「SaaS」のその先へ。我々が「SaS (Service as a Software)」を進行する理由。
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株式会社プレラナです。
先日、経営陣による戦略会議において、今後の事業指針となる重要な共通認識を形成しました。 それは、既存の「SaaS」ビジネスを単に拡大・延長させるのではなく、その進化系である「SaS (Service as a Software)」という新たな領域への進行を、本格的に展開していくというものです。
今回は、なぜ我々がこの結論に至ったのか。 その「定義」と「進行理由」について、社外の方にも共有可能な範囲で記述します。
■ SaaSとSaSの定義について
まず、両者の違いは提供価値の根本的な違いです。
- SaaS (Software as a Service) これまでの主流モデルです。ソフトウェアを「サービス」として提供します。 提供価値は「ツールの利用権」であり、主語は「ユーザー(人間)」です。ユーザーがソフトウェアを操作し、業務効率化を図るための「道具」です。
- SaS (Service as a Software) 我々が目指すモデルです。サービス(業務そのもの)を「ソフトウェア」として提供します。 提供価値は「業務の成果」であり、主語は「AI」です。ソフトウェアが労働力として自律的に動き、人間が手を動かさずとも、求めていた結果が納品される状態を指します
■ なぜ今、SaSを進行するのか
理由は大きく2点あります。
1.顧客が求めているのは「操作」ではなく「完了」である
多くの企業、特に我々が支援している建設や専門職の現場において、SaaSの導入は進みました。しかし、現場からは「ツールを使いこなす時間がない」「入力作業自体が負担だ」という声が消えません。 顧客の本質的なニーズは「便利なツールが欲しい」ではなく、「面倒な業務が終わっていてほしい」という点にあります。 道具を渡す(SaaS)だけでは解決しきれない課題に対し、労働力そのものを提供する(SaS)ことが、必要であると考えました。
2.技術トレンドの変化
生成AIの技術トレンドは、単なるチャットボットから、自律的にタスクを遂行する「エージェント型」へと移行しています。米国市場を見れば、特定の業界に特化したVertical AI(特化型AI)が、SaaSのUIを飛び越えて業務を代行し始めています。 かつてインターネット革命期に、海外の成功モデルをいち早く日本へ適応させた事例と同様に、この「Vertival AI」の流れを日本の商習慣に合わせて実装することが重要であると確信しています。
■ プレラナのアプローチ
我々は、いきなり現場のリアリティと乖離した完全自動プロダクトを作るわけではありません。
引き続き研修やコンサルティングを通じて、AIを用いた課題解決を行います。 その現場での実践(Human-in-the-Loop:人間介在型)の中で、形式知化されていない業界特有の知見やノウハウを用いて、さらにAIの精度と実用性を磨き上げていきます。
■ 最後に
我々がSaSを進行するのは、流行りだからではありません。 顧客の課題解決において「ツール提供」以上の解像度が必要とされ、かつ技術的にも実現可能になった今、最もクライアントの事業成長に貢献する手段だと考えるためです。
我々をSaaSの次のフェーズまで共に構築できる方を求めています。 興味のある方はまず一度、我々の描く戦略の詳細を聞きに来てください。