトに参加することの醍醐味
芝:僕自身は、2つの目的を持って全社プロジェクトに参加しました。1つは、事業部を越えて他部署の方と仕事を経験し、自身の視野を広げること。そしてもう1つは、PR TIMESのバリューやミッションへの理解を深め、自らインプットする機会を作ることです。自分の価値観を狭めないためにも違う環境に身を置き、バージョンアップしていける。全社プロジェクトにはそういった魅力もあります。
It’s Youは月に1回開催される企画ですが、参加された皆さんが会を通じて業務でもお互いを讃え合ってもらうきっかけになる場でもあります。プロジェクトメンバーとしては、実際に業務でお互いが刺激になっている、みたいなコミュニケーションの効果を聞けるのはやりがいを感じます。そして、It’s Youを楽しんでいただいた後に、お誕生日の主役がお祝いの花を持った写真が社内Slackに集まるのも嬉しいですね。
鳥居:It’s Youは単純に楽しい、ハッピーなプロジェクトですよね。芝さんが話してくれたように、参加する人たちが少なからず楽しんでくれているかもしれないと思うと、プロジェクトを担当する側としても喜びになります。誕生日って、きっとプライベートでも祝われることが多いと思うのですが、もう1つ、「毎年会社でもお祝いされる」イベントになると、会社に対する思いもポジティブになりますよね。
桑田:私自身は、これまでIt’s Youに積極的に参加していたメンバーかというとそうではなかったのですが、自分があらためて関わることで、全社的な視点を持つことができたのは本当に良かったです。PR TIMESのミッションに共感して入社したのですが、そのミッションへの思いを強くすることができたのは、このプロジェクトのメンバーとして取り組んできたからだと思っています。自分がIt’s Youへ主体的に参加することによって社内の繋がりを感じられただけでなく、参加している方々からもそういった雰囲気を感じられました。
今回、お誕生日の方は社内Slackの名前を変える企画もしたのですが、それをきっかけに「お誕生日なんですね、おめでとうございます」みたいな会話が結構いろんなところで見れたのは嬉しかったです。出社やリモートと働き方が多様なメンバーがいますが、日頃の業務がわりと分断されている中でもコミュニケーションが見られたことや、「メッセージカードがすごく嬉しい」と声をいただくようになったこと、そして本当に個人的なことを言うと、Tayori事業部の桑田ではなくて、It’s Youの桑田として認識されて、事業部での仕事だけだったら関わらなかった方とも接点が持てたのは良かったなと思いますね。
It’s YouがPR TIMESの文化になるように繋いでほしい
鳥居:It’s Youという社内プロジェクトは、これまでも前任のメンバーが大切に育んできたプロジェクトです。元々、強制的に人の行動を変えることなんてできないと思っていたので、急激な変化ですぐに成果を出そうとするのではなく、まずは、すでにある土台の上にコツコツと積み重ねていく必要があるという意識は結構あって。変えることを目的にしないように、これまでの積み重ねをリスペクトして大切にしながらプロジェクトを進めてきました。
次にIt’s Youを担当するメンバーには、これからも積み重ねを大切にしつつ、アップデートを重ねてPR TIMESの文化になるということを目指してほしいなと思っています。
繰り返しになりますが、このプロジェクトは組織施策です。私たちはひとりで働いているのではないし、お客様やさまざまなステークホルダーがいるからこの仕事ができていて、一人ひとりの仕事がPR TIMESが社会にとって役立つ存在になるために必要なピースなのだということを、It’s Youを通じて体感できるようになることを目指しています。そうすれば、意識が変わり、習慣が変わり、行動が変わるかもしれない。
わくわく感を大事にして、ポジティブに繋いでいただければと思います。
鳥居さん、桑田さん、芝さん、今日はさまざまな質問にお答えいただきありがとうございました! あらためてFollow the Public/Social賞の受賞、本当におめでとうございます。
※この記事は、2023年通期社員総会でのIt’s YouのFollow the Public/Social賞受賞時のスピーチ、および後日社内で行われたインタビューを元に作成されました。