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【社員インタビュー】PDPでの日々を忘れられなくて。ウェディングプランナーが再入社を決意した日

ポジティブドリームパーソンズ(以下、PDP)を一度退職し、再入社した高田 綾。およそ20年にわたるウェディングプランナーとしての経験や、ユニットマネージャーを経験して得た豊富な知識を活かし日々お客様に向き合う高田だが、「PDPでもう一度働きたい」と決意した理由とは何なのか。

退職を経ても忘れられなかった、ウェディングプランナーの仕事とは

2022年12月現在「ホテルモントレ ラ・スール大阪」でウェディングプランナーとして働く高田。新郎新婦の結婚式づくりをサポートしています。

高田 「主な仕事は、ご結婚式当日まで新郎新婦と一緒に結婚式を作り上げていくこと。どんな結婚式にしたいのか、ゲストにどのような気持ちになってほしいのかを話し合い、式当日の進行内容を一緒に考え、引出物の組み合わせや席次配置のご説明などを行います。

ウェディングプランナーとして意識していることは、私のこれまで担当してきたご結婚式のご紹介をするとともに、自己開示をすること。

人生における喜怒哀楽の思い出が集約されるのが、結婚式です。ヒアリングの際に、まず自己開示して私自身がどういう人間なのかを知ってもらうことで、おふたりが過去の思い出を話しやすい空気づくりをしています」

そんな高田のキャリアは、そもそも式場に出入りするフラワーショップのいち店員から始まっている。そこから、系列の式場で結婚式に携わるサポート業務を経験したことをきっかけに、ウェディングプランナーとして働くようになった。

高田 「打ち合わせを経て一日を作り上げていくことが気持ち良く、満たされていく感じが私に合っていると感じました。ただ、4年ほど経ったときに一度ウェディングプランナーを辞める選択をしました。当時まだ若かったこともあり、徐々に責任の重さを感じ人の人生に関わる仕事だというプレッシャーから、逃げ出したくなったんです。

それでも、当時の充実感が忘れられず、『もう一度、ウェディングプランナーとして働きたい』と思うようになって。そのときに出会ったのが、PDPでした」

一度はウェディングの仕事から離れたものの、日々の充実感を求めウェディングプランナーに戻った高田。

高田 「数ある企業の中でも、PDPの企業理念は最も具体的で、共に働くメンバーを家族、仲間、お客様、ライバル、同志とみなし、自分だけでなく仲間のために頑張れると感じたことも入社の決め手でした」

PDPを退職して知った、共に働く人の大切さ。人への想いから再入社を決意

高田は、2008年にPDPに入社。まずは福岡で2つの会場を経験した。その後、2015年にはウェディングユニットマネージャー(以下、UM)に昇格。接客だけでなく後輩プランナーの育成や、会場の売上管理も任されるようになった。

高田 「UMのころに一時期、私とプランナー経験がほとんどない後輩3人の、計4人だけで仕事をしていたことがあります。

そのときは、PDPでの社歴の中で最も動き回った時期。お客様にご迷惑をかけてしまうこともありました。それでも、その後輩たちがお客様からは逃げないように、そして私がその後輩たちから逃げないようにと心に決めて、向き合っていったことで、大変な時期を乗り越えられました。

そのときのことは今も忘れられなくて。一緒に働いた後輩たちとは、その後も良い関係が続いています。その後輩たちがUMになったり、社内のコンテストで上位に入賞したりする姿も目にしています。大変でしたが、『あのとき、頑張って良かった』と思う経験でした」

そこでUMを3年務めてからは、白金台の結婚式場へ転勤となった高田。ここで最愛の母親との別れを経験する。それが、2021年1月にPDPを退職するきっかけだった。

高田 「以前、母が『ウェディングプランナーである娘を誇りに思っている』とよく話していると、人づてに聞いたことがありました。実は、私がウェディングプランナーを続けてこられたのは、この話が励みになっていたからなんです。

だからか、母が亡くなってからは仕事へのモチベーションがなくなってしまって、PDPを退職し、以前勤めていたフラワーショップに戻りました。ただ、この戻った先で人との関わり方に悩み、共に働く人の重要性を実感するようになったんです」

やがてフラワーショップを退職。「ウェディングプランナーとしてPDPに戻るか、他の式場で働くか」と考えるようになった。そして「人の大切さを知った今こそ、忘れられない上司、先輩、同僚、後輩がいるPDPに戻りたい」という想いが募り、高田は再入社を決意する。

高田 「最初に顔を思い浮かべたのは、お客様を楽しませる・悲しませないための考え方などを教えてくれた、昔の上司でした。ウェディングチーム全体が協調性に欠けたり目標に対して不甲斐ない結果になったりしたこともありますが、その上司のお陰で互いに鼓舞し合い成長することができました。落ち込んだときなどは、その方からよくアドバイスを受けていましたね。

他にも、メンバーの細かい変化を察知し、時間を割いて話を聞いてくれたり、導いてくれたりする人が多いことも思い出しました。それが、私の再入社の決意を後押ししてくれたんです」

「ポジティブ・カムバック制度」で再入社。仲間との関係が復帰の安心につながった

退職から9カ月後の、2021年10月に再入社。再入社にあたり高田が利用したのが、PDPの「ポジティブ・カムバック制度」だった。勤続3年以上かつ会社へ貢献してくれた人は、役員の承認を得てマネージャーとの面談を行い復帰が可能になるのだ。それ以外にも、面談や面接を経て再入社できる制度もある。

高田 「配属先も以前の経験を考慮してくれて、私の場合は、ウェディングプランナーとして再入社しました。また、若いときのように仕事を詰め込まなくてもいいと思ったので、正社員ではなく、アルバイトの常勤サポーターという働き方を選びました」

復帰時には、もちろん不安もあった。それでも、14年間PDPで働いたことで育まれたつながりが、その不安を払拭してくれた。

高田 「14年にわたり勤務したおかげで、顔見知りが各地にいます。これが私の強みです。職場にも、かつて一緒に楽しく働いた人がいて、それだけで安心できています。

また、配属された会場は、婚礼事業をPDPが担うアライアンス式の会場で、これまでの直営会場とは仕事内容が異なりましたが、その部分もレクチャーを受けたので、問題なかったです。『長年のやり方は変えなくていいよ』とも言ってもらえましたし、伸び伸びと働けています」

退職を数回経験しながらも、ずっとウェディングプランナーを続けてきた高田。プランナーの考え方として大切にしていることが2つある。1つは、責任感だ。

高田 「お客様からのお声の中で、よく『結婚式は一生に一回』という言葉を耳にしました。また、過去に上司からも『人の人生に足を踏み入れている以上、お客様に尽くす必要がある』と言われてきました。その責任感は、ずっと大切にしています」

もう1つは、新郎新婦だけでなく、その家族や参列者の心境まで考えること。

高田 「2020年からコロナ禍が始まり、今も続いています。そんな状況でも『この日のために』と集まってくれた方々が、式当日に困っている状況を作りたくはありません。

お父様が着替えに困っているかもしれない。お母様の着付けを待って、1人座っているご祖母様は、リラックスできるお部屋にご案内したほうがいいかもしれない。

いろいろと考えてしまうと、居ても立っても居られなくて、会場をいつも動き回っています。参列者が良い思い出を残せるよう、その瞬間にできる最大限の対応を考え続けています」

喜ぶ人を見て心が満たされる感覚を軸に、一緒に乗り越えてきた仲間たちと働いていく

高田が今描く将来の姿は、人の役に立つ仕事に関わり続ける自分。今後も、喜ぶ人を見て心が満たされていく感覚からはきっと離れられない。そんな確信を、高田は持っている。

高田 「今、こうした自分でいられるのも『ポジティブ・カムバック制度』があったからこそです。何よりも、過去に積み重ねてきた努力をそのまま活かせることが魅力ですね。

復帰にあたり、他社も選択肢に入れましたが、年齢を重ねたこともあってゼロから人間関係を築くのはリスクが高いと感じました。加えて、身に沁みついた自分流の仕事術を急に変えるのも難しく、ずっと一緒にやってきた仲間の元に戻れる制度は、精神的にも助けてくれたと思います。

また、再入社を経てあらためて感じるのは、PDPには上司と部下での垣根がほとんどないこと。疑問や悩みをすぐに相談でき、迅速に改善しようとするカルチャーがあります。メンバー同士で仕事をフォローし合ったり、誕生日を祝ったりもします。仕事の苦労をわかち合える仲間は、やっぱり大切だと強く思いますね」

高田の周りにも、家庭の事情などでPDPを退職したメンバーが何人かいる。ウェディングプランナーの仕事を嫌いになったわけではなく、それぞれの事情から退職しなければならないケースも、高田は目にしてきた。

高田 「私以外にも『外を見てきたけれどPDPのほうが良かった』と復帰する人がいます。また、復帰後どの会場に配属されたとしても、受け入れてくれる人がたくさんいます。

直接の知り合いでなくても、共通の知人がいたり、あるタイミングでたまたま一緒になった人に出会えたりするはずです。だからもし、PDPへの再就職に迷っている人には『安心して戻っておいで!』と強く伝えたいです」

14年間働いたことで育まれた仲間との関係性に支えられ、高田はPDPでの再スタートを切った。今度は、高田自身が仲間の立場となって、新たに再入社を決意したメンバーを支えていくだろう。それが、仲間の安心につながることを信じながら。

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